Haruの庭の花日記 Haru's Garden Diary

日々咲く花達に庭で出会い、その優しさに心癒される日々です
花を眺めながらおしゃべりしています

イングランドの思い出(3) 6/16~18 ダートムーアからトーキーへ

2015-07-13 | 海外旅行


さていよいよダートムーアへの出発です!
ムーアMoorとは荒野という意味
ここはイングランドの南西部に広がる広大な国立公園ですが
ガイドブックには小さい地図で1ページのみ
とっても行くのは無理って思っていた場所です

デボン州に存在するこのダートムーアは
アガサ・クリスティAgatha Chiristie、ジョン・ゴールズワージーJohn Galsworthyなどの作家に
関連している場所で主人のこだわりでした~!

ガイドも請け負っている美穂さんのB&Bを見つけてラッキーでした!
行きたいところを列挙したメモを渡して
まず案内されたのはヘイトアにある‘ムーアランド・ホテル’




ここでアガサ・クリスティが最初の小説「スタイルズ荘の怪事件」を書きその舞台になったホテル
リビングには彼女の写真が掲げられています


あちこちで車を止めては案内してくれて後はすべて歩きます




まさに荒野、先に見えるのがヘイトア
あそこまで登りましょう!って言われてびっくりしましたが
おしゃべりしながら歩いてるうちにここまで来てさらに足元まで・・・
上に登って見渡したら気持ちが良かったですよ~♪


日差しの気持の良い最高の天気で青い空に白い雲がきれいです~
お天気も私たちに味方してくれたようでうれしかったですね~




はるか向こうに見えるのはハウンドトア
ここへも途中まで登りました

どこまでも雄大なダートムーアに感動して
イングランドにいるというのを忘れているような風景でした






大きなバス道は1本ヘイトアあたりには走っているものの
案内してくれるところへは細くてすれ違えないほどの道で
しかも両横には木々が茂って道のほかは何も見えないんですよ~

霧の出やすい場所でそうなるとちょっと先も見えず身動きが取れなくなるとか・・・
わかります!

Peteは道に詳しくてホントにガイドをしてもらって良かったです~♪



5時間余りのガイドを終えてダートムーアの中のウィデコム村にあるB&B‘Berrywood’へ


B&B Berrywoodはまさに大自然の中




心地よいとっても素敵なB&Bで美穂さんの心遣いも最高!


部屋の窓からの眺めは




こんなに雄大で周りにはほぼ家もなくこんなところにいることに安らぎを感じました~♪


ウディコム村はアガサの小説の中のMiss Marpleが住んでいる村のモデルになっているとか
教会を中心にした可愛い村でした




夕食は



教えてもらったRUGGLESTONEという古くからある村のPUBへ



村の人たちの楽しみの場のようで
カウンターにもたれてビールなどを飲みながら楽しそうにおしゃべりしている人たちで
一時は満員でした~♪

9時半ごろまで明るいので村をゆっくりと散策して夕食後の一時を過ごしました~♪


一人旅も楽しかったのですが
やはり感想を言い合いながらのおしゃべりタイムもある旅は楽しくホッとしますね~(*^_^*)



さて翌朝は早起きして
最寄駅ニュートンアボットまで送ってもらって
列車を乗り継いでアガサ・クリスティの別荘行のスタートです!


そうそうアガサ・クリスティーはここトーキーの生まれで
一時はイングランドのリビエラ海岸と呼ばれ華やかな保養地だったそうですが
今では少し廃れた保養地という感じは熱海を思い起こさせました(笑)


私たちもアガサが新婚旅行泊まったというグランドホテルに今夜の宿をとっていたので
大きな荷物を預けに行ったのですが
駅のすぐ横で海の前にあるホテルはその点便利でした

トーキーからペイントン Paigntonまでまた列車で行って
そこから別荘グリーンウエイGreenwayまでは蒸気機関車で出かけます




こんなかわいい蒸気機関車が数両の車両を引っ張って
久しぶりの真っ白な煙を味わいました
ここの名物の保存鉄道だそうです



こんな海辺を走って行きます




グリーンウエイの駅では学生の団体と一緒で
私たちはゆっくり歩いて離れました~~(笑)


ここからは別荘までは3,40分歩かないといけないんですよ~!
心配した道ははっきりとしていて



こんな道標が安心につながりました




だってこんな道をてくてくと歩くんですよ~^

今回の旅ではホントに毎日数時間は歩いています!
でもこういう道を歩くのは大好きで楽しく歩きました~♪


そしてとうとうやってきましたね、アガサ・クリスティーの別荘 グリーンウエイGreenway



ここもナショナル・トラストが管理していて
各部屋で質問に答えたり説明をしてくれたり丁寧な応対です


ここも素敵な部屋ばかりなんですがきりがないので少しだけ見てくださいね



アガサの写真が飾られ




窓の外には広大な庭が広がり気持ちの良い場所です




2階の部屋には初版本が並んでいる場所があってどれを読んだかなと眺めていました(*^_^*)




庭に咲く花でしょうか、ほっとする心遣いでした


庭に出て歩くと海辺に出ます



砲台ですがここも近くのボート小屋も小説の事件現場になっていて
ポワロが駆けつけて解決の道を探すんですよね!




向こう側にはこんな風景も見えてホントに広い場所にある別荘でした!


美穂さんのおススメでここからすぐの終点 Kingswareキングスウエアまで行って
フェリーで5分ほどの反対側に見える Dartmousダートマスに渡ってみました



ダートマスはこんなかわいい家の並ぶ港でした~♪


素敵な一日を過ごしてトーキーに戻り



トーキーの海辺を歩きながら
ゴールズワージーの「林檎の樹」の中のミーガンが
この辺りを彼を探して必死になって歩いたんだなと
本の中に感情移入していました・・・



さて翌日の午前中は更にコッキントン村へ出かけました


アガサが馬でよく散歩に出かけたという村でトーキーからは歩いて30分ほどとか・・・

イングランドでは足の長い歩幅の広い人による時間なので
私たちにとってはいつでも2割は余計に時間がかかるように思えました~(笑)


ホテルで道を尋ねて通りの名を確認しながら住宅街を上って行きました
緑のトンネルを抜けた先には



コッキントン村の茅葺の家が見えました!
ここへアガサは馬で来ていたのね、なんて思っていると
馬の乗った人が通って今でも乗馬道があるんだなって感激しました




どこを歩いてもこんな感じなんですが
どうも観光用にもなっているようでちょっとがっかり・・・
あまりにも大自然を見てきたからでしょうか・・・




昨日に続いてクリームティ―を!
デボン州はあちこちで乳牛が飼われていてクロテッドクリームの本場で美味しいでしたよ~
赤いポットの紅茶もたっぷり入っていて添えられた牛乳もたっぷりでした~♪




すでに林檎の実がなっていて



足元の草原にはイングリッシュ・デージーとバターカップの花がかわいいでした~♪


午後からはいよいよ列車でドーチェスターに向かいました~♪♪


長い記事を見てくださってありがとうございました
コメントは気になさらないでくださいね~

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする