朝霧

久しぶりの霧だ。
家の周りはまだまだ田んぼが多く、
家を出るとすぐに田んぼの中の道を通らなければならない。
その道は濃い霧で、なんにも見えない。

行く手の道路がわずかに見えるだけだ。
ヘッドライトをつけて、自分に存在をアピールしなければ…
このまま、進んでいいのかと思いつつ走った。

街中に入ると、車の数も増え、
街中の方が、気温も高いのか、
それとも、湿度が低いのか、
もっと別の理由からか周りが見えてきて、運転が楽になった。

見てる分には、幻想的で美しい霧だけれど、
現実には危険と隣合わせかもしれない。