三休の坊さんブログ NO1

ブログ人にて開設していた「三休の坊さんブログ」
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過去の記録です。

水子地蔵

2006-01-25 06:30:44 | 水子地蔵

「水子地蔵」どうして水子供養にお地蔵様のでしょうか?

地蔵本願経の中に「我まさに六道の衆生を救済すべし、。もし重苦あらば、我代わって苦を受けん。もししからば、正覚を取らじ」

とあります。よくお寺の入り口で六地蔵が見受けられ、六体のお地蔵様がおられます。しかし、これは、六兄弟ではなく一人のお地蔵様が、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六つの世界すべてに救いに来てくださるということです。

悲しいかなこの世に生を受けることができず、供養もされず、闇から闇に葬り去られた。そこに光明を照らし、親に代わって地蔵菩薩様がかけつけ救いに行ってくださる。

あの赤いよだれかけは、我が子のにおいの付いたもの。「お地蔵様我が子のにおいはこれです。どうか見つけてお救いくださいとお地蔵様に託す。」

あの赤いよだれかけは、母のにおいが染みついたもの「赤ちゃんは母のにおいを覚えている。そのにおいでどうかお地蔵様とめぐりあいお救いくださいと・・・」

お地蔵様ほど慈悲深い仏様はおられません。自らが救いの手を指しだし、駆けつけていってくださるのです。江戸時代の仏師「木喰」は、お地蔵様をたくさん作ったそうです。

その地蔵力によって、阿弥陀の世界(極楽浄土)へ一人でも多くの子供たちを導きたいと願って造仏されていたそうです。

どうぞ、お地蔵様に出会えば、手を合わせ、合掌祈念ください。

Hiro1