羽花山人日記

徒然なるままに

「ルシア」サロンコンサート

2024-08-10 20:47:06 | 日記

「ルシア」サロンコンサート

パラグアイアルパ演奏の第一人者、ルシア塩満のことはこのブログに何回も書いた。

わたしは彼女のフアンクラブ「パナンビ」の終身会員である。

そのパナンビから、8月10日に東京紀尾井町サロンホールで「ルシア塩満サロンコンサート」を開催するという通知が来た。

彼女のライブ演奏を聴いたのは、もう10年以上前になるだろうか。アルパは大ホールより、サロンのような身近な雰囲気で聴く方が好きだ。

そのようなコンサートに、もうあまり行くチャンスもないだろう。定員80人で満員で締め切りとある。カミさんの脚の怪我もそのころには治癒しているだろう。最寄駅から会場までの徒歩5分は炎天下でも大した問題ではない。

というわけで、さっそく申し込み、今日出かけてきた。

しかし、東京の地下鉄というのはなかなか複雑で、下車してから出口までに10分、そこから会場まで5分であったが、あまり汗もかかずに到着した。

会場は満席。顔なじみのフアンが多いらしく、和やかの雰囲気が漂っていた。

演奏はルシアのソロのしっとりした曲で始まった、久しぶりに聴く生演奏のアルパの響きに、鳥肌が立つ思いがした。そして、これに4人の演奏者が加わって盛り上がり、客席からは手拍子も出た。第一部は定番のコーヒールンバで締めくくられたが、その前に、2015年に亡くなったコーヒールンバの伝説的演奏者ウーゴ・ブランコを偲んで、彼の作品が2曲演奏された。ルシアは生前のブランコに会い、特別な思いを抱いているようだ。。

第二部では、ルシア作曲の「ひとりごと」、共演者の堂本さんが作曲した「風に舞う」が披露された。いずれもしっとりしたいい曲だった。

フィナーレに向けて、2拍子3拍子のポリリズムからなるパラグアイポルカの2曲が演奏され、アルパの古典的名曲カスカーダでコンサートは終わりを迎えた。

共演の3人の男性は、いずれも、ギター、チャランゴ、クアトロ、ケーナ、サンポーニャのなんでもござれの手練れたちで、ルシアを盛り上げ、見事なアンサンブルだった。

短い時間だったが、ルシアとも言葉を交わすことができた。

楽しい半日だった。しかし、もうこれで、彼女の生演奏を聴く機会はないかもしれないと思うと、ちょっぴり寂しい。

 

STOP WAR!


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3 コメント

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Unknown (KamijimaAkio)
2024-08-11 09:06:26
この暑い中、遠路「ルシア塩満サロンコンサート」を聴きに出掛けたとは、改めて山人さんの体力、気力に感心しました。さぞルシアさんも喜ばれたことでしょう。早速YouTubeで彼女のコーヒールンバを聴きました。
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天野明 (天野明)
2024-08-11 15:09:59
猛暑の中コンサートを聴きにいかれた山人さんの気力体力に驚くと同時に家と閉じこもっている自分が恥ずかしくなりました。ルシアさんとの会話もできて良かったですね。音楽に親しむ事は心の健康には最適ですね。「コーヒールンバ」を聴くと心弾みますね。
素晴らしい時間を持つ事が出来増したね。山人さんの趣味の範囲の広さに感服します。
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Unknown (山人)
2024-08-11 19:36:47
残されている時間を考えると、これが最後のチャンスと思うようなことが増えてきました。相沢君のおかげで趣味の世界が広がったことに感謝しています。もつべきは友ですね。
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