イーダイブ スペシャルトリップ報告☆

ediveオペレートのインドネシア・コモドクルーズ、インド領アンダマン諸島クルーズのSPクルーズ報告!

第4回奇跡の海!ラジャアンパットクルーズ 2013年3月20日~28日 by Kyo

2013-04-11 | 2013/3 ラジャアンパットクルーズ


1月の第三回に引き続き,満員御礼の第4回ラジャアンパットクルーズに3月20~28日の日程で行って来ました。

それにしても,,,いや~,相変わらず遠い。。しかも8泊9日全26ダイブ。カオラックに戻ってくると,平川はいつも浦島太郎のような状態です。

19日にジャカルタの空港で集合した後,前回擦った揉んだした国内線スリウィジャヤ航空でのソロンまでの移動。今回は驚くことに定刻でビッタリ決まって朝9:00頃にはマーメイド2号に乗船。
それにしても,,今時期のタイも激暑ですが,今回のラジャも暑い!予報もどうやら毎日ピーカンのようでワクワクしますね。ここRajaAmpatは赤道直下の南半球にある海域。気候は湿気が高くとっても暖い!ラジャはとても雨の多い地域なので,いつも天候はいまいちな感じでしたが,今回は最高の天気になる予感。

さて,各々チェックインを済ませ,ボートマスターのお馴染み長髪Mrキース氏の長い長~いブリーフィングを耐え,船は近場のGreen Lightで午後から早速2ダイブ。港の近くなので透明度はいまいちでしたが,長距離の飛行機移動でフラフラのゲスト達やカオラックから持ち込んだウイルス性の腹痛を患う平川でしたが,チェックダイブには流れもないしちょうど良いポイント。

前回は飛行機が遅れて潜れなかった場所でもあります。ガイド陣はしきりに『ここはラジャアンパットじゃない。明日からが本番だ』と何度も繰り返すだけはあって,今回のゲストの1人で伊豆のガイドでもあるヒデ君いわく『春濁りになった伊豆』のような感じでした。ですが,生物は豊富でマクロ好きにはたまらないチェックダイブになったのではないでしょうか?

3月20日
Dive1Green Light
Dive2Green Light

気温 32℃
水温 30℃
透明度 5m
ながれ なし
うねり なし
なみ  なし

ブルーフィンフラシャーラス、カミソリウオ、多分ブリーカーズ・ドゥモワゼル、カクレクマノミ、ミツボシクロスズメダイ、クロメガネスズメダイ、ウォビゴンシャーク、トードフィッシュ、バブルコーラルシュリンプ、オトヒメエビ、オシャレカクレエビ、イソギンチャクカクレエビ、ナデシコカクレエビ、フリエリイボウミウシ、フジナミウミウシ、アカネコモンウミウシ、モンジャウミウシ、ノトドーリス・カーディナイ(ヒデ君調べ)







さて,こんな感じで長い一日を終え,船は一路南部ミソールエリアに向かい朝まで移動です。夕方からの宴会に備えながら夕日を眺めるサンセットクルージング。気怠い疲れもビールの酔いをすすめて,最高じゃないですか?!



さて,ここでガイド陣の紹介です。ここマーメイドではガイドはとても国際色豊か。なぜかメキシカンが多いのがナゾですが,以前はタイのアンダマン海でガイドして,こっちに流れてくる人が多いような気がします。なんか自分の将来を見てる気も,,,,

今回は4チーム体制です。で、ボートマスターのキース(スコットランド)。まだ若いのにハッキリ言って真面目です。ブリーフィングも殆どやります。しかも長い。。直訳するのは殆どムリ。最後まで覚えてられません。しかし,この人の真面目さや気配りがこの船の好印象を高めている気が最近はしてます。

アブラハム(メキシコ)。一見イケメン風ですが,いつもニコニコで茶目っ気たっぷりで面倒見の良いナイスガイ。ガイディングは気まぐれです(笑)乗ってくると次々に凄いのを紹介してきますが,そうじゃ無いときは・・・・。たぶん,今回の水中移動距離No1。

ケトゥッ(インドネシア)。水中では黒ずくめのウェットにフード。僕にはどうしてもいわゆる日本の伝統的な泥棒にしかみえません。が,ガイディングはマクロ派の方にとっては最高。常に奇種珍種のマクロを探してます。リクエストしたら,嬉しそうに永遠に小さい物を探し続けてます。日本語少し喋れます。

ミック(イングランド)。今回の最高齢ガイドです。いつも笑みを絶やさぬ紳士です。ガイディングはオールマイティな感じで,移動スピードがゆっくりで丁寧なガイドをします。人間性が出ているんでしょうか?かれこれ15年以上前からの知り合いになります。たまにプーケットやシミランで顔を見かけていましたが,数年前からインドネシアに移動してきたらしいですね。

3/21

Dive3Two Tree island

Dive4Andiamo

Dive5Wet Dreams

Dive6Romeo


気温 32℃
水温 30℃
透明度 10~25m
ながれ 殆どなし

ツバメウオ、アカククリ、ムレハタタテダイ、ヨコシマサワラ、カンムリブダイ、ナポレオンフィッシュ、トードフィッシュ、ウォビゴンシャーク、イエローテールバラクーダ、ネジリンボウ、イソギンチャクモエビ、ナンヨウカイワリ、ラジャエポレットシャーク、Tailspot Blenny、シラナミウミウシ等(ヒデ君調べ)

さあ,今日からがラジャアンパットです(笑)朝起きるともう暑い,,だけど,そこには今まで見たことのないラジャの青い海が待っていた。。こりゃ透明度が良い。前回までは,ラジャというのは透明度はイマイチだけど,珊瑚が凄くて魚影が濃くてってのが僕のイメージでしたが,ちょっと驚きです。ガイド達に聞いても,今シーズンNo1の抜けということでしたが,こりゃ今回のゲスト達にとってはサプライズな贈り物になったのでは??

さて,ラジャの南部に位置するミソール周辺エリアのダイビングになります。その中でも極東に位置するダラム周辺でのダイビング。
そもそもミソール周辺は北部エリアのポイントと違ってドロップにソフトコーラルがびっちりと,浅場にハードコーラル群生というイメージ。壁沿いに群生する無数のウミウチワ,イソバナ,ウミトサカなど。オレンジ,赤,黄色,紫,白,黒,緑に青と本当にカラフルで,透明度も良いからさらに綺麗に見えます。天国ってこんな感じ?って思っちゃいますね。そこに群がるサカナ達。。ここのガイド達は常にピグミーを見せようと探してくれていますが,個人的にはそんなのはどうでも良くなっちゃう。カメラ派のゲスト達には別ですが。特にここら辺ではいろんな種類のピグミーシーホースがいるからね。

いつも寝てばかり居るウォビゴン。。ナイトで光を当てると攻撃的になったりもする。










tail spot blenny どこでも見かけるこいつですが,かわいらしくて絵になる奴です




寄生虫(パラサイト)付き


コレはシミランにも居ます。スターリードラゴネット。












面白いダイビングスタイルのPっち


3/22 

Dive7Nudi Rock & Batu Kecil
Dive8Nudi Rock
Dive9Boo West Corner
Dive10Faberge’s Egg

気温 32℃
水温 30℃
透明度 25m~30m
ながれ 時に弱
うねり なし
なみ  なし

グレイリーフシャーク、ブラックチップシャーク、ホワイトチップシャーク、イエローテールバラクーダ、オニカマス、ピンジャロスナッパー群れ群れ、ギンガメアジ、GT、ナポレオンフィッシュ、タイマイ、ピグミーシーホース(スタンダード、デニス、サンタクロース)、ウォビゴンシャーク、クダゴンベ、ハナハゼ、ハナビラクマノミ、カクレクマノミ、スパインチークアネモネ、イナズマヤッコ、アデヤッコ、ウメイロ、クロハギ、ガラスハゼ、チゴベニハゼ、Tail spot Blenny、ElongeteDottyBack、TwoLinedDottyBack、SplendidDottyBack、YellowTailedDottyBack、ゴシキエビなど(ヒデ君調べ)

相変わらずの好天&青い海!人気ポイントNudi Rockは前回の濁ったイメージとはかけ離れていて,根自体を見渡して新しい発見も多々ありました。そして群れ群れのワイド一本勝負のダイビングを慣行!朝からハイテンションの平川の期待を裏切らず,ぐっちゃりのお魚たちが水中でお出迎え。特にここの目玉でもあるピンジャロスナッパーの群れ。トルネードまで決めてくれちゃいました!





























同じポイントに潜ってマクロダイビングをした2本目では,ケトゥが次々紹介してくる変ったメギス達に平川は嵌まっちゃいました。でも相変わらず腹の調子が悪く,皆さんにはご迷惑をおかけしました。

ラジャでしか見れない?Raja ampat Dottyback


体色の綺麗なOblique lined Dottyback

結構いたるところで見られるが,その美しい色に釘付けのsplended Dottyback


Yellow tail Dottyback?


リチェリューロックでもたまに見かけるHorse shoe tailed Dottyback


Two lined Dottyback


こいつもシミランでは絶対見れない美しい奴。Elongate Dottyback


Splended dottyback


Two lined dottyback


two lined dottyback


デニスピグミーシーホース


ツマニケボリ?


red lined pygmy goby


チゴベニハゼか?


3本目は初めて潜ったんですが,浅場のソフトコーラルがサイコ-!素晴らしい景色に平川はマスクを涙で曇らせる寸前まで行きましたよ。(本当) 写真でうまく表現できないのがもどかしい,,,次回は一眼を絶対に持ち込もうと心に決めたダイビングになりました。ドロップでは,タッキーとぐっちゃんがサンタクロースピグミー対決!ウチワの逆から見ていた平川は大笑いさせてもらいました。

Nu先生の模範作品(サンタクロースピグミー)






そういえば,今回のクルーズにも1人のプロの水中カメラマンが乗船していました。その人の名はMr.Nu Parnupong。タイ人です。クルーズ中の様子を動画や静止画で撮って編集し,最後に販売もしてくれます。その彼の元に毎ダイブ後,タッキーとヒデ君の2人がアドバイスを求めに押しかけていました。Nuは嫌な顔もせず,真剣にアドバイスを送っていて,見ていたこっちもなんだか微笑ましかったですよ。あの2人はすっかり子供に戻ったカメラ小僧と化してましたけどね(笑)

3/23

Dive11Karang Bayangan(Shadow reef)

Dive12Jamur B00(Boo Window)

Dive13Yiliet Kecil



気温 30℃
水温 30℃
透明度 25~30+m
ながれ 時折あり
なみ  なし
うねり なし

オーシャニックマンタ、ホワイトチップシャーク、ブラックチップシャーク、ロクセンフエダイ、ウメイロ、ナポレオン、ツムブリ、カンムリブダイ、ツバメウオ、バラクーダ、オオメカマス、タイマイ、クラカケチョウチョウウオ、オトヒメウミウシ、ゴシキエビなど

本日も朝からピーカン♪一体どうなってるんですかね。先週までの嵐はなんだったんでしょうか?ミソール周辺最終日、この日のダイビングを終えたらそのまま一路北部エリアに向かう予定。

さて、今日もワイドな一日です!抜群な透明度の中、1本目から泳いできました。
前回はイルカも登場したこのポイント。流れを予想してネガティブエントリーの説明もバッチリしたのに流れ無しの拍子抜け、、そのぶん魚達もばらけていましたね。個人的に好きなクラカケチョウチョウウオの群れを浅場で撮ってみました。

2本目は,ラジャアンパットの冊子の表紙にもなっている地形の素晴らしいポイント。といってもやっぱり水面近くまで群生するソフトコーラルの森!!圧倒されつつも幻想的な窓のような穴が,水深5mくらいの浅い深度の処に4つ開いています。素晴らしいですね~

3本目も前回イルカの群れが登場した場所でしたが,,流れがなさ過ぎましたね。
ナンヨウツバメウオの群れやバラクーダの群れが太陽光に反射して格好良かったなあ。
最初から最後までずっと大きい個体のナポレオンと一緒でした。ラジャはナイトダイブを抜かすと,殆どのポイントでナポを見かけるので,後半は誰も見向きもしませんでしたけど。。

しかしこのポイント,実は地形の素晴らしいポイントで2本目とは違い,トンネルというよりはハングした岩に縦穴が空いていて、そこから降り注ぐ太陽光線をみる!っていう珍しいポイントです。
ただし、そのとてもも幻想的な光景はチョットやそっとじゃ見れない!
なぜならその【穴】、水面ギリギリにあるんです。
と、いう事は【時間】【潮汐】【水位】【天候】【季節】色んな条件が一致してないと見れないんです・・・。と言うことで,前回に引き続き今回も見れませんでした・・・
次回乗船の際,ボートマスターのキース氏とその辺を詰めておかねば。(反省)

とまあ,完璧には行かない一日でしたが,気持ちの良い透明度と日差しのお陰もあって本当に素晴らしい南部エリアのダイビングになりました!これから北部のKaweまでオールナイトクルージング&宴会です。でも海は凪ぎ,べたべたの最高なコンディションは当分続きそうなのでありました。つづく

Nu先生の模範写真。本当はこうなるはずだった,,










Nu先生の模範作品


モデルが悪かったのか?!






















個人的に好きなこのオレンジのトサカ。タイにも欲しい・・・


好きなので連発します。










写真提供 Mr Nu, Mr Mぐっちゃん, Mrタッキー kyo