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初めまして、趣味の登山と釣りと囲碁と映画鑑賞と図書館巡りをアップしていきます。
月1回climb シネマ 開催

索引 『金子みすゞ詩集』

2025-08-23 06:03:08 | 文学

索引 『金子みすゞ詩集』

「こだまでしょうか」「私と小鳥と鈴と」「大漁」などの詩で知られ、今も読み継がれる詩人・金子みすゞ(1903-1930)。

小さな命の愛しさ、人間の孤独、生きることへの希望をうたった詩を500 余篇書きましたが、26 年の短い生涯で一冊も詩集は出版されませんでした。

しかし、その詩に込められた思いは、今も現代の作家や詩人、作曲家、画家を揺り動かしています。

みすゞの詩に新しい角度から光を当て、彼女の瑞々しい「詩のことば」を読み解きながら、みすゞの生涯と詩の魅力、世界に誇る日本の文化「童謡」の豊かさも浮き彫りにします。

金子みすゞは、山口県大津郡仙崎(現・長門市仙崎)の漁師町に生まれ、海辺の自然の中で感受性を育てました。

時は大正デモクラシーのころ、子どものための「童謡詩」が一世を風靡し、童謡詩を読んで育ったみすゞは、20 歳から詩の投稿を始め、1923 年(大正12 年)には、4 つの雑誌に一斉に作品が掲載。

詩人の西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と激賞されます。

みすゞは投稿家として、独特の豊かな想像力から鮮烈な詩を雑誌に発表しますが、童謡詩を載せた雑誌が続々と廃刊。

切なる望みだった詩集刊行の夢も絶たれ、26 歳という若さで命を絶ちました。

今、みすゞの詩が多くの人々の心をとらえるのはなぜでしょうか?

 新発見された弟・雅輔の70 年分の日記を元に、金子みすゞの初の伝記小説を書いた作家の松本侑子さんは、みすゞは「言葉には人を動かす力があると信じた」詩人であり、その思いに誠実に詩を書いたからだといいます。

みすゞは、生きる喜びと哀しみ、人間の癒やされない孤独、人と死別する哀しみ、それでも未来にたくす希望の光、また夢のような想像にひたる甘美な喜び、私たちを生かしている宇宙の偉大な神秘を、詩に書き続けました。

その強い思いと誠実な言葉が、1世紀を超えて私たちの心を揺さぶるというのです。

SNSでの短いフレーズの氾濫、ネット社会での暴力的な言葉……「ことばに対する感受性」が鈍化しつつある現代。

みすゞの瑞々しい「詩のことば」とその思いを読み解き、「私たちにとって、ことばとは何か?」「何かを表現するとはどういうことか?」といった普遍的なテーマをもう一度見つめなおし、また「童謡」の魅力も再発見します。

Yo-Yo Ma - Gabriel's Oboe | From the Soundtrack to "The Mission" by Yo-Yo Ma

 金子みすゞ

100分de名著  『金子みすゞ詩集』第1回 詩心の原風景ー童謡詩の誕生  「69」

100分de名著 『金子みすゞ詩集』第2回 視点の逆転、創造の飛躍ー投稿詩人の誕生  「69」

100分de名著 『金子みすゞ詩集』第3回 「孤独」と「死」を見つめて  「69」

100分de名著 『金子みすゞ詩集』第4回 ことばで導き合う未来へ  「69」

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100分de名著 『覇王の家』  第2回 「律義さ」が世を動かす 「携帯2」

2025-08-22 05:25:19 | 文学

100分de名著 『覇王の家』 司馬遼太郎

 第2回 「律義さ」が世を動かす 

「家康は信長の下請会社の社長にあたる」と喝破する司馬。

下請会社を維持するためには徹底的に律儀であることを必要とする。

たとえ妻や息子を殺されようとも、命がけともいえる律義さを貫いた家康。

だがその律儀さは信長を動かし、戦国社会での世評にも家康という存在を刻み付けていく。

「本能寺の変」での信長の死は家康の運命を大きく揺さぶるが、その後どんな天下を目指していくかを家康に練らせることになる。

第二回は、奇跡に近い努力を要したと司馬から評された家康の律義さの内実に迫るとともに、信長、秀吉と対比しながら、家康がどんな天下を目指そうとしたかに迫る。

The Mission: The Falls

索引 100分de名著 『覇王の家』 司馬遼太郎 

100分de名著 『覇王の家』  第3回 人生最大の戦果はこうして生まれた 「携帯2」

 

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100分de名著 「ペスト」 第3回 それぞれの闘い 「10」

2025-08-21 04:51:59 | 文学

100分de名著 「ペスト」 

第3回 それぞれの闘い 

予審判事オトン氏の幼子に対して試される「血清」。

しかし、それは病状を改善させるどころか苦悶の中での死をもたらした。

罪なき子どもの死に直面した神父パヌルーの心は大きく動揺。

神を信じないという医師リウーは彼に対し「罪なき子どもが死ぬような世界を自分は愛せない。私はそれと闘い続ける」と宣言。

それを受け、パヌルーは異端すれすれの思想を人々の前で表明、リウーたちと信条を超えて助け合うことを確認する。

一方、リウーの友人タルーは、若き日の挫折から抱き続けた罪悪感を告白し、「神によらずして聖者たりうるか」を自らに課すという信条を吐露する。

第三回は、それぞれの闘いを通して、人は「神」という存在なしに倫理を貫き人間の尊厳を守り続けることができるのか…というカミュの根源的な問いについて考える。

   Once upon a time in America e  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

100分de名著 「ペスト」 第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り ① 「10」

 100分de名著 索引

心理学・哲学 索引

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100分de名著  群集心理 第2回  「単純化」が社会を覆う「65」 ギュスターウ・ル・ボン

2025-08-20 05:27:28 | 文学

100分de名著  群集心理  ギュスターウ・ル・ボン

第2回 「単純化」が社会を覆う  

19世紀末、伝統的な価値観が崩壊し啓蒙が進んだ結果、人々からはむしろ深遠な思想は失われ、単純化した思想のみが定着していった。

人々の思考能力や想像力は、見かけ上の連想のみに基づいて働くようになり批判精神を失っていく。

代わりに群衆の中で席捲し始めるのは「イメージ」とそれを喚起する「標語」。

たとえ誤謬であっても鮮やかで魅力的なら群衆はそれを信じるようになる。

群衆心理によって、社会全体が「単純化」「わかりやすさ」のみに覆われ、瞬く間に一色に染め上げられていくのだ。

第二回は、ル・ボンの洞察を通して、「単純化」が社会を覆っていくことの怖ろしさに警鐘を鳴らす。

映像の世紀OPテーマ:パリは燃えているか

 

ルイ17世は、フランス国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットの次男。

兄の死により王太子となった。

8月10日事件以後、国王一家と共にタンプル塔に幽閉されていたが、

父ルイ16世の処刑により、王党派は名目上のフランス国王に即位したものと見なした。

名目上のナバラ国王でもあった。しかし解放されることなく2年後に病死した。

 

 

 

 

 

 

   

 

 

100分de名著 索引

100分de名著  群集心理 第3回 操られる群集心理「65」 ギュスターウ・ル・ボン

索引 100分de名著  群集心理 ギュスターウ・ル・ボン

 

 

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100分de名著 「ペスト」 第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り ① 「10」

2025-08-19 20:40:16 | 文学

100分de名著 「ペスト」

 第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り ①

発生から9ヶ月、あれほど猛威をふるったペストは沈静化し始め、不安と楽観の間を揺れ動く市民たち。

そんな中、医師リウーを支えてきたタルーがついに発病した。

彼は「今こそすべてはよいのだ」という言葉を遺し静かに死を受け容れる。

追い討ちをかけるように、遠隔地で結核の治療を続けていた妻が死んだという知らせがリウーのもとに届く。

最後までリウーを打ちのめし続ける「不条理」。

それでもなおリウーは後世のためにこれら全ての記録を自ら記し残していこうと決意する。

第四回は、思想家の内田樹さんを交えて、彼の思想の根幹にあるキーワード「反抗」の深い意味を明らかにし、

人間は、私たちを打ちのめし続ける「不条理」とどう向き合えばよいのかを探っていく。

 

Once upon a time in America 

 

   

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

  

 100分de名著 「ペスト」 第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り ② 「10」

100分de名著 索引

心理学・哲学 索引

 

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100分de名著 「ペスト」 第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り ② 「10」

2025-08-19 05:15:36 | 文学

100分de名著 「ペスト」 

第4回 われ反抗す、ゆえにわれら在り ② 

ペストが沈静化する中ついに友人タルーが発病。

全てを静かに受け容(い)れて死んでいく。妻の訃報も届く。

最後までリウーを打ちのめし続ける「不条理」。

それでもなおリウーは後世のためにこれら全ての記録を自ら記し残していこうと決意する。

第4回は、思想家の内田樹さんを交えて、彼の思想の根幹にあるキーワード「反抗」の深い意味を明らかにし、

私たちを打ちのめし続ける「不条理」とどう向き合えばよいのかを探っていく。

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100分de名著 「ペスト」 第1回 不条理の哲学 「10」

100分de名著 索引

 心理学・哲学 索引

 

 

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索引 感動した名言 1~9

2025-08-19 05:13:15 | 文学

索引 感動した名言 1~9

リー・クアンユー自選語録 リーダーシップとはなにか | リー・クアンユー |本 | 通販 | Amazon

感動した名言  ⑨  許そう、しかし忘れまい

     

感動した名言 ⑧ 地獄への道は善意で舗装されている

         

感動した名言 ⑦ ココ・シャネル

感動した名言 ⑥ 愛という言葉 シャガール 

感動した名言  ⑤  死こそ常態 生はいとしき蜃気楼と 茨木のり子 

         

感動した名言 ④ 小津安二郎 人生訓 「210」

  

感動した名言 ③ 青春 サミエル・ウルマン 「001」

  

 感動した名言 ② 全ての情報は視点がある 森達也 2017.02.14 「296」

 感動した名言 ① 見えるもの カエサル 「308」

 

    

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100分de名著 災害を考える 第2回 柳田国男「先祖の話」 「死者」とのつながり 「59」

2025-08-16 05:22:55 | 文学

 

100分de名著 災害を考える

第2回 柳田国男「先祖の話」「死者」とのつながり 

【あの世】より
…一般にはもっと漠然と死後の世界,この世とは別の場所の意に用いられる。

柳田国男によると,日本人の観念には死者が別の遠い国に行くという考えはなく,

死者の霊は近くの山にとどまって,祖霊として,農耕の折り目ごとに里に下りてくるという考えが強いという。

柳田国男が日本古来の死生観を掘り起こし執筆したのが「先祖の話」。

死者はあの世で暮らすのではなく死後もこの世に残り生者たちとの新しい関係の中で「生き続ける」という

東京大空襲という甚大な犠牲者を出した戦禍の最中で「死者」について深く思索したのが民俗学者の柳田国男だ。

日本古来の死生観を掘り起こしながら執筆したのが「先祖の話」。

死者はあの世で暮らすのではなく死後もこの世に残り生者たちとの新しい関係の中で「生き続ける」という古来の死生観は近代人の私たちにも大きな示唆を与えてくれるという。

第二回は、私たちが災害で失った死者たちと、どう向き合っていけばよいかを考える。

 

Once upon a time in America 

 

100分de名著 索引

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索引 感動した名言 70~82 2023.1.2

2025-08-12 05:26:47 | 文学

索引 感動した名言 70~82

 

 

感動した名言集 82 敵と戦う時間は短い。 自分との戦いこそが 明暗を分ける。  by 大貞治 「携帯3」

感動した名言 81 ハングリーであれ。 愚かであれ   by スチーブン・ジョブズ 

マハトマガンジー名言集 - YouTube

感動した名言 80 『明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ』  by マハトマ・ガンジー 「85」

感動した名言 79 「教育 今日行く 教養 今日用がある」  by カゴメ 「28」

ウィリアム・シェイクスピアの名言(1/2)|英語名言ドットコム

感動した名言 78 「金の貸し借りをしてはならない」  by シェイクスピア

介護現場のヒヤリハットとは|事例や原因・報告書の書き方と記入例まで解説!|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン

感動した名言 77 「大事故の背後に軽微の事故あり」  by ハインリッヒの法則

茅ガ岳

感動した名言 76 「百の頂に百の喜びあり」  by 深田久弥 

パーキンソンの法則とは? 第一法則や第二法則の意味、事例、対策を簡単に解説 | THE OWNER

感動した名言 75 「仕事がなくても官僚の数は増え続ける。」 by パーキンソンの第一法則

感動した名言 74 「芸術をめぐる闘争というのは必ず同時にひとつの生き方を相手に押し付けようとするものである。」 by ピュール・ブルデュー

 

感動した名言 73 「人は一人では生きられない」 by 小野田少尉

感動した名言 72 「人間の教育から始める」 by ロジェ・カイヨワ 『戦争論』

感動した名言 71 「死者と共に生きる」「熱狂を疑え」 by オルテガ 『大衆の反逆』

必ず役立つ! 「○○(マルマル)の法則」事典』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

感動した名言 70 「君たち、短く簡単にせよ!」keep it simple,stupid  by kissの法則

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100分de名著  群集心理 第1回  群集心理のメカニズム  「65」 ギュスターウ・ル・ボン

2025-08-11 05:32:06 | 文学

100分de名著  群集心理 

第1回  群集心理のメカニズム  

フランス革命期、社会の中心へと躍り出て支配権をふるうようになった「群衆」。

彼らをつき動かす「群衆心理」が猛威を振るい続ければ、文明の衰退は避けられないとル・ボンは警告する。

彼は、「衝動的」「暗示を受けやすい」「誇張的で単純」「偏狭で横暴」「ある種の徳性をもつ」という5つの特徴を分析。

人は群衆の中にいるとき「暗示」を受けやすくなり、その「暗示」が次々に「感染」し、その結果、群衆は「衝動」の奴隷になっていく。

これがSNS時代にも通じる群衆心理のメカニズムだ。

第一回は、ル・ボンによる「群衆心理」の分析を通して、それがもたらすさまざまな弊害や問題点を浮き彫りにしていく。

 

映像の世紀OPテーマ:パリは燃えているか

 

 

 

100分de名著 索引

100分de名著  群集心理 第2回 「単純化」が社会を覆う「65」

索引 100分de名著  群集心理 ギュスターウ・ル・ボン

 

 

 

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100分de名著 スピノザ「エチカ」④  真理 「16」

2025-08-10 05:27:35 | 文学

100分de名著 スピノザ「エチカ」

           ④  真理

スピノザ倫理学の肝「活動能力の増大と減少」。ではその増減をどう判定すればよいのか。

近代科学は、「数値」「データ」といった他者と共有できる根拠のみを真理の判定基準としてきた。

しかし、これは知識が扱えるものの範囲を非常に狭めてしまったと國分さんはいう。

スピノザが提示するのは「体験」としての認識。

他者と共有できなくても、体験自体が明々白々と真実性を語るような知のあり方が、科学の一方で、確かにありうるという。

第四回は、近代が切り捨ててきた「体験」という知のあり方をスピノザにならって提示し、あらゆるものが数値化、マニュアル化する現代、もう一つの思考のあり方の可能性を考える。

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100分de名著 スピノザ「エチカ 」 ① 善悪「16」

100分de名著 索引

索引  スピノザ「エチカ」

 

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“忘れられた日本人” (3)無名の人が語りだす 宮本常一 「14」

2025-08-09 05:31:16 | 文学

“忘れられた日本人”

(3)無名の人が語りだす 宮本常一

宮本常一が光を当てようとするのは常に「無名の人」。

文字を知らない庶民や業績を残したことがない人々ら歴史の片隅に追いやられた人たちが、彼の手で鮮やかに描かれる。

従来の歴史学では、庶民はいつも支配者から搾取され反抗のみを繰り返してきた、貧困で惨めな存在として描かれてきた。

しかし、「大きな歴史」は、文字によって記録に残されていない「小さな歴史」によってこそ成り立っていることを私たちは忘れてしまっていると宮本はいう。

第三回では、宮本常一の「無名の人」に関する聞き書き、論考から、私たちが「進歩」の名のもとに切り捨ててきた「もうひとつの日本人たち」に迫っていく。

Dinner/Nocturne - Yo Yo Ma plays Ennio Morricone

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

索引  100分de名著 ②

“忘れられた日本人” (4) 「世間師」の思想 宮本常一 「14」

 

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“忘れられた日本人” (1)もうひとつの民俗学 宮本常一  「14」

2025-08-05 05:42:53 | 文学

“忘れられた日本人” (1)

もうひとつの民俗学  宮本常一

 

柳田国男が創始した民俗学の流れに沿いながらも、宮本常一は新しい形の民俗学を立ち上げようとした。

その特徴を一言でいえば「もの」を入り口にすること。

宮本常一の民俗学には、ある独自性がある。

柳田国男が目には見えない民間伝承、民間信仰を元にして「心」を手掛かりに日本人を明らかにしようとしたのに対し、

宮本は、風物、技術、生業、慣習、日常のさりげない行為、民具など、目に見える「もの」に注目することで、

民衆の生活意識の根本を明らかにしようとしたのだ。

第一回は、宮本常一が立ち上げようとした「もうひとつの民俗学」の構想を明らかにしていく。

Dinner/Nocturne - Yo Yo Ma plays Ennio Morricone

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 父親の教育申し渡し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

索引  100分de名著 ②

“忘れられた日本人” (2)伝統社会に秘められた知恵 宮本常一 「14」

 

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100分de名著  『共同幻想論』第一回 焼け跡から生まれた思想 吉本隆明「49」

2025-07-29 05:43:16 | 文学

100分de名著  『共同幻想論』

第一回 焼け跡から生まれた思想 吉本隆明

吉本を決定的に変えたのは戦争体験だった。

昨日まで信じていたものがすべてひっくり返る混沌の中で、

吉本が生みだした概念が「関係の絶対性」。

一人でどれだけつきつめて考えぬき辿(たど)り着いた「正しさ」も間違う可能性がある。

他者との関係性の中からしか「正しさ」は導き出せないのに人はそのことを忘却している。

この概念を出発点に吉本は国家を共同幻想ととらえる視座を獲得していく。

この概念のねらいを読み解いていく。

Ennio Morricone - Cinema Paradiso (In Concerto - Venezia 10.11.07)

『共同幻想論』(きょうどうげんそうろん)とは、1968年に刊行された吉本隆明の著作である。

当時の教条主義化したマルクス・レーニン主義に辟易(へきえき)し、

そこからの脱却を求めていた全共闘世代に熱狂して読まれ、強い影響を与えた思想書である。

吉本隆明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

100分de名著 索引

100分de名著  『共同幻想論』第二回 『対幻想』とは何か 吉本隆明「49」

 

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トーマス・マン“魔の山” (3)  死への共感 「13」

2025-07-28 05:29:05 | 文学

トーマス・マン“魔の山” (3)  死への共感

ショーシャ夫人は、ハンスを置いて突然山を去ってしまう。

代わりに登場するのがイエズス会士にして、テロリズムをも容認する過激な革命主義者ナフタだ。

ナフタとセテムブリーニはことあるごとに激しく論争し、ハンスも巻き込まれる。

二つの思想の間で葛藤し続けるハンスをよそに、従兄のヨーアヒムは従軍することを決意して下山する。

残されたハンスは、雪山で遭難しかける中、生と死は決して切り離すことはできないこと、

生をこそ尊重しなければならないことを悟る。

だが、生還後、すっかりとその記憶を失うのだった。

第3回は、様々な価値観のあいだで揺れ動きながらも、

「生と死」の問題に真摯に向き合おうとするハンスの姿を通して、「生きること」の意味を考える。

HAUSER - Intermezzo from Cavalleria Rusticana

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

索引  100分de名著 ②

トーマス・マン“魔の山” (4)  生への奉仕へ 「13」

 

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