メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

舟越桂 私の中にある泉(渋谷区立松濤美術館)@アートシーン

2021-01-23 13:25:51 | アート&イベント
長塚圭史×舟越桂@SWITCH インタビュー 達人達 アンコール

三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館@松濤美術館(2017.11.11)




これは観に行かなきゃ
いっぺんにこんなにたくさんの作品が見れる個展はなかなかないな

松濤美術館はいつも素敵な個展を開いてくれる



【内容抜粋メモ】

舟越さんはスフィンクスの名前を使ったシリーズを作ってきました















舟越:
一応スフィンクスを僕流に考えて作った作品です
動物と人間が混ざってて
男と女も混ざってるということを考えました


この作品はイラク戦争をきっかけに制作したものです

舟越:
イラク戦争に反対だということを意思表示したくて
ただ人間のやることをずっと
どこか高い丘か森の上から見てる
全部見てるという存在を思いつきました



2004年の作品 言葉をつかむ手





舟越さんは日頃から創作のヒントとなる言葉を捕まえることを大切にしています
その言葉を捉える感覚を手の形で表しています



水に映る月餅
現在見るような異形に本格的に取り組んだのは50歳前後からでした






2003年の作品を制作する舟越さんの様子
ドリルで後頭部に穴を開けてる















舟越:
自分にとっても初めてのようなこと
それから人間全般にとっても
ある意味では初めてのようなものを探していくべきだと思う

少なくとも新鮮なものを作る
それがもしかしたら
全ての人が初めての存在なんだっていうことの
証明につながればいいかなと思います










舟越さんは30代まで写実的な人物像を多く作ってきました
その造形力は極めて高く
人物の内面まで表現されているようです


やがて舟越さんの人物造形は徐々に変化していきます


森へ行く日
黒い自転車のチューブを使った新たな試みです







スケッチに現れる構造も自在に広がり
独自の彫刻世界を切り開いていきます








遅い振り子
人物の胴体が後ろ前に逆転し
振り子状の腕をつけた彫刻
人間の不安定さや混沌を表現した彫刻です









舟越:
俺はもう人間を描き切った
と思えることは多分ないでしょうし
そういう風に言った作家も多分いなかったと思うんですよね

普通に具象で人物を作っていても
俺だけの何か新しい彫刻世界を作れるんじゃないか
という風に思うようになってきました

美術というか芸術とかは
本当に限界はないんじゃないかなと思いますね












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