昨日は上京して、美母の皆さまと、不忍池界隈をお散歩してきました。
美母の皆さま～というのは、長男の大学のお母様達のことです。
長男は美術大学でしたので、美大生の母、つまり【美母】と云う訳です（笑）
大学の入学式の日、学科内で、親御さんを含めた小さなお茶会があり、
そこに集った方の中から、たまたま近くに居た４人で結成？しました。
それ以来、一緒に学祭に行ったり、都内をお散歩したり～と、楽しい関係が続いています。
まず最初に、御茶ノ水駅の近くにあるレストラン【トラットリアレモン】で、早めのお昼を頂きました。
このレストランの前身は、ガロの「学生街の喫茶店」のモデルになった喫茶店だったらしく、
美母のメンバーの１人も、学生の頃に、よく来ていたのだそうです。
さて、昨日の目的は【旧岩崎邸】（台東区池之端１ｰ３ｰ４５）
あの、岩崎弥太郎さんの御長男・岩崎久弥さんのお宅です。
今は、東京都が管理しているようです。
１時頃に岩崎邸に着いたのですが、２時からガイドさんの案内があると覗いましたので、
それまで、中の喫茶室で御抹茶を頂きました。
お庭が綺麗だったので、お薄を頂きながら、落ち着いた時間を過ごすことが出来ました。
ガイドさんに案内して頂いた館内は、どこも豪華で、それでいて華美になり過ぎず、
品良く贅が尽くされていて、素晴らしいものでした。
たまたま、【金唐皮紙】https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%94%90%E9%9D%A9%E7%B4%99
の展示もあり、非常に興味深く見学することが出来ました。
旧岩崎邸の、素晴らしい室内装飾を見て、
日本の工芸技術のレベルは世界に誇れるものだな～と、改めて思ったのでした。
次に訪れたのは、不忍池のすぐ傍にある【横山大観記念館】（台東区池之端１ｰ４ｰ24）でした。
この記念館は、実際に、横山大観がお住まいになっていらした家屋なので、
横山大観がご覧になったであろうお庭や、制作されたお部屋を実際に見ることが出来て、とても感動しました。
お部屋には習作も飾られていて、横山大観先生を身近に感じることが出来ました。
不忍池界隈には、弥生美術館もありますし、少し足を伸ばすと、
【夏目漱石の旧居跡】【森鴎外記念館】【高村光太郎旧居跡】等、文学好きにはたまらない旧跡があるようです。
今度は、この辺りにも行ってみたいな～と思っています。
