■学校教育のお金@あさイチ
●「学校納付金(教材費)のお知らせ」
これは都内のある学校で配られたもの
いろんな教材がずらっと出ていて、合計1万2000円
これが保護者の負担となると結構な額
こうした負担を減らす取り組みが始まっています
●お母さんたちの嘆きの声(お父さんはどこへ?
「絵の具セットやらお道具箱やらなんだかんだ結構かかる」
(そういえば、習字の道具、リコーダー、いろいろあったなあ どこにいったろう???
「中学校、お金かかるなぁ そろそろ節約しなくちゃ」
「義務教育だけど意外とかかるんだ という感じです」
「正直ちょっと驚いた」
憲法26条
川口市独自の取り組み
保護者の負担を減らすことに成功した学校もある
小谷場中学校
事務職員・柳澤靖明さんは、学校の予算を管理している
この学校の場合、年間の予算は 600万円あまり
そのうち9割は校舎などの修繕費や、備品の購入などにあてられています
教材もできるだけ予算で購入します
しかし足りない分は保護者の負担になっています
モニターを使った授業
柳沢さんが赴任した時、教材費の負担は一人当たり、年間2万8000円に上っていました
そこで始めたのがモニターを使った授業
一人一冊ずつ買っていた社会科の資料集の内容を映すことで
全員の購入が不要になりました
(これからは、1人1台のPCやタブレットになるのでは?
柳澤:
そこまで毎週のように資料集を使っているのではない
買わせるのではなくて、こうしてスライドで映すという感じで
これだけで一人2100円の教材費を削減しました
さらに授業で使う全てのものについて、全教科の先生と見直しを進めています
この日、話題になったのは、クラス全員に購入を求めていた数学のノートについて
数学の教師:「A4ノートは使い勝手が悪い」という話があります
柳澤:
ひと回り小さいサイズ(B5)だと値段が安くなるため、学校で購入できると提案しました
たかが108円かもしれないけれども、保護者負担金が軽減される
数学教師:
教材費で保護者の私費負担を減らすという考えがなかったので
その話を聞いて、そういうところも気をつけていかなきゃいけないと思って
努力していこうという意識が高まっているので いい取り組みだと思っています
教室のカーテンのクリーニング代
これも保護者に負担を求めていましたが
生徒と職員が協力して学校で洗うことで一人当たり200円の削減
(地道な努力だなあ 勉強や部活を教えるだけでも大変なのに
それより政治屋一人やめたほうがよほど予算が回るだろうに
柳澤:
公教育としては、無償が理想だと思うんですけれども
保護者の負担に頼らずに、学校を運営していくということが
必要なのではないかと感じています
新入生の保護者への説明会
柳澤さんは、保護者自身に関心を持ってもらうことが大切だと考えています
ほぼお母さんばっかり!
柳澤さん:
新たに入学する生徒の保護者には、お金の使い道を細かく伝えています
言われたからその金額を払うってことじゃなくて
言われた金額の根拠というか、何にそれを使うのかというのをまず知ってほしいので
それを見て疑問があったら遠慮なく事務職員、担任の先生でもいいので
聞いてみるということからキャッチボールが始まるんじゃないかなと感じています
ネットワーク報道部・大窪記者:
お金を見直すにあたって、保護者ができることが実はたくさんあるんです
私たち保護者が負担しているお金がどんな風に使われているのか
しっかりチェックして、そのお金がきちんと使われているのかどうかというのを見て
学校と共有して、提言していくことが大切だと思います
始めに知っていただきたいのは、保護者が負担するお金というのは
実は地域、学校ごとにばらつきがあります
当たり前に払っているお金ですけれども
保護者負担が大きい学校と小さい学校で比べると
同じ公立の小中学校でも1年間で1万円以上の開きがあるところもある
他校との比較
でも、自分が払っている保護者負担が大きいのか小さいのか
なかなかわからないですよね
その時に手がかりとなるのが、冒頭で紹介した学校から配られるお手紙なんです
まずチェックしていただきたいのは、自分の学校がどれぐらい払っているのかということ
この例で言うと、5年生が1万2000円
是非近くの学校のママ友とかと情報共有していただいて
「自分の学校ではこれだけ払っているけど、あなたの学校はどう?」みたいに
比較して欲しいと思います
●何に使われているのか? 項目チェック
例えば「書写用紙」に、この学校では100円負担しているんですけれども
学校で用意しているところも多くあります
こういうお手紙をママ同士で見せ合ってみたり
項目を比較してみて、疑問がわいたら
ぜひ学校の事務職員の先生、担任の先生などに
どんどんぶつけてほしいなと思います
PTAの議題などにあげていただいてもいいかなと思います
近江:
自分の学生時代を思い出すと、あまり使わなかった資料集があったような気がします
大窪記者:
低学年のお子さんだと、確かに資料集が使われているのか
チェックするのは難しいけれども
例えば、宿題を見る時に、合わせて資料集とかワークブックを開いて
使われているかな?とチェックしてみたり
子どもに「この教材ってどう使ってる?」と聞いてみるのも一つの方法だと思います
●学校の当たり前を見直す取り組み@福岡県古賀市
保護者の負担を地域をあげて減らそうという取り組みが進んでいる
キーワードとなるのは「みんなで使う」
新入学の時期に一番出費になるのが「制服」
古賀市では、教育委員会が卒業生から制服を譲ってもらい
希望者に無料で提供する仕組みを作っている
このように教育委員会の廊下には、常時100着以上の制服が並べられていて
サイズが合えば保護者が無料で譲り受けることができる
(そういえば自分の学制服って今どこにあるんだろう?
いっそ制服自体やめちゃえば? ブランド志向から着てるんだろうけど
運動着、上履きも全部揃えなくてもいいじゃん 軍隊の名残か?
その他、短い期間しか使わない教材
例えば低学年の算数の授業の数のおけいこセット おはじきとかが入っている(あったかも!
一人一つずつ買っていたものを
市が一括で購入して、授業が必要な時に貸し出す仕組みも作った
およそ3000円ぐらいの負担が減った
特に中学生の男子は成長期ですぐ大きくなる
入学の時でなく、学年が上がってから制服の買い替えの必要になる時にも
無料でもらえるので喜ばれています
●「学校納付金(教材費)のお知らせ」
これは都内のある学校で配られたもの
いろんな教材がずらっと出ていて、合計1万2000円
これが保護者の負担となると結構な額
こうした負担を減らす取り組みが始まっています
●お母さんたちの嘆きの声(お父さんはどこへ?
「絵の具セットやらお道具箱やらなんだかんだ結構かかる」
(そういえば、習字の道具、リコーダー、いろいろあったなあ どこにいったろう???
「中学校、お金かかるなぁ そろそろ節約しなくちゃ」
「義務教育だけど意外とかかるんだ という感じです」
「正直ちょっと驚いた」
憲法26条
川口市独自の取り組み
保護者の負担を減らすことに成功した学校もある
小谷場中学校
事務職員・柳澤靖明さんは、学校の予算を管理している
この学校の場合、年間の予算は 600万円あまり
そのうち9割は校舎などの修繕費や、備品の購入などにあてられています
教材もできるだけ予算で購入します
しかし足りない分は保護者の負担になっています
モニターを使った授業
柳沢さんが赴任した時、教材費の負担は一人当たり、年間2万8000円に上っていました
そこで始めたのがモニターを使った授業
一人一冊ずつ買っていた社会科の資料集の内容を映すことで
全員の購入が不要になりました
(これからは、1人1台のPCやタブレットになるのでは?
柳澤:
そこまで毎週のように資料集を使っているのではない
買わせるのではなくて、こうしてスライドで映すという感じで
これだけで一人2100円の教材費を削減しました
さらに授業で使う全てのものについて、全教科の先生と見直しを進めています
この日、話題になったのは、クラス全員に購入を求めていた数学のノートについて
数学の教師:「A4ノートは使い勝手が悪い」という話があります
柳澤:
ひと回り小さいサイズ(B5)だと値段が安くなるため、学校で購入できると提案しました
たかが108円かもしれないけれども、保護者負担金が軽減される
数学教師:
教材費で保護者の私費負担を減らすという考えがなかったので
その話を聞いて、そういうところも気をつけていかなきゃいけないと思って
努力していこうという意識が高まっているので いい取り組みだと思っています
教室のカーテンのクリーニング代
これも保護者に負担を求めていましたが
生徒と職員が協力して学校で洗うことで一人当たり200円の削減
(地道な努力だなあ 勉強や部活を教えるだけでも大変なのに
それより政治屋一人やめたほうがよほど予算が回るだろうに
柳澤:
公教育としては、無償が理想だと思うんですけれども
保護者の負担に頼らずに、学校を運営していくということが
必要なのではないかと感じています
新入生の保護者への説明会
柳澤さんは、保護者自身に関心を持ってもらうことが大切だと考えています
ほぼお母さんばっかり!
柳澤さん:
新たに入学する生徒の保護者には、お金の使い道を細かく伝えています
言われたからその金額を払うってことじゃなくて
言われた金額の根拠というか、何にそれを使うのかというのをまず知ってほしいので
それを見て疑問があったら遠慮なく事務職員、担任の先生でもいいので
聞いてみるということからキャッチボールが始まるんじゃないかなと感じています
ネットワーク報道部・大窪記者:
お金を見直すにあたって、保護者ができることが実はたくさんあるんです
私たち保護者が負担しているお金がどんな風に使われているのか
しっかりチェックして、そのお金がきちんと使われているのかどうかというのを見て
学校と共有して、提言していくことが大切だと思います
始めに知っていただきたいのは、保護者が負担するお金というのは
実は地域、学校ごとにばらつきがあります
当たり前に払っているお金ですけれども
保護者負担が大きい学校と小さい学校で比べると
同じ公立の小中学校でも1年間で1万円以上の開きがあるところもある
他校との比較
でも、自分が払っている保護者負担が大きいのか小さいのか
なかなかわからないですよね
その時に手がかりとなるのが、冒頭で紹介した学校から配られるお手紙なんです
まずチェックしていただきたいのは、自分の学校がどれぐらい払っているのかということ
この例で言うと、5年生が1万2000円
是非近くの学校のママ友とかと情報共有していただいて
「自分の学校ではこれだけ払っているけど、あなたの学校はどう?」みたいに
比較して欲しいと思います
●何に使われているのか? 項目チェック
例えば「書写用紙」に、この学校では100円負担しているんですけれども
学校で用意しているところも多くあります
こういうお手紙をママ同士で見せ合ってみたり
項目を比較してみて、疑問がわいたら
ぜひ学校の事務職員の先生、担任の先生などに
どんどんぶつけてほしいなと思います
PTAの議題などにあげていただいてもいいかなと思います
近江:
自分の学生時代を思い出すと、あまり使わなかった資料集があったような気がします
大窪記者:
低学年のお子さんだと、確かに資料集が使われているのか
チェックするのは難しいけれども
例えば、宿題を見る時に、合わせて資料集とかワークブックを開いて
使われているかな?とチェックしてみたり
子どもに「この教材ってどう使ってる?」と聞いてみるのも一つの方法だと思います
●学校の当たり前を見直す取り組み@福岡県古賀市
保護者の負担を地域をあげて減らそうという取り組みが進んでいる
キーワードとなるのは「みんなで使う」
新入学の時期に一番出費になるのが「制服」
古賀市では、教育委員会が卒業生から制服を譲ってもらい
希望者に無料で提供する仕組みを作っている
このように教育委員会の廊下には、常時100着以上の制服が並べられていて
サイズが合えば保護者が無料で譲り受けることができる
(そういえば自分の学制服って今どこにあるんだろう?
いっそ制服自体やめちゃえば? ブランド志向から着てるんだろうけど
運動着、上履きも全部揃えなくてもいいじゃん 軍隊の名残か?
その他、短い期間しか使わない教材
例えば低学年の算数の授業の数のおけいこセット おはじきとかが入っている(あったかも!
一人一つずつ買っていたものを
市が一括で購入して、授業が必要な時に貸し出す仕組みも作った
およそ3000円ぐらいの負担が減った
特に中学生の男子は成長期ですぐ大きくなる
入学の時でなく、学年が上がってから制服の買い替えの必要になる時にも
無料でもらえるので喜ばれています