木蓮の「7つの言葉」を探す日記

小説、PSO&PSU、アニメ(ぼく地球/エスカフローネ)、UVERworld、IT関連を木蓮の日記形式で書いています。

Romancing Saga 神話

2011-10-30 22:00:00 | ゲーム関連
*Romancing SaGa -Minstrel Song- ULTIMANIAより抜粋



世界を創造したのはマルダーという神です。
この世界の名前、マルディアスはそれにちなんだものですが、それを知る者はありません。
多くの神がいたようですが、
そのひとり、破壊女神サイヴァとほかの神々が戦いをはじめました。
原因はよくわかりません。
サイヴァはマルダーの妻だとも言われています。
マルダーを含めたほかの神々全部と戦っても引けをとりませんでした。


かぎりなくつづく戦いに決着をつけるために、
サイヴァは自分の小指の指先から息子のエロール神を産みました。
ところが、そこはサイヴァの唯一の良心の残っていたところだったので、
産まれてきたエロール神は善そのもののような神でした。
エロールはほかの神々と強力してサイヴァを倒してしまいました。
エロールはサイヴァとマルダーの息子だという説もあります。


戦いは終わりましたが、マルディアスの地はほとんど壊滅していました。
神々の多くはマルディアスを見捨てて去っていきました。
ただ、エロールと大地の女神ニーサだけが残りました。
これには異説がありエロールがサイヴァを裏切るかわりに
この世界を自分のものにしたというものです。
また、ニーサ女神マルディアスの大地と一体なので、
去っていくことはできなかったと言われています。


エロールとニーサは、世界を復興するために、
森の神シリル、海の神ウコム、獣と月の女神エリスなど、何桂かの神を産みました。
それぞれの神は、自分の領域に生命を産み、
マルディアスはふたたび活気にあふれた世界にもどっていきました。
しかし同時に、ふたたび世界に混乱をもたらすものも産まれつつあったのです・・・・・・。


エロールによって倒され、
バラバラになって世界中に散らばったサイヴァの体は、
ゆっくりと集まって3桂の神となり蘇りました。
死者の神デス、破壊の神サルーイン、闇の女王シェラハの3神です。
彼らは神々に戦いを挑みました。
戦いにもっとも熱心だったのは、破壊神サルーインです。
彼はサイヴァの心臓から産まれたと言われています。
彼の紋章は、赤地に黒いハートです。
サルーインは、その魔力で多くの怪物を産み出しました。
また、人々の神の隙間に忍びこみ、
その憎悪や欲望をかき立てて利用しました。


長兄にあたるデスは、サイヴァの白骨から産まれました。
彼の亡者の軍団が地下の冥府から出撃すれば、
地上の生き物にはほとんど止めるすべがありませんでした。
唯一の弱点は光に弱いことです。
妹のシェラハは、真黒な髪から産まれました。
魔力では兄弟のなかで最強でした。
彼女の行くところには真の闇が訪れました。
それは、心のなかにまで入りこんでくる暗闇で、
人々を絶望させるものでした。


エロールは、闇の女王の力をそぐために、
第2の月、愛の女神アムトを作りました。
アムトとエリスの光で、シェラハの力を相殺したのです。
そうしておいて、冥府の出口をふさいで、デスを封じこめました。
最後に、サルーインを封じるために、
”ディスティニーストーン”という、魔力を持った石をいくつも作り、
世界中に配置して結界を張ることにしました。
しかし、その結果までサルーインを追いこむ者がいませんでした・・・・・・。



そこに現れたのが、伝説の英雄”銀の戦士”ことミルザです。
彼は、サルーインのしもべたちとの戦いの中で成長し、
マルディアスの人々から信頼を寄せられる戦士になっていました。
エロールは彼にいくつかの試練を課し、彼も見事にそれを果たして
神の戦士として資格を示しました。


彼は、神の手になる武器と鎧を身につけ、サルーインと戦い、
ついに結界に封じこめたのでした。
サルーインは結界の力で地中深く沈んでいき、
そこに縛りつけられました。


しかし、ミルザも深手を負って、息絶えます。


エロールは彼を天界に引き上げ、
正義の神として永遠の命を与えました。

Fin.