【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

軟鉄鍛造 HBS-16 アイアン

2022年02月21日 20時52分00秒 | ゴルフ


HBS-16 アイアンの発売と共に
ウッド・アイアンシャフトともにリニューアルしています。

多くの方の感想は使う前と真反対…

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以前のバージョンよりも 重いヘッドになり
柔らかいシャフトにしています。

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5年位前の弊社で作れた一番柔らかいドライバーの数値よりも
遥かに低いアイアンの数値で作られた方もたくさんいらっしゃって
ヘッドの重さも伴ない 5番アイアンで140cpm
を切るようなモノもあります。

大方の想像では 重いヘッド・柔らかいシャフトだから
以前よりも 飛ぶ! だろう と考えられていますし、
今回のアイアンのスペックは
ストロングロフト以上に「飛び」を意識して設計しています。

ところが 使われている方の感想は
アイアンだけでなく ウッドにしても
飛ぶ よりも 曲がらない と言うものが多いです。

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飛び・・・に関しては
飛距離が伸びた と言う方も勿論いますが、
それよりも 今までの距離を
大袈裟には半分… 今までの7割程度の労力で打ててしまう
という感想が殆どです。

面白いですね。

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一般的に使われている
軽量スチールシャフトの半分の数値(振動数)
 280cpm ➟ 140cpm
一般的な ワンフレックス  S➟R の差が10cpm
と言われていますから 14フレックス
XXXXXシャフトとLLLシャフト位の差があり、
半分の硬さのシャフトに 100g近く重いヘッドが
装着されていますから、比較すると
 
ひものようなシャフトにくそ重いヘッドが付いている
どう考えても 飛び重視 に思えますが…。

面白いものです。


L型ブリストルパターがそうですが、
兎も角 直進性がすごい。

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ホント 手前味噌ではありますが、
ゴルフクラブ史上、
最高の直進性を誇るパターですが、
パターだけでなく、アイアン、ウッドも
それに近づきつつあります(^_-)-☆

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ゴルフクラブの調整 は有効❓

2022年02月21日 15時30分53秒 | ゴルフ

ライ角度やロフト角度など
調整やフィッティングの仕事がたびたびあります。

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ボールがつかまらないや
左に引っかかる など症状は色々だと思いますが、
軟鉄のアイアンだから 物理的には調整は簡単です。
1セット 調整だけなら30分もかかりません。

ですが、その症状がライ角度やロフト角度のせい
とは限りません。

スナップショット 1 (2012-10-26 0-58)

ご依頼の際は
✋スイングや総合的なクラブ診断は抜きに
 単に ライ角度・ロフト角度を指定して下さるか
✋スイングも含め、クラブ診断をして
 その症状を取り去る原因を見つける方がよいか
正直におっしゃって下さると助かります。



ご本人が上手く打ててない なんて言いません。
私達は アマチュア…言葉悪く言えば 素人ですから、
上手く打てないのはある意味、当然。

そうでなく、
『つかまらない』
『ひっかかる』
『ボールが上がりすぎる』
『ボールが上がらない』
などの原因は もう少し複合的な要素で生まれます。

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スイング、クラブの扱い方との兼ね合いもありますが、
ライ角度やロフト角度は
『使う方の体力』や
『装着されているシャフトの硬さ』
『ヘッドの重さ』
と『ロフト角度やライ角度』
の兼ね合いになります。
   特に シャフトの硬さは一番比重が重いですね…。

ライ角度の調整が有効な場合は
ソールの傷の位置 (ヒール~トゥ方向) と
フェース面上のボール痕(ヒール~トゥ方向) が
一致している場合のみです。
001
ソールの傷は トゥ側にあるのに
フェース面上の打点(打痕)がヒールにある場合など
ライ角度を プラスマイナス2度調整しても
ほぼ何も効果はありません。

また ライ角度はロフトの立ったモノに対しては
あまり出球の左右方向への影響は大きくなく
30度よりも立ったロフトの場合、
2度程度の変化では 方向を左右しません。
45度よりも寝た、大きなロフトの場合
ライ角度の方向への影響はかなり大きいです。

で、困ったことに市販のアイアンセットは
全体の中で ウエッヂのシャフトが硬めのことが多く
シャフトの硬さの流れ、セットとしての流れが
崩れていることがとても多いことです。

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ライ角度は使う方のヘッドスピードと
シャフトの硬さに非常に左右されます。
硬いシャフトを使う場合は
 やや寝た…数値の小さいモノでも使えますが
柔らかめのシャフトを使う場合は
 やや立ち目、アップライトな方が使い勝手は良いです。

ですが、ライ角度は使ううちに
そのライ角度に応じて 無意識に、そこそこ時間をかけて
ボールとの距離を変えたり
構え方が変えてしまう、変わってしまうこともあるので
フラットにすれば、アップライトにすれば
万事解決するモノでもありません。


と 同時に
 硬いシャフトを自分からしならせて使うように成れば
 また話は変わってきます。
やはり 使うのは人間なんだ というコトです。


また ロフトに関しては
ボールを立てる調整に関しては
ロフトを立てると それと同量バンス角度が減ります。
ロフトを寝かして打つ傾向のある方や
煽り打ちが多い方などは
数値としてのロフトが立っても
 実質使用ロフトは変わらなくなるので
調整の意味はありません。

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ロフトに関しても、ライに関しても
まあ、例外がない と言って良いほど
調整が必要な方は キツイスペック
要するに 硬くて使いきれていないシャフトを使っています。

厳しい言い方ですが、ライ角度には疑問を抱くのに
シャフトの硬さには疑問を抱かない というコトの方が
問題を深くすると「わたしは」感じます。

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