2月11・12の両日は、JR東日本のウィークエンドパスを使って、日帰り旅行×2をしていました。
<2月11日>
7時48分大宮発の新幹線で、まずは上田へ。
朝早いのでそんなに混んでいないのでは、とタカをくくっていたら、車内はスノボを抱えた人やらなんやらで超満員。うへ~。
上田到着までの約50分、外の景色を見ていたのですが、思ったより雪は積もっていないのですね。軽井沢近辺を過ぎたあたりが薄化粧、という具合。
定刻通り上田着。まずはこちらへ。
上田電鉄別所線です。
上田駅の発車ベルは、ここを舞台にした映画「サマーウォーズ」の主題歌「僕らの夏の夢」でした。
30分ぐらいして、終点別所温泉駅到着。
ようやく連れてきてあげられました。
乗ってきた電車で、再び上田へ戻ります。
次の電車まで30分ぐらいあったのでどこか見られるかなと、駅併設の観光案内所でパンフレットを見ると、徒歩5分で千曲川に行けるとのこと。早速てくてく。
もちろん寒かったのですが、水の音が非常に心地よく、とても去りがたかったです。
でも、遅れるわけにはいきませんので、駅へ戻りました。
次はこちら。
しなの鉄道で屋代駅へ向かいます。
車中、クロスシートで後ろに座っていたご婦人が、しきりと「雪ないわねぇ~。想像とずいぶん違うわねぇ~。」と話されていました。確かに、豪雪のニュースを聞いていましたから、僕もそう思っていました。
ですが、天気もよく、雪はちょろっとしかありませんでした。一口に信州といっても、土地ごとに違うものですね。
20分ちょいで屋代駅に到着。
次に乗る電車まで50分ほどあったので、駅待合室のストーブ前で早めの昼食。
次に乗る車両はこちら。
この日は、これがメインで来ました。3月末日で廃線となる、長野電鉄屋代線です。
車内は僕と同様の「それっぽい」人が多かったですが、もちろん地元の方々も乗っていました。
廃線になると、ちょっとした移動も大変でしょうね…。
よく政治の場で、「地方に権限を」なんて最近言ってますが、それはあくまで単独でやれる大都会の話ではないでしょうか。
そういう大都市が、地方の中小都市を吸い取っている面もあるのではと、出かけるたびに感じますね。
鉄道をはじめとする交通は、営利企業といえども、やはりそういう損得だけで片付けるわけにはいかないはずなんですが。もっとも、僕にアイデアがあるわけではないですよね。情けない。
屋代線の終点、須坂駅で長野線に乗り換え、同線の終点湯田中へ向かいます。
↑気になる看板。「文明人の主食」ってすごいフレーズだなぁ…。
温泉へ行くとおぼしき方々を見送り、またしても同じ車両で須坂へ戻り、さらに終点の長野へ。
なんと、7か月で3回目の長野駅(笑)。半分地元の感じがしてきた。
さて、当初の予定では、篠ノ井・中央東線を甲府経由で帰るつもりだったのですが、天気予報を見るとこの日は山でも積雪は増えないとのこと。
そこで、「山中の路線を乗るためにもう一回来て宿泊代を使うよりは、帰りも新幹線を使ったほうがいいのでは」と、別ルートをさらに埋めることにしました。
候補は以下の二つ。
A.直江津へ出て、ほくほく線に乗り(ウィークエンドパスはこれにも乗れる)越後湯沢へ。そこから高崎まで新幹線を使い、お金節約のためあとは普通で大宮へ。
B.長野から飯山線直通の列車に乗り、終点の越後川口へ。そこから上越線で浦佐に向かい、新幹線でダイレクトに大宮へ(このルートの場合、高崎まででも大宮まで行っても特急料金は同じ)。
さあ、どうしようかと考えていたところ、直江津方面行きの信越線は、雪のため妙高高原あるいは黒姫止まりとのこと。はい、A案消えた。
では、B案はどうか。特に問題はなさそう。「冬の飯山線」を通る場合、途中で止まる可能性もあるわけですが、それを勘案してもそれを体験したいという思いが勝ちました。
16時31分発の列車に乗車。車内は立っている人もいるぐらいの混み具合です。
それでも、進んでいくうちに一人降り、二人降り。ずいぶんゆったりしてきました。
途中、車両切り離しとすれ違いのため、長めの停車。その間にちょっとホームへ。
ここで少し不安になる言葉が耳に…(書いていいのかやや微妙なので、気になる人は直接僕に聞いてください)。
なんだかすっきりしないまま、少しの遅れでもって再スタート。どんどん暗くなっていきます。
途中、トレイン検定でおなじみの森宮野原も通過。さすがに7メートル越えの積雪はありませんでしたが、それでも豪雪地帯の表情はうかがえました。
すっかり日も落ち、景色は見えません。乗りつくしをしている人の中には「夜はノーカウント」というやり方の人もいるようですが、僕はあくまで「真っ暗で、雪の壁ができている景色」を見ていると判断していました。
途中、同乗者のおじさんが「すっかりマニア列車だ。普通の人はいないよ」と話しかけてきたので車中を見てみると、本当だ(笑)、僕を含め、「それっぽい」人が4・5人いるぐらいでした。ということは、そういう趣味の人がいなかったら乗客0だった!?
途中誰も乗らない区間が続きましたが、ほくほく線との接続駅である十日町でようやくまとまった人数が乗り込んできました。正直、少しホッとしました。
そこから約30分、幸い、数分遅れただけで終点の越後川口に到着。
やっぱり、すごい雪です。
一緒に乗っていた人々は、どうやら上越線の下りで長岡方面に行く模様。もう20時近いのですから、みなさん宿や住まいに向かうのでしょう。
一方、僕は逆方向のためここで約40分待つことになりました。待合室で読書をしたり、ポスターで地元のお祭りにあやまんJAPANが営業に来ることを知ったりしながら時間を過ごしていました。
そんななかいきなり放送が。びっくりしていると、乗る予定の電車が三つ前の宮内駅を通過したというお知らせでした。こういう案内が出るんですね。
そんなこんなで時間を過ごしているうちに電車が来る10分前に。乗り遅れたら洒落にならないので早めにホームにいったのですが、これが誤算。寒いわ、ベンチは雪で座れないわ。いくらなんでも早すぎでした。
20時20分、定刻通り電車が来てくれました。誰もいない駅舎、真っ暗なホームでひとりぼっちでいてもきちんと電車が来てくれたことに、改めて感動しました。
20分ばかり乗って、浦佐へ。ここで大宮までの新幹線の券を購入。
乗り換え時間がそんなに長くはなかったのですが、つつがなく済ませられました。
20時55分発。途中越後湯沢で待ち合わせがありましたが、無事大宮に22時過ぎに着きました。大宮は暖かい!
ちょろっと用事を済ませて帰宅。
一日目終了。
<2月12日>
この日は、伊東線&伊豆急行線の予定。
まずは、湘南新宿ラインで一路大船へ。駅近くのゲーセンでビートマニアをプレー。ようやく神奈川を追加。
大船発11時09分発、伊東12時56分着の電車に乗ります。やっぱり根府川近辺の車窓は素晴らしい!
伊東に時間通り到着。お昼はホームで売っていた駅弁の幕の内弁当にしました。三種の神器もばっちり。
食べながらホームの放送を聴いていると、上りのスーパービュー踊り子は満席とのこと。やっぱり伊豆は人気があるのですね。
と同時に、「伊豆の踊子」それ自体はそこまで明るい話じゃなかったような気がするな、などと考えたり考えなかったり。
伊東から先が伊豆急。普通電車とは思えないリゾート21の車両でした。
快適な乗り心地で一路伊豆急下田へ。
途中、車掌さんのアナウンスで景色の案内が。
写真が小さいですが、中央に見えるのは伊豆大島なんですって。こんなに近いのね。
1時間ほどで伊豆急下田に到着。
スケジュールの都合上、駅前をちょろっと見て、お土産を少し買っただけで、乗ってきた車両に再び乗車。
往路で耳にしたのですが、河津では桜まつりをやっているとのこと。30分ぐらいなら大丈夫だったので、途中下車することにしました。
何本かは、すでにこんなに咲いていました。
↑スネ夫?
この後は特別なこともなく小田原へ。
そこからは、まだほとんど乗ったことがなかった小田急線で新宿へ帰り、さらに埼京線で大宮に戻ってエンタメタワーとなりました。
この二日間、無事に行って帰ってこれたのですから百点満点です。
僕の場合、ある程度の距離のところへ行く場合は、「人間いつ死ぬか分からないのだから、もう二度とここには来られないかもしれない」という覚悟で行っているのですが、仮に本当にそうなったとしても悔いのない時間を過ごせました。
本当にいい旅でした。
<2月11日>
7時48分大宮発の新幹線で、まずは上田へ。
朝早いのでそんなに混んでいないのでは、とタカをくくっていたら、車内はスノボを抱えた人やらなんやらで超満員。うへ~。
上田到着までの約50分、外の景色を見ていたのですが、思ったより雪は積もっていないのですね。軽井沢近辺を過ぎたあたりが薄化粧、という具合。
定刻通り上田着。まずはこちらへ。
上田電鉄別所線です。
上田駅の発車ベルは、ここを舞台にした映画「サマーウォーズ」の主題歌「僕らの夏の夢」でした。
30分ぐらいして、終点別所温泉駅到着。
ようやく連れてきてあげられました。
乗ってきた電車で、再び上田へ戻ります。
次の電車まで30分ぐらいあったのでどこか見られるかなと、駅併設の観光案内所でパンフレットを見ると、徒歩5分で千曲川に行けるとのこと。早速てくてく。
もちろん寒かったのですが、水の音が非常に心地よく、とても去りがたかったです。
でも、遅れるわけにはいきませんので、駅へ戻りました。
次はこちら。
しなの鉄道で屋代駅へ向かいます。
車中、クロスシートで後ろに座っていたご婦人が、しきりと「雪ないわねぇ~。想像とずいぶん違うわねぇ~。」と話されていました。確かに、豪雪のニュースを聞いていましたから、僕もそう思っていました。
ですが、天気もよく、雪はちょろっとしかありませんでした。一口に信州といっても、土地ごとに違うものですね。
20分ちょいで屋代駅に到着。
次に乗る電車まで50分ほどあったので、駅待合室のストーブ前で早めの昼食。
次に乗る車両はこちら。
この日は、これがメインで来ました。3月末日で廃線となる、長野電鉄屋代線です。
車内は僕と同様の「それっぽい」人が多かったですが、もちろん地元の方々も乗っていました。
廃線になると、ちょっとした移動も大変でしょうね…。
よく政治の場で、「地方に権限を」なんて最近言ってますが、それはあくまで単独でやれる大都会の話ではないでしょうか。
そういう大都市が、地方の中小都市を吸い取っている面もあるのではと、出かけるたびに感じますね。
鉄道をはじめとする交通は、営利企業といえども、やはりそういう損得だけで片付けるわけにはいかないはずなんですが。もっとも、僕にアイデアがあるわけではないですよね。情けない。
屋代線の終点、須坂駅で長野線に乗り換え、同線の終点湯田中へ向かいます。
↑気になる看板。「文明人の主食」ってすごいフレーズだなぁ…。
温泉へ行くとおぼしき方々を見送り、またしても同じ車両で須坂へ戻り、さらに終点の長野へ。
なんと、7か月で3回目の長野駅(笑)。半分地元の感じがしてきた。
さて、当初の予定では、篠ノ井・中央東線を甲府経由で帰るつもりだったのですが、天気予報を見るとこの日は山でも積雪は増えないとのこと。
そこで、「山中の路線を乗るためにもう一回来て宿泊代を使うよりは、帰りも新幹線を使ったほうがいいのでは」と、別ルートをさらに埋めることにしました。
候補は以下の二つ。
A.直江津へ出て、ほくほく線に乗り(ウィークエンドパスはこれにも乗れる)越後湯沢へ。そこから高崎まで新幹線を使い、お金節約のためあとは普通で大宮へ。
B.長野から飯山線直通の列車に乗り、終点の越後川口へ。そこから上越線で浦佐に向かい、新幹線でダイレクトに大宮へ(このルートの場合、高崎まででも大宮まで行っても特急料金は同じ)。
さあ、どうしようかと考えていたところ、直江津方面行きの信越線は、雪のため妙高高原あるいは黒姫止まりとのこと。はい、A案消えた。
では、B案はどうか。特に問題はなさそう。「冬の飯山線」を通る場合、途中で止まる可能性もあるわけですが、それを勘案してもそれを体験したいという思いが勝ちました。
16時31分発の列車に乗車。車内は立っている人もいるぐらいの混み具合です。
それでも、進んでいくうちに一人降り、二人降り。ずいぶんゆったりしてきました。
途中、車両切り離しとすれ違いのため、長めの停車。その間にちょっとホームへ。
ここで少し不安になる言葉が耳に…(書いていいのかやや微妙なので、気になる人は直接僕に聞いてください)。
なんだかすっきりしないまま、少しの遅れでもって再スタート。どんどん暗くなっていきます。
途中、トレイン検定でおなじみの森宮野原も通過。さすがに7メートル越えの積雪はありませんでしたが、それでも豪雪地帯の表情はうかがえました。
すっかり日も落ち、景色は見えません。乗りつくしをしている人の中には「夜はノーカウント」というやり方の人もいるようですが、僕はあくまで「真っ暗で、雪の壁ができている景色」を見ていると判断していました。
途中、同乗者のおじさんが「すっかりマニア列車だ。普通の人はいないよ」と話しかけてきたので車中を見てみると、本当だ(笑)、僕を含め、「それっぽい」人が4・5人いるぐらいでした。ということは、そういう趣味の人がいなかったら乗客0だった!?
途中誰も乗らない区間が続きましたが、ほくほく線との接続駅である十日町でようやくまとまった人数が乗り込んできました。正直、少しホッとしました。
そこから約30分、幸い、数分遅れただけで終点の越後川口に到着。
やっぱり、すごい雪です。
一緒に乗っていた人々は、どうやら上越線の下りで長岡方面に行く模様。もう20時近いのですから、みなさん宿や住まいに向かうのでしょう。
一方、僕は逆方向のためここで約40分待つことになりました。待合室で読書をしたり、ポスターで地元のお祭りにあやまんJAPANが営業に来ることを知ったりしながら時間を過ごしていました。
そんななかいきなり放送が。びっくりしていると、乗る予定の電車が三つ前の宮内駅を通過したというお知らせでした。こういう案内が出るんですね。
そんなこんなで時間を過ごしているうちに電車が来る10分前に。乗り遅れたら洒落にならないので早めにホームにいったのですが、これが誤算。寒いわ、ベンチは雪で座れないわ。いくらなんでも早すぎでした。
20時20分、定刻通り電車が来てくれました。誰もいない駅舎、真っ暗なホームでひとりぼっちでいてもきちんと電車が来てくれたことに、改めて感動しました。
20分ばかり乗って、浦佐へ。ここで大宮までの新幹線の券を購入。
乗り換え時間がそんなに長くはなかったのですが、つつがなく済ませられました。
20時55分発。途中越後湯沢で待ち合わせがありましたが、無事大宮に22時過ぎに着きました。大宮は暖かい!
ちょろっと用事を済ませて帰宅。
一日目終了。
<2月12日>
この日は、伊東線&伊豆急行線の予定。
まずは、湘南新宿ラインで一路大船へ。駅近くのゲーセンでビートマニアをプレー。ようやく神奈川を追加。
大船発11時09分発、伊東12時56分着の電車に乗ります。やっぱり根府川近辺の車窓は素晴らしい!
伊東に時間通り到着。お昼はホームで売っていた駅弁の幕の内弁当にしました。三種の神器もばっちり。
食べながらホームの放送を聴いていると、上りのスーパービュー踊り子は満席とのこと。やっぱり伊豆は人気があるのですね。
と同時に、「伊豆の踊子」それ自体はそこまで明るい話じゃなかったような気がするな、などと考えたり考えなかったり。
伊東から先が伊豆急。普通電車とは思えないリゾート21の車両でした。
快適な乗り心地で一路伊豆急下田へ。
途中、車掌さんのアナウンスで景色の案内が。
写真が小さいですが、中央に見えるのは伊豆大島なんですって。こんなに近いのね。
1時間ほどで伊豆急下田に到着。
スケジュールの都合上、駅前をちょろっと見て、お土産を少し買っただけで、乗ってきた車両に再び乗車。
往路で耳にしたのですが、河津では桜まつりをやっているとのこと。30分ぐらいなら大丈夫だったので、途中下車することにしました。
何本かは、すでにこんなに咲いていました。
↑スネ夫?
この後は特別なこともなく小田原へ。
そこからは、まだほとんど乗ったことがなかった小田急線で新宿へ帰り、さらに埼京線で大宮に戻ってエンタメタワーとなりました。
この二日間、無事に行って帰ってこれたのですから百点満点です。
僕の場合、ある程度の距離のところへ行く場合は、「人間いつ死ぬか分からないのだから、もう二度とここには来られないかもしれない」という覚悟で行っているのですが、仮に本当にそうなったとしても悔いのない時間を過ごせました。
本当にいい旅でした。