goo blog サービス終了のお知らせ 

木蓮の「7つの言葉」を探す日記

小説、PSO&PSU、アニメ(ぼく地球/エスカフローネ)、UVERworld、IT関連を木蓮の日記形式で書いています。

碑銘

2012-06-13 23:21:17 | 創作
日雇いライン工が、昼休みにノートに書きつけた碑文。

・自分自身について考える人は、不幸と決まっている
・10年、20年後なんて、たいして変っていない
・どう思われても構わないが、人間なんて結局私しかいない

今のお仕事と小説を書くこと。

2012-05-27 12:40:57 | 創作
わたしの書きたいものは、実はまだはっきりしていない。
絶対わたしは最後まで書ききるだろうなという確信はあるけど、
書きたいことがはっきりとしない、ぼやけてるし、
書く技術もなくて、練習する度にできてない現状に悩むことが多い。

今のお仕事は、将来小説を書くことに専念するための
生活の糧のために続けていることだけれども、
SEのお仕事から学んだこと、それが私が小説を書く上で、
必ず役に立つと思う。

例えば、システム設計。
これは文章構成を組み立てる際に必須になる物事を論理的に組み立てる能力に繋がる。

その他、プロジェクトマネジメント。
QCDコントロール、重要成功要因CSFの絞込み、何よりもプロジェクト完遂責任と
完遂能力は良い品質の作品を完成させるには必要だと思う。

今の生活の7割以上がお仕事にとられているけども、
これから先のわたしには、必ず生きてくると思う。

最後に、文学作品を書く際に重要な点を明確にする。

・命題
・文章構成技術
・表現力
・ストーリーテラー

食べていくためにお仕事をするのではなく

2012-02-12 17:41:09 | 創作
私たちの年代の人が考えていることは、
私たちは自分たちの未来を、自分達のがんばりで良いようにも変えられるし、
がんばらなければ、それなりの未来しか待っていないとも考えている。

自分たちの手で、自分たちの未来が選択できること、
それが当たり前だと考えている。

将来の自分たちの暮らしを考える中で、家族を大切にしたいし、
自分の夢も実現したいし、幸せでいることを願うから、
一生懸命に働く。多少辛いことがあってもがんばれる。


この前提をわたしはいまのところ変えるつもりはない。
でも、いま目の前にある世の中はそのようには見えない。

大切にしたいと思う家族もいない、
実現したいと思う夢も思い当たらない、
幸せでいることの意味が分からない、
そう感じ、疑問のままに、目の前の事象を眺めている私たち同世代が
ほとんどだと私は思う。

つまり、
自由意思で行動することができなくなっていること。

人によって強弱はあると思う。ただ、同年代の人が、
うすうす、潜在的にその問題に気付いていることを私は知っているし、
皆はそれを他人に打ち明けようとはあまりしない。

この問題を立脚点とした場合、
取れる立場は色々なものがあると思うけど、
大体の分類はできると思う。

・何故こうなってしまったのか?
・では、結局どうしたいのか?
・そもそもその状態のとこが悪いのか?
・人に心配してもらうほどのことではないのでは?

私が文章力もないし、その才能もないのを分かっているくせに、
将来文章を書いていくことを決めることになったのは、
今、私個人が抱えている問題が、決して一人だけの問題ではなくて、
何か共通的な、連鎖的な根本的な問題のような気がして
ならないから。

難しいことは私は決して書けない。問題は単純だと思うし。
私たちがお仕事をするほんとの理由は、
「食べていかなければいけないから」、ではない。

私らの親の世代(団塊の世代と呼ばれる戦後生まれの世代)は、
世の中が、彼らを動かしていた、と私は思う。

でも、今は私たちが、世の中を動かしていかなければいけなくなった。
今現役で世の中を指導している世代が引退したあと、
わたしたちはどんな世の中にしていきたいのでしょうか。

表現すること。

2012-02-05 20:00:30 | 創作
表現すること。それ自体、目的をもっているとは思わない。

こんばんは。木蓮です。

昨日からどうも風邪をひいてしまったらしく。
ダンスもお休みして、家でゆっくりしていました。

その際にマクロスフロンティアの劇場版「イツワリの歌姫」を見ていました。
いいですね、このアニメ。アニメーションの動きは作っている人の情熱が感じられるほど、リアルで、
ぐいぐい、ぐんぐん3Dアニメーションが動くうごく♪
それに菅野さんの曲と、かっこいいMay'nさんの歌声。

ファンの方にはたまらなかったんじゃないですかね^^


途中まで私もすごく面白いなぁと思ってみたいたのですけど、
いきなり急に冷めてしまいました。
こういうのは私好きで、昔ゲーム製作のプログラムをしていたことがありますけど、
演出は凝れば凝るほど、楽しくって気持ちは分かるんですけど。

こういうのを私は作りたいんじゃないな。

最近、川端康成さんの「雪国」を朗読CDで会社の通勤時に聴いていたり、
Googleサイトの方で、この雪国をCopyしているので、ほんとこの方の文章は、
染み入るような言葉を紡いでいるな、と感慨深い気持ちでいました。

その「雪国」が私が作りたいものに近いかというと、
また違うんだと思いました。
感じるままに、浮かぶ言葉を、分かりやすい人に伝わりやすい文章を書いている。

じゃ、何?何が作りたいわけ??

分かっている。感覚ではもう分かってる。

後輩

2012-01-10 23:40:09 | 創作
3ブロック先もずっと見渡せる1フロアのオフィスに
定時を知らせるチャイムがなった。
今日も一日お疲れ様。
S社に派遣で来てから1年経つ。
机の上には、自分用のカップと家族で旅行に行ったときの写真も飾ってる。

そうら、この時を待ち続けていたようなあの退社の早さ。
肩書きをもっているだけで、座ってたら金がもらえるんだからな。
俺もそんな職に憧れてはいる。しかし、そんな仕事はつまんない。

さっき社内の後輩からメールが来てたな。
外作で自社に仕事を投げるのは、派遣組みの役目だけど、
こいつとだけは長く仕事をしたくない。マイペースすぎる。
やることなすこと気に食わん。心の中だけならいくら殴ろうが構わん。
今日もメールの文面で気に食わんことがあって、指摘して差し上げた。
客先に略号+敬称を使うのは間違ってるからな、馬鹿。

スケッチ①

2012-01-05 22:55:50 | 創作
18時過ぎに自分のお仕事を終えて、帰り支度をしていたら、
同じプロジェクトの後輩がパソコンの前でもしゃもしゃな頭を抱えているのが見える。
(あーあ、これはもう煮詰まっちゃってるな。)
「おつかれ。そんなに煮込んでも何もでないよ。帰るよー。」
それでも私は本気で置いて帰るけど。マネージャさんほどお給料もらってないしね。
ブラインド越しに周囲のビル街を歩く会社員達の様子を見る。今年は12月だってのになかなか寒くないみたい。
「あぁ、もうSさんのせいで集中切れた!明後日のシステム提案の企画書まとめてたんすよ。
 現行システムよりも業務効率を上げられる画面インタフェースが思いつかなくて。俺も帰りますよ。」
「またK部長にうまく仕事振られたんでしょ。あんたみたいな子何人も見てきてるから。」

年末・年始に想うこと。

2012-01-04 22:00:23 | 創作
職業訓練学校を出て勤め先が決まって1年になろうとしている。
正社員という肩書きを持って越す初めてのお正月だ。

今年は知人へ出す年賀状にも自分の現状を自信を持って書けた。
きちんとした収入。それだけで社会の仲間入りが出来た気がする。

自分の返事を待ってくれている彼女にも応えられるかもしれない。
だが、まだ自分の仕事に自信がない。約束の指輪を渡すのはもう少し先だ。

いつ?はっきりと決めておいたほうがいいんだと思う。
ゴールが見えない、形のない不安をどうしたら消せるんだろう。

電気量販店の店員さんの夢

2012-01-03 20:59:00 | 創作
夜眠って1時間経ったら、私は近所の電気量販店の店員さんになっていた。
だって夢だし、何でもありでしょ。

今週は土日出勤なんてツイてないな。客商売でもどちらかは休みたい。
月曜休んでも、働いている彼女と会えるのも夕方からだもんな。
週末土曜日のお昼休憩後、これから忙しい時間帯になる前に考えていた。

量販店だから実働前の準備はかなり大変。
新しい商品知識を頭に入れるのはもちろん、
それを分かりやすく説明できなければいけない。
店頭に出ているときはそんなの覚える時間もないし、家で暗記するしかないわけ。
時間給の割りに合わない仕事だよな。
そんなことを考えながら、お客さんの対応ができるようになった。

美人を応対するときほど楽しいときはない。
人って結局そういう生き物なんだよ。
金もってるとか、勉強ができるとか、出世できるっていうのはステータスでしかないし、
その場、その場が楽しいっていうのは、一番の幸せなんだよ。
商品の説明が済んだ後、値段のプレートを見ながら、唇をゆがめて悩んでいる
仕草なんて、もう可愛くてたまらない。

最悪なのが、無口なお客さん。これが一番やっかい。
めちゃめちゃ値切ってきたり、色々しつこいほど商品のこと聞かれたり、
態度が悪いお客さんもいるけど、こういうのはマニュアルあるから。
無口、反応がないお客さんって何考えてるか分からないから、
どう応対していいのかわかんない。
商品の説明を聞いて、反応も少なく去っていかれると、何が悪かったのかとか、
どういうところが気に入らなかったのか分からないし、なんか悔しいからさ。

こういう商売で、販売員のモチベーションを保つ方法ってなんだろう。
うちはそんなノルマとかあんまりないけど、販売実績の悪いのが続くと、
解雇される。まあ、当然なんだが。
ノルマを設けるよりも、一定の実績を超えた人に褒章・追給を出す制度にした方が
みんな切磋琢磨するだろうし。ただ、褒章・追給は魅力のあるものにしないといけないかも。
商品の陳列場所を尋ねられて、誘導してる間に、色んなお客さんの表情、
プライベートな会話を聞く。
そんな表情や、会話からその人の将来の姿を想像したりする。
土日の休みが終わればまた仕事する。そして俺は休み。それでいいや。

始まりはいつも墓場から。

2011-12-31 21:39:18 | 創作
朝、目覚めると見知らぬ霊園にいた。
眠る前のことは思い出せない。肢体はごくごく健康で、心も軽い。
こんな朝はめったにないかもしれない。
ようやく回りを眺める余裕ができると、私は木屑が多少むき出しているが、
綺麗に掃除された木製のベンチに寝そべっていた。
起き上がると背中の方から、足音が近づいてくる。
足音というものは、持ち主の性格が現れるものだ。
この人は優しい人だ。友達になれそう。
しかし、急に足音の質が変る。重力の重みを感じる音。
もう後ろからナイフを刺されて死んでしまってもいい。
そうも思った。私はじっと動くまいと決めた。
ひらひらと木の葉が舞い降りるような、幽かな言葉が聞こえたような気がした。
なんと言ったのかはっきり分からない。
―――この人は霊だ。
霊の存在は、過去からのみ発生するものではないと私は思う。
すでに亡くなった人が霊魂となって現れるのが私たちが識別できる形だと思うけど、
(それはその霊魂を察知する側の私たちがなんらかの愛着を持って接するからだろう)
未来の霊、それは何も未来で亡くなった霊に限らず、自発的に霊的エネルギーを
発する術を持っている人が送ってきた思念だということもありえると思う。
私は感覚を研いで聞きなおそうとする。
(あなたの愛する人をもっと大事にしなさい。)
精神がプラズマ状態と化して、外部的信号を言語に置き換えたような
妙な感触が残る言葉。人が自発的に言葉として思いを発するのと違う作用が
働いているように思った。でもこれがこの霊の伝えたいことなのか。
急に感覚中枢が180度切り替わったように、興味の対象は私の眼前の光景に写る。
興味の対象が変っても何の違和感もない。これはたぶん夢だな。
古い時計台。都市街のステーションで待ち合わせ場所に使われるような
見晴らしのいい時計。時間を示す文字は数字でもアルファベットでもなく、
十二支の紋様が浮かんでいる。でも、時を指し示す針が何もない。
私が思った時を、この時計台は刻み始める。
1,2,3・・・数え始める。次に突然、百万を数えたいという欲求に駆られる。
その途端。時計台は重力に負けたボール球が床に着いたような低い、低い金属の音色が聞こえた。
そうして、私は目が覚めた。全く疲労感もないし、肢体はごくごく健康。心も軽い。
目覚まし時計よりも先に目覚めてしまったらしい。
服を着て、朝食を取った後は、お仕事をして、帰宅後、また眠る。

2つ地点

2011-12-29 23:29:46 | 創作
―――自分は間違って人を殺してしまったんじゃないか。
作った拳を見つめる。
「冗談じゃないわ。わたしはあんな子となんて一緒にいられないわ。」
「なんでそんなこというの。」
デイルームの中から、聞こえる口問答。

とんだいざこざが済んだってのに、こんどはピンクの髪のお姫様か。
ご苦労なことです。

わたしたちの夢

2011-12-27 18:40:35 | 創作
実現されないまま消えていった夢

目の前を過ぎ去っていく光景は誰かが思った夢のかたち

知識人たちが紡いだ神話

わたしの唇から解き放たれた一滴の言葉は

はかなく消え去ろうとしているわたしの夢を覚醒させる。

運命念動力と呼ばれる力を人はもっている。

思考の世界は果てがない。

2011-11-26 23:45:31 | 創作
机上の白紙を前にしたとき、さてどんなことを皆書き出すだろう。

それは、たいてい私自身のことだ。

人が頭の中で考えていることは実際口に出すことの何倍もある。

「何故、きみは小説を書くことにこだわるの?」

「私が欲しいものは私は既に持ってる気がして。」

「つまり、小説を書くことはきみの頭の中から色々なものを引き出すため。」

「そこで、私の周りにいる人は何の意味を持つのか。」

「分からなくて何か不便はあるのか。」

「わたしが生きてる間は不便はないと思う。」

「死んだ後?」

「はっきりしてるのは、次の一歩は書くことしかないってこと。」

こう言い残した人は、明くる日に信号無視をした車に跳ねられ
この世を去った。


目覚めた時に見つめる手

2011-11-13 18:53:13 | 創作
今日1日の日記ページがめくられる瞬間。
わたしの手は、わたしの意思に頼らずに自律した
規律を持っている。すぅと生えるような伸びをしたあと、
自分自身の限界を知ると、そぉっと息をひそめ、
殻に閉じこもった虫のように静まり返った。

今日は日曜日だから、祝祭の花火があがり、
わたしはまた次の住まいに移る。

品性

2011-10-19 00:24:37 | 創作
行いが正しい。という意味ではない。
礼節があること。とも違う。
高貴なもの。とは全然違う。

ドストエフスキー『罪と罰』に出てくる、ソーニャとも違う。

人間の意志の力を感じるひと。むしろ『罪と罰』ならマルメラードフ。
ただし、意志の力とは、私たちが最初に連想する意志とは趣が違う。
継続的な強い力ではあるけれど、原動力となる力は根源的で矛盾した悩み。