不 見 識
安倍元首相への銃撃事件以来,政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が取り沙汰されている。
1980年前後だったが、東大に統一教会(原理研究会)系のサークルが作られ、それを糾弾する学生との間で、時には暴力を伴う揉め事があり、知っている学生が怪我を負った。
また、知人から,家族が統一教会に入信し、家運を傾けた悩みを聞いたこともある。
そんなある日、親戚で東大OBの方のお宅に伺った折、テーブルに「東大新報」という新聞が置いてあるのを見かけた。この新聞が統一教会系の団体が発行しているものだとお話したところ、びっくりして購読をやめると言われた。
従来からあった「東京大学新聞」と紛らわしい名前で,OBに電話勧誘をして購読者を獲得していたらしい。学内でもそのことが問題になっていた。
このような「擬態」によって,この組織はいろいろなところに触手を伸ばしていたらしい。この擬態にひっかかって,関係を持ってしまった政治家がいるかもしれないが,報道されているところを見ると,多くの政治家が,統一教会系の団体と承知の上で,政治資金をもらったり,行事に祝意を表したりいている。以前,安倍元首相が,社会的に話題となった信者の集団結婚式に祝辞を送ったことを知ってびっくりしたが,政治家たるもの,支援したりされたりする組織がどういうものであるかを自覚すべきである。
暴露された段階で,言い訳したり開き直ったりしても,やはり不見識のそしりは免れないだろう。
チェスキー・クルムロフ
歴史的町並みの景観が忘れられない。(2006年撮影)
STOP WAR!
チェコのチェスキー・クルムロフには20年程前に行きました。
言い訳の口実に腹立つ思いです。