テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事⑲~自粛延長は正しい!第2波はC型(欧州型)!?

2020年05月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事⑲~自粛延長は正しい!第2波はC型(欧州型)!?

1か月間の外出自粛・人との接触8割減の期限5月6日が迫ってきましたが、

どうやら、もう1か月全国一律で外出自粛は延長されそうです、

ま、これは正しい判断だと思います、

コロナウイルスと付き合って早3ヶ月ほど、たしかに辛い生活だし、経済もどうなるのか?大きな問題ですが、、、

やはり、ここはもう少し、もう少し、我慢の時が必要です、

◆北海道に第2波が!

北海道の第2波が強烈です、あっという間に第1波を凌駕、結構危ない状況です、

感染力が強いコロナウイルス、一旦収まっても、結局また再拡大することがよく分かります、

それと、気になるのが、現在感染拡大しているコロナウイルスは、国内第1波のA型(中国オリジナル)ではなく、C型(欧州型)ではないかということ、

これはちょっとバッドニュースです、

この辺りのついては文末にもう少し詳しく書きます、

◆各国の情勢、緩和の動きも、

NYでの感染拡大ピークは過ぎたということですが、まだまだ酷い状態です、

トランプ大統領は“再選を目指して”早く経済を再開させたいようですが、どうだろう?悲惨な明日が待っているかもしれません、

台湾は4月26日~5月1日の6日間、新規感染者がゼロまで持ってきました、素晴らしい、

有能な指揮官と合理的な判断施策の賜物です、

韓国も一旦抑え込みに成功したようです、

4月30日の国内新規感染者はゼロに、これは2月中旬以降初めて、

ただ、海外からの入国者で4名が陽性と判定されています、

やはりまだまだ水際検疫は大切だということ、

日本の第2波も海外からの持ち込みが原因と考えられています、

ドイツは4月15日に一旦外出自粛を段階的に緩めました、

これは、感染者1人から平均何人にうつるかを示す指標「実効再生産数」が0.9になった(つまり1人がうつす人数が1人以下=感染者は増えない)ことを受けての処置でしたが、、、

残念ながら、4月27日には再び1.0と増加傾向に転じた、ドイツ衛生当局は感染拡大が再び起こる可能性に触れ、注意喚起している、

いま、緩めると日本も同じ轍を踏むかもしれません、

これらの先行諸国の情勢は良きも悪くも教訓としなければなりません、

◆シンガポールでも感染爆発が発生!!

コロナウイルス対策では優等生だったシンガポールで感染爆発が起こったのには驚きました、

感染者数が、4月20日に一気に1426人増えて累計8千人を超え、

26日には1万3624人と1週間で5000人超の増加、感染爆発と云って良いレベルに達してしまいました、

シンガポールは人口570万人ほどの小さな国、

4月末で人口10万人当たりの感染者は260人を超えていて、これはもう手が付けられない状態です、
(ちなみに4月末で、日本は人口10万人当たり感染者11人ほど)

密かに、アジアの感染ピークは低いと期待していたのですが、、、

A型抗体保持説=アジアでは大規模な感染爆発が起こらない、

BCG接種有効説=シンガポールは厳格な予防接種を実施しています

この条件を満たす国シンガポールでの感染爆発の発生はちょっとショッキング、

ひょっとすると2つの説は淡い希望だったのか?

で、感染の実態を調べてみると、予想外の様相を呈していました、

シンガポール国内での感染者の多く(80%ほど?)は、海外からの出稼ぎ労働者だそうです、

当初、厳格な入国管理や感染者の隔離、感染経路の特定などで成果を上げ、3月末にはいったん終息の方向に向かうかと見えましたが、

4月下旬に感染爆発、その多くがインドやバングラデシュからの建設作業員だそうです、

彼らは3密状態の宿舎で生活しており、そこで感染爆発が起こった、、、如何にも有り得ます、

高度な保険医療体制を持っているというイメージのシンガポールにも光と影が、

富裕層での市中感染ではないようですが、思わぬところで足元をすくわれた感じです、

格差社会の実態を見せつけられる思いです、

ちなみにインド、バングラデッシュとも出生時にBCG接種を1度行っているようです、

さて、アジアのピークは低い説、BCG接種有効説は如何に??まだまだ、分かりません、

◆日本国内の感染拡大はA型(中国雲南省オリジナル)からC型(欧州型)に移行?

日本国内の感染者数は先週から上下はあるものの漸減傾向です、これは良い兆候、

が、感染経路不明者の比率が相変わらず高い、

これは流行の主体が、当初のA型(中国雲南省オリジナル)から、

欧米からの帰国者が持ち帰ったC型(欧州型)に移行したためと考えられています、

日本国立感染研究所がこのような見解を示しています、

北海道での再感染拡大もそのためかもしれません、

このC型(欧州型)は最新型で重症化、劇症化率が高いかもしれないと考えられています、

もし、日本国内にこのC型が蔓延しているとすると、より注意が必要と云うことになります、

もともと、『アジアでの感染ピークが低い』説の根拠は、

歴史的にA型との付き合いがあるかもしれないアジア人は、ある程度の免疫力があるのではないかという希望的観測です、

この理屈がC型に通用するのか?しないかもしれない、、、だから不安、、、という訳です、

◆新型コロナウイルスは現在A型、B型、C型の3タイプが確認されています、

新型コロナウイルスのタイプは3つ、おさらいしておきましょう、

A型(オリジナル)は中国雲南省でコウモリを宿主にしていたオリジナル、
(アジア人はこのA型と古来より疫学的な関連があったのではないかというのが、前述の『アジアでの感染ピークが低い』説) 

日本も初期の流行はこのA型です、米国西海岸にも渡りLAなどで感染拡大しています、

A型はなんらかの宿主(ハクビシン)を経て武漢に移動、

より効率的に人を宿主にするためにB型に変異、感染爆発を引き起こしました、

B型は欧州に渡り、欧米人にさらに効率的に感染出来るC型に変異、このC型がNYに流入、大感染爆発となりました、

コロナウイルス全体としては、由来地域の“アジア人を宿主にするのは、あまり得意ではなく”、

変異して、これまで接触の無かった“欧米人を好む”という癖があるかも、

というなにやら分かりやすいような、ホンマかいな?という話です、

でも、イタリア・スペイン、NYの致死率をみると、そういう気もしてきます、、、

が、未だ解明されていません、

やはり、C型が第2波として国内で蔓延するのはやはり避けたいですね、

もともと、A型免疫のある可能性があり感染ピークが低い、という希望的観測、

C型が増えるとこの説の根拠が揺らぐかも、

BCG接種有効説も揺らぎつつ、まだ可能性はある、

こんな状況での自粛緩和はやはり避けるべし、ですね、、、

ここはあと1か月、我慢延長戦、かな、、、

あ~、早くのんびりと呑みに行きたいです、、、