ビンボー生活マニュアル

いかに安上がりに過ごすか

編集部『立ち読みでも良いから読んで欲しい』20日発売の週刊少年マガジン読み切り『聲の形』が大反響。

2013-02-23 12:59:56 | 日記

立ち読みでも良いって週刊少年マガジンの編集部員の『お墨付き』が有ったんで、昨日、本屋に出掛けた折り、週刊少年マガジンを立ち読みする事にした。でも、置いてあるのはレジカウンター前の平台。非常に立ち読みがし難い場所に置いてある上に、何と、輪ゴムを掛けて立ち読みが出来なくして有る。残りは3冊のみ。コンビニに行って立ち読みしようかとも思ったが、既に売り切れているかも知れないし、再び本屋に出直すのも面倒臭い。その間にマガジンが売り切れても困るんで、思い切って買って見る事にした。

『「本当に全ての人に読んで欲しい漫画です。(…)立ち読みでも良いです」週刊少年マガジン編集部の一員が、こんなtweetをしたある漫画が大きな話題になっている。それは、普通学級での、聾唖児童に対する虐めを扱った「聲の形」(こえのかたち)だ。2013年2月20日発売の週刊少年マガジンに61Pの読み切りとして掲載された。「聲の形」は、漫画版「マルドゥック・スクランブル」(原作:冲方丁)の作画で知られる大今良時さん(23)の作品だ。19歳の時に描いてデビューのきっかけとなった、同名のマガジン新人漫画賞受賞作を下敷きにしている。 冒頭の呼び掛けをした別冊少年マガジン(別マガ)の班長(編集長)のtweetによると、受賞当時、原型は「内容の際どさ」からNGが出て、どこにも掲載されなかった。その為、大今さんは読み切り掲載の無いまま、「マルドゥック・スクランブル」で異例の連載デビューを果たした。これがヒットし、読者に支持されるのを見た別マガ班長は「やはりどうしても受賞作を読者に読んで欲しい、読んで貰うべきだ」との思いを捨てられず、講談社の法務部、弁護士、そして全日本ろうあ連盟に作品を見せて、協議を重ねた。その結果、全日本ろうあ連盟からも「何も変えないで良い。有難う御座います」との「お墨付き」を得て、別マガに掲載する事となった。原型は読み切りながら人気1位を獲得してしまったと言う。今回「週刊少年マガジン」に掲載されたのは別マガに掲載された物の翻案だ。紙面を見てみると、欄外に「『すばらしい!』『でも載せていいのか?!』編集部に激論を巻き起こした、余りにみずみずしい青春!」と書かれている。一体どんな内容なのか。粗筋は以下の様な物だ。通常学級に転校して来た聾唖の女子児童が、補聴器を壊される等の虐めに会う。虐めは或る男児を中心核とし、学級全体に蔓延していた。女児はひっそりと転校していくが、数年後に反省した男児と再会し和解する。読んだ人の間では、学校と言う閉鎖的な空間の中で、大人と児童が共犯者となって起こる「虐め」の雰囲気を、克明に描き出した筆力に感心した人が多かった様だ。Twitterや2ちゃんねる等では「漫画力高いよなあ、作者はどういう勉強と言うか取材したらここ迄生々しい人間を描けるんだ」「何と言うかすげー人間を良く観察して、嫌らしさを徹底的に描いてるなぁって思う」と言った感想が相次いだ。一方で、作中のエピソード同様、補聴器を壊された経験が有ると言う聴覚障害者の男性は、Twitterで「聾唖の少女が余りにも受動的な良い子過ぎて俺は凄く駄目なんだ。俺はもっと喚くし反撃もするし精神歪むがあの子が余りにも良い子で有り続ける事に違和感が有るんだな。同様な環境に居たも者して。求めていたのは融和では無く拒絶。それが俺にとってのリアルで有り願望だから」と複雑な心境を吐露している。21日18時現在もTwitterには「聲の形」を含むtweetが4,000件近く有り、賛否両論併せて大きな反響を巻き起こしている。』

週刊少年マガジンかぁ。長い事立ち読みすらしていなかったなぁ。福本伸行が『無頼伝 涯』を連載していた頃は、この作品を読む為だけに立ち読みをしていたモンだが、ありゃもう12年も前ですか。光陰矢の如しとは良く言ったモンだ。

価格は¥260円。創刊当初はの定価は¥40円、同年5号で¥30円に値下げ。ライバル誌であった週刊少年サンデーに価格を合わせたんだよね。創刊から54年で約6.5~8.7倍ですか。まぁ、54年も経ってりゃなぁ。

手に取ったのが12年振り、実際に購入したのは、もぉ、遥か昔々だね。

で、問題の『聲の形』だ。オリジナル版『聲の形』は、長年お蔵入りしていたが、『別冊少年マガジン』2011年2月号にて念願の掲載を果たした。オリジナル版は45Pの作品だが、今回掲載されたのは、リメイク版でページ数が61Pに増えている。

ん~っ、ストーリーの成り立ちを根底から崩す様な発言になると思うんだが、聴覚障害者用の『聾学校』に通えば良かったんじゃないのかね? 今は『聴覚障害特別支援学校』とか、呼び方を変更しているらしいが。

やっぱ障害を持った人間が、健常者と同じ学校に通う事自体に無理が有ると思うんだがなぁ。

何でもかんでも、全て健常者と同じ様にしたいんだろうが、そりゃやっぱちょいとねぇ。

これって、親の責任だろ? 現実には、物凄い障害を持った我が子を、健常者用の普通のフツーのガッコに無理矢理入れて、一人悦に浸っている親がいるから困り者なんだが。ほぼ寝た切りで、他者と意思の疎通さえままならず、糞尿も垂れ流し状態。世話をさせられる教員やクラスメイト(?)はいい迷惑だぜ。

まぁ、ストーリー的には面白かったし、絵も良かった。扱っているテーマがテーマだけに、愉快な物では無かったが。オリジナル版が読んでみたくなったな。

当時、『別冊少年マガジン』に掲載されたオリジナル版『聲の形』は反響を呼び、該当号の読者アンケートで主力連載作品を押さえて第1位を獲得したんだそうだ。

作者は女性だそうだ。YouTubeに講談社がUPしている『【別マガ】「マルドゥック・スクランブル」大今良時が作画風景を公開!』シーンで、お顔が拝見出来るかと思っていたが、顔は映っていなかったな。残念。

週刊少年マガジンねぇ。相も変わらず、やっぱ少年向け週刊誌ってーのはホント紙質がボロいし、インクの発色もイマイチだな。販売価格を抑える為なんだろう、これじゃ手に取っても、中々読む気はなれんない。

この作品の教訓。障害が有る場合は、無理せずに『特別支援学校』に通うが吉って事だよな。

作者が意図した物とは、明らかに違うと思うんだけどもね。