先日は、Y先生(20代・小学校教諭)のレッスンでした。
Y先生は、1ヶ月に1度習いに来て下さるのですが、
去年の暮れに御祖父様がお亡くなりになったこともあり、久しぶりのレッスンになりました。
子ども達の前で弾けるとカッコいいから~と、
今は「トルコ行進曲」のレッスンと、「エリーゼの為に」の復習をしています。
まずは、「トルコ行進曲」のレッスンをしました。
Y先生のピアノを聴いてみましたら、
やはり、右手のオクターブ奏法のところが、非常に弾きにくそうでした。
Y先生は小柄なので指も小さいのです。
24小節目から始まる中間部、
ラ シ ド♯~ ラ シ ド♯ シ ラ ソ♯ ファ♯ ソ♯ ラ シ。。。の箇所です。
私は、練習の方法を伝えました。
①8分音符を、オクターブで ゆっくり2粒ずつ弾いてみる
ララ シシ ド♯~ といった感じです。
オクターブで弾き続けていると、腕が硬直してくるのですが、
同じ音を続けて弾く練習をすると、脱力の感じが掴みやすいのです。
時間があったら、3粒ずつ、4粒ずつも効果的だと思います。
ボールを弾ませる様な弾き方を意識すると、脱力のコツが分かると思います。
②トレモロで弾いてみる
88小節目からは、同じメロディーが、トレモロで出てきます。
その箇所を使っての練習なのですが、
親指(1の指)だけに意識を持たせて弾くのです。
その時に、5の指は添え物の様な感じで軽く弾きましょう。
③逆さのトレモロで弾いてみる
同じ箇所を、次に、5の指を先に弾きます。
1515の箇所を、5151~で弾いてみるのです。
その時は、5の指だけに意識を持たせて弾きます。
1の指は添え物の様に軽く弾きます。
但し、この練習は、あまり根を詰めてすると小指を痛めるので要注意です。
以上の様な練習を地道にすると、オクターブが、だいぶ弾きやすくなると思います。
速い練習や、両手練習、全体を通しての練習ばかりしていても、
上達しないどころか、益々弾けなるので、注意してくださいね~