「ボクセルポリゴンな日々」 - UnityでMakersとVRをつなぐ挑戦 -

Unityプログラムで3DCGアセットデータをVRや3Dプリンターで利用可能にする最新技術や関連最新情報を紹介します。

EasyRecasterの使い方(その1):設定パラメータとは?

2013年08月29日 09時29分09秒 | EasyRecaster


EasyRecasterの説明ビデオを公開したのですが、

映像だけでは伝えきれなかったのが上の画像で示されている「Recaster設定」ダイアログの数値についてです。


これらの数値は姿勢される立体出力用形状データの全体サイズや厚み、奥行き比率等を調整するためのものです。

それぞれの値の役割と設定効果について順を追って説明していきます。


(1) 形状モデルサイズ(最大値・最小値)

現在メインウィンドウ内に読み込まれている形状モデルデータの座標点の最大値と最小値を示す欄です。

この数値が小さすぎる(1.0以下)だとレリーフ化処理がうまく行かず平らな形状になります。

最大値・最小値が50.0~500.0の範囲に収まるように調整する必要があります。

調整は次の項目「形状スケーリング」で行います。


(2) 形状スケーリング(X,Y,Z)

読み込まれた形状モデルの最大値・最小値を変更するために、モデル全体にかける拡大縮小倍率値を入力する欄です。

1.0のままだと比率は変わりませんが、1.0より小さいと縮小され、1.0より大きいと拡大されます。


※注意※

 実際の拡大縮小処理は、Recaster設定ダイアログのOKボタンを押してダイアログを終了することで実行されます。

 数値が入力された時点ではまだ拡大縮小は行われていません。

 そして、ダイアログを終了した後は上記の拡大縮小倍率が適用された形状データとなります。

 再び「Recaster設定」ダイアログを表示すると、上記の最大値・最小値の値が変化していることをご確認下さい。



本日はここまでです。

明日はレリーフの厚みや深さを決定するパラメータについて具体的な図を示しながら説明します。(^^)