なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事65~
2月21日までの1週間の陽性率は2.8%(前週3.2%)、だいぶ低くなりました、
、
週間陽性率が2%台に落ちるのは2020年10月末以来で、
先週の独酌酔言的予想=2.7~3.0%程度の下限近くまで落ちています、
、
これは昨秋の陽性率の下限近い数字で、
あの頃はGOTOキャンペーンもあり、また季節要因(冬の到来)もあり、
それ以上陽性率は落ちることはなく、9週間で再感染拡大に転じました、
、
現状ではいつ非常事態宣言を解除するのか?が焦点ですが、
首都圏以外は2月末に解除されそうです、
首都圏はもう1週間頑張る、もしくはそれ以上、、、
、
◆緊急事態宣言を継続すると陽性率はもっと下がっていくのか?
陽性率はまだ下がるのか?
興味のあるところです、
、
現状の規制策が有効であるならもっと下がる可能性もありますが、
でも、そうでないなら、
下落傾向は緩やかになり、陽性率はこれ以上下がらないかもしれません、
、
独酌酔言的な予測として、、、
今週末までの陽性率はあまり下がらず『2.5%』くらいではないかと予測します、
、
現状の規制策ではこれ以上感染を押さえ込むのは難しいのかもしれません、
一定の効果はありますが、封じ込めるには至らない、という感触です、
完全に封じ込めるには中国武漢のような“完全なロックダウン”が必要なのかも、、、
、
9週間で再拡大に転じるとすると、5月初旬頃、
専門家も『現状で規制解除すると5月中に再拡大する可能性がある』とTVのインタビューで答えていました、
、
(各日までの1週間の平均陽性率)
陽性率 検査数 陽性者数
6月21日 0.5% 73911 435人
6月28日 1.3% 39103 526人
7月5日 2.6% 43392 1132人
7月12日 3.4% 57911 1980人
7月19日 3.8% 81922 3140人
7月26日 5.9% 80286 4742人
8月2日 6.0% 121121 7304人
8月9日 6.1% 164877 10094人
8月16日 4.5% 176032 7931人
8月23日 4.9% 143766 7033人
8月30日 4.4% 124531 5517人
9月 6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日 2.7% 132914 3573人
10月18日 2.8% 134620 3744人
10月25日 2.8% 139830 3878人
11月 1日 3.1% 147810 4612人
11月 8日 4.2% 140243 5940人
11月15日 5.5% 173776 9591人
11月22日 6.2% 217199 13502人
11月29日 6.1% 236143 14474人
12月6日 6.1% 251480 15445人
12月13日 5.9% 292670 17189人
12月20日 5.6% 330070 18593人
12月27日 6.1% 348965 21432人
1月 3日 10.8% 218184 23642人 ※年末年始で検査数が減少
1月10日 8.6% 460951 39821人 ※1/8首都圏 緊急事態宣言
1月17日 9.2% 450028 41521人 ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
1月24日 7.2% 536485 38365人
1月31日 5.7% 454648 26081人
2月 7日 4.3% 389517 16693人
2月14日 3.2% 349441 11037人
2月21日 2.8% 364258 10035人
※厚労省発表日報から集計
、
◆ちらつく五輪開催の影
ワクチン接種や緊急事態宣言解除の動きに五輪開催の影がちらついています、
、
東京五輪は2021年7月23日(金)に開会式が予定されています、
ホントに開催できるのかも大きな課題ですが、それはちょっと置いておいて、
、
仮に3月7日で規制を解除して、
昨秋と同じように人の移動や夜の飲食が再開されると、、、
、
5月~6月頃に再感染拡大に転じ、
その後、さらに5~10週後に感染ピークを迎え、
ピークは4~5週間は続く、というシナリオが書けます、
、
つまり、、、
五輪開催時期と感染拡大ピークがピッタリ重なるのです、
、
無観客、海外客の入国断念、選手は選手村に隔離、
と方法論はいろいろと検討されるでしょうが、、、
、
感染拡大ピーク時に五輪競技をTVで観戦する、、、って、どんな気分なんだろう?
スポーツの気迫が勝ってやはり面白いような気もするけど、
感染で苦しんでいる人に勇気を与えられるのか?
それとも観戦するような空気ではなくなるのか?
日本よりも感染状態が酷い国では五輪をどう観るのか?
、
難しい判断ですが、
五輪開催よりは感染拡大防止を優先すべきなのは間違いないような気がします、
医療従事者という資源を五輪に差し向けるのも矛盾と感じます、
、
でも、莫大なお金が絡む(放映権料やキャンセル料)案件だけに一朝一夕では解決できない、
新しい組織委員会会長の英断に期待します、
、
◆ワクチン接種のスケジュールも
政府や組織委員会が切り札と期待しているワクチン接種、
このワクチン接種スケジュールを五輪開催が後押ししているように思えますが、
残念ながら思惑通りには進んでいません、
、
世界的なワクチン争奪戦の中、ワクチンの絶対量が足らないようです、
世界中で増産体制の構築が進んでいますが、、、
充足するのはまだずいぶん先のようです、
、
日本国内でもやっと接種が始まりましたが、
ワクチン接種担当大臣の発言は歯切れが悪い、
医療従事者への接種人数が370万人からさらに100万人ほど増えたりして、
その後の65歳以上の高齢者への接種を五輪開会式までに終了する、というスケジュールに影響が出ています、
、
◆3カ月でワクチン接種3600万人!!??
高齢者への接種はもともと3月下旬から開始する予定でしたが、
ワクチン不足と医療従事者優先で、高齢者への接種は15日~1カ月程度遅れる見込み、
と、菅さんは答弁していますが、、、
、
そうなると五輪開会式まで3カ月~2ヶ月半しかありません、
高齢者の数は3600万人、最低限せめて1回目だけでも全員完了としても、
3600万人÷90日(長めにみて3カ月)=1日辺り40万人に接種する計算になります、
(2回目完了なら倍の80万人@1日)
、
これは医療従事者370万人(元の数字)なら10日間程度で接種終了!というスピードです、
現状ではとてもそんなスピードで接種は出来るとは思えません、
やりきれば、『日本の奇跡』と賞賛されるような偉業とも云えますが、
、
それでも五輪開会式が一つの目安になっている現状の予定案をなんとか堅持しようとする政府首脳の姿勢、
これはちょっと科学的でもないし、理性的でもない、
そろそろ現実を見据えた『ホントのワクチン接種計画』を発表してほしいものです、
、
五輪開催という呪縛から抜け出さない限り、
政府首脳の科学的で理性的な判断は望めないし、
科学的で理性的な政策も実現できないのではないか?と思っています、
、
◆ワクチン接種完了は2022年秋??
独酌酔言的な予測として、
『日本国内でのワクチン接種の完了時期』について、
、
おおむね国民の7割程度=約9000万人のワクチン接種が完了するのは、
2022年の9月頃ではないかと、ざっくり予測します、
、
今から1年半=18カ月、
=1カ月辺り500万人×2回接種=1000万回
=1日辺り33万回の接種
、
これでも相当ハードルは高いです、
ワクチン接種を望まない人たちもいます、
様々な問題でワクチン接種が困難な場合もあります、
ワクチン製造スピード、ワクチンの効果、免疫効果の期間など不確定因数がたくさんあります、
、
◆ホントに集団免疫は完成するのか?
政治家の中には“ワクチン接種”と“集団免疫”を関連付けて話される方がいらっしゃいますが、
ワクチン接種が行き渡れば『集団免疫』はホントに完成するのか?
これも、実はワタシはまだよく分かっていません、
たぶん完成するのだと思いたいのですが、、、
、
国民の7割に接種するのに1年以上かかるとすると、
ワクチンによって出来た抗体が1年は持つことが条件になるような気がしますが、
現状ではまだ『ワクチンで出来た抗体が機能する期間の長さ』の臨床データがありません、これから確認されていく事柄です、
、
仮にワクチンで出来た抗体が半年ほどで消滅してしまうとすれば、どうなるのか?
よく分からないのですが、、、
(今後、勉強!!)
、
インフルエンザのワクチンは毎年接種されていますよね、
つまり、、、
インフルエンザワクチンによる抗体は1年以内に消滅、
生きている間に何度も感染する人がいるので、感染で出来た抗体もいつか消滅している!!
インフルエンザの集団免疫は獲得していない、
(毎年流行しているのだから、これも間違いない)
インフルエンザとヒトは共存しているのか!!
、
という視点から見ると、、、コロナとも、、、
いやいや、、、
なんとか、人類の叡智で、なんとかコロナ時代からの脱却を実現して欲しい!!と切に願います、
、
、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます