イーダイブ スペシャルトリップ報告☆

ediveオペレートのインドネシア・コモドクルーズ、インド領アンダマン諸島クルーズのSPクルーズ報告!

インド・アンダマン諸島クルーズ(海版)

2011-04-04 | 2011/3 インド領アンダマン諸島クルーズ
陸編のアキから引き継ぎました。
奴は今頃バリのいい波でサーフィン三昧してるんだろうな、きっと、、凄く羨ましい!
ところで、アキの報告でもあるように、インドの陸の方は予想外にすんなり行き過ぎて「こんなに問題無いときっと後から罰が当たるんじゃないの?」と言い出す人も居たくらい。まぁ、去年の事もあって事前情報で脅かしすぎてたってのもあるし「インド人嘘つかないね!」とか言っちゃってるし、、泊まったホテル「ラディソン・チェンナイ」は去年泊まったホテルより数倍良かったけど。

さて、今年のアンダマン諸島は一言で言うと天気に泣かされました....
太陽を見たのは初日と2日目のバレン島の噴火している火山の脇にひっそりと佇む午前中のひと時だけ。あ、クルーズ下船日は晴れ渡り逆に暑くて不快でした。この日は別に曇ってても良かったのに。それにしても3月だというのに一体この天気は何なんだ!
この天候が罰だったのだろうか?

その頃タイでもシミランのあるアンダマン海側、サムイやタオのあるタイ湾側の両方が荒れ狂う天候に大変な状況になっていた。インドより酷い事になっていたようで陸地では洪水、海では大波、地球の異常を心配せずにはいられませんでしたよ。

3月23日
【Fish Rock】
ポートブレアーの南に位置するパッセージ島の近くの隠れ根
リチェリューのように根の上の水面に出てるところがあるが、そこに水鳥達が多く群れていて、何か雰囲気抜群!

透明度10~20m
水温27度
流れ シミラン海域ではあまりない激流(ところどころ複雑な流れ)
見られた魚
マンタ、マダラトビエイ、ロウニンアジ、カスミアジ、ツムブリ、ナポレオン、カンムリブダイ、ブラックフィンバラクーダ、ピックハンドルバラクーダ、群れ群れ
キンギョハナダイぐっちゃり、ヒメフエダイ群れ、オキフエダイ群れ、ヨスジフエダイ群れ、ニセクロホシフエダイ、ムレハタタテダイ、マダラタルミなど群れ群れ

チェックダイブから激流です。チェックダイブのチェックをアキと二人でスキンで行った時はそんなに流れてなかったのに、、でも、ゲストはここで1日潜って疲れ果てました。
ぼくは噂のセレブお姉さまM穂ちゃんにマンツーマン付きっ切り、お手手繋いで体験ダイビング並みのチェックダイブ。最初はかなりビビッてたけど6年ぶりのダイビングを乗り切ったM穂ちゃん、見かけによらず根性アリ!そんな感じのダイビングだったからあまり潮の当たっている場所には長く居られなかったが、個人的に相当好きなポイント。特にキンギョハナダイの群れとナンヨウキサンゴのコラボが最高!去年と同じくゲスト受けはあまりしなかったが、、、











3月24日
【Barren Is】
透明度15~30m
水温26度
流れ 所により
ポートブレアーから10時間、活火山の島。頻繁に噴煙が上がるし雰囲気は最高!
海の中は黒砂でところどころ溶岩が流れ込み、去年の地形と変わっている場所もあった。
2日間このバレン島を潜り倒します。いわば今クルーズのメインのダイブサイト。
1日目は西側を中心に潜ります。スロープとドロップオフが交互に訪れる地形。地形的には飽きることなく潜れたかな。目立つのは壁際にこちらでは少ないコガネスズメダイが多く見られ、逆にこっちでは多いヤマブキスズメダイがが少ない。それと、こんなにぐっちゃりと固まって群れているエバンス達は初めて見た。全体的に魚影はそれ程でも無かったが、普段潜る事の無いドロップオフと黒砂であっという間に1日が過ぎていきました。
ダイビング中にもっと太陽の光さえあれば、また違った雰囲気になったであろう。。
それもあってどちらかと言うと、マクロが楽しかったポイント多し。
追伸
パヌニー社長のJakrinがシャークフィーディングをやろうと言うので見ていると、何のことは無い網にただマグロの頭ののぶつ切りをいっぱい詰め込みブイをつけて水底10mくらいの砂地に放置するってだけ。ダイビング中に見に行ったが、放置後すぐに網ごとどこかに消え去っていた。。。
見られた魚
マンタ、ブラックフィンバラクーダ、ナポレオン、ホワイトチップ、ゼブラヤッコ、ツースポットバスレット、コウリンハナダイ、Silverstreak Antius(カシワハナダイっぽい)、フラッグテイルシュリンプゴビー、オーロラゴビー、アケボノハゼ(最浅12m)、リュウグウベラギンポのコロニー、コガネスズメダイ多数、エバンスアンティアス多数















3月25日
【Barren is】
透明度15~30m
水温26度
流れ 程よくあり
昨日と逆側の東側を潜る。去年の地形が地すべり?溶岩の流入??により変わっていた。目印の海中仏像も消え去ってしまっていた、、雰囲気は西側と似ているがパヌニーの社長のJakrinが見つけたというマンタのクリーニングステーションには1枚のマンタも来やしなかった。。。でも棚の上は黒砂のサンドガーデン、沖出しするとドロップという地形も面白い上にソフトコーラルが多く見られた。特にイソバナ類とウミトサカ類。それとこちらでは何処に行ってもナポレオンが多くて大きい個体がいる。それと言い遅れたが、こちらアンダマン諸島でも昨年の水温温暖化の影響か水深15m以上は多くの珊瑚がやられていてほぼ壊滅状態でした。残念です!午後から西側に戻りのんびりダイブ。こっちには3枚のマンタがドロップオフの棚の上でずっと捕食していました。
見られた魚
マンタ、ギンガメアジの群れ(500匹くらい)、イソマグロ、ツムブリ、ナポレオン、ムレハタタテダイ、ブラックピラミッドBF、ゼブラヤッコ、イエローヘッドBF、ツースポットバスレット、アケボノハゼ(10m)、コガネスズメダイいっぱい、キンギョハナダイ&エバンスアンティスいっぱい、ガーデンイール、リュウグウベラギンポいっぱい、












3月26日
【South Button Is】
透明度10~15m
【Cambell Shoal】
透明度20~25m
水温27度
流れ なし
この日も雨降り、、バレン島から南西へ6時間ほど移動。サウスボトン島とキャンベルショールという隠れ根で潜った。サウスボトンでは完全なマクロダイブ。こちらでは見れないスパインチークアネモネが見れた。しかもトマトと一緒に生活していた。キャンベルショールではロウニンやカスミやイソマグロなどの回遊魚の捕食活動を主に楽しんだ。今回で一番波が高くなったポイント。。帰りに壊れた船を曳航して国際親善に一役買ったパヌニー号でした。
見られた魚
スパインチークアネモネ、トマトアネモネ、ニシキフウライウオ、スターリードラゴネット、シモフリタナバタウオ、ウコンハネガイ、タルボットダムゼル&クジャクスズメいっぱい、サラサハゼ、フタホシタカノハハゼ黄化個体、ナポレオンいっぱい。
ロウニン、カスミ、イソマグロ、等。。















3月27日
【Have Lock Is】
透明度10~15m
流れなし
【Minerva Ledge】
透明度15~20m
流れなし
この日も朝から曇天模様でいつ降り出してもおかしくは無い感じ。ある意味この日がメインの方も数名居るエレファントスイミングです。【Have lock】島の東側のビーチは去年より透明度が悪くて日の光が無いあまり良いとは言えないコンディション。でもMr.jakrinのブリーフィングのあと5名がエントリー。皆さん頑張って撮影していました。今年も象のラジャンは健在でなんとか無事に問題なく催行できました。ホッ。
【Minerva Ledge】は個人的には一番お奨めポイント。沖にあるトップが18mの隠れ根で深いのでナイトロックスで潜るのがベター。魚影が濃くソフトコーラルも震度が深いので元気。特にミズガメカイメンがそこらじゅうにあって、大きさも今まで見たことの無いものが多くあります。回遊魚もガンガンで、前に潜ったコモドの「タカトコ」に匹敵するくらいの巨大ロウニンアジの群れにも会えました!
見た魚
象、、ロウニン、カスミ、イソマグロ、ホワイトチップ、ホシカイワリ、インドカイワリ、ナポレオン巨大、ギンガメ群れ、イソマグロ群れ、ブラックフィンバラクーダ群れ、バラフエダイ&イッテンフエダイ&コロダイ&ヒメフエダイ&マダラタルミ&サザナミトサカハギ&テングハギモドキの群れ群れ群れ。







とまあこんな感じなんですが、ガイドをしていたので自分で写真を撮ってません、、、
ワイドの写真は好き放題に写真を撮りまくっていたMrJakrinとその姪っ子のDowちゃんからもうすぐ届くはずなんで、届き次第に順次UPしていきますね。
ワイド好きの方はしばしお待ちを~
でも本当に太陽が恋しくて恋しくて仕方なかったトリップでした。。。。








平川 恭