日本庭園をゆっくりお散歩していたら、池の向こうに木蓮を発見!
優雅だよね、木蓮って。
ああいうひとに、なりたいですよ。
この庭園は職人さんたちによおーく手入れされていて、無駄なものは切りそろえられてきちんと引き算されていました。
『見せるものと見せないもの』の調整といえばいいのかな。
秋、美しく彩りを誇っていた樹たちが今は春の主役達の背景になっているのが美しいのです。
そこで一度切りそろえられることでまた新しく伸びるエネルギーを蓄えられるのだし。理に適っているのです。
新しく生まれ変わるのを待っている樹の横を通ると、静かでひたむきなエネルギーのようなものを感じて感動しちゃいました。
次に会うときが楽しみ。
私が庭園に入ろうとしたら、そのまえにおじさんがひとりふらりと入って行ったのね。
どこに行くのかなあとなんとなく眺めていたら、おじさんはまっすぐ池のほとりにある東屋に向かっていったの。
そこでは高校生の女の子達が座り込んでおしゃべりしていたんだけど、おじさんは躊躇することなく彼女達に突然話しかけたのよ!
彼女達は悩み事を相談している空気だったので…「おじさんがお邪魔しちゃいませんように」とか「おじさん傷つきませんように」とかちょっと心配しちゃったんだけど、彼女達は邪険に扱うでもなく、受け入れるでもなくおじさんの話に耳を傾けて相槌をうっていておじさんも楽しそう。おや。
お庭をぐるりとまわって端を渡るときにもう一度彼女達が見えたのだけど、どうやらおじさんは彼女達がすっかり気に入ってしまったようで彼女達の隣に腰を下ろして話し始めてました。
彼女達の人生相談に乗ってあげているみたいです。
あったかいなあ。
そして、離れていたけれど同じ庭園にいた私もそんな出会いにしあわせを貰ったのでした。
ありがとう。
追記。
この前お散歩した公園では水仙が沢山咲いていてとってもいい香りだったなあ。
突然思い出したので今ここに書いておく。