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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『大草原のプレーリードッグ』(七賢出版)

2013-06-21 10:24:32 | 
『大草原のプレーリードッグ』(七賢出版)
小原玲/著

図書館巡りで動物コーナーにプーさんの写真集発見 早速、借りてみた♪
動物園にいる時とはまったく違った素の表情?が見れて、とにかく可愛い
なんで、いつも両手が前に垂れてるんだろう・・・

 
<意外に長く伸びるプーさん>

 
<ポツンとひとりきりw><走ろうと思えば走れるプーさん>

巻末の生態や、生活がヒトによって変えられてしまった現状を読んだら、心が痛んだ。
ヒトはあらゆる生き物に対して失礼千万なことばかりしているんだなぁ・・・


【内容抜粋メモ】

毛色や生息地などの違いにより、オグロ、オジロ、メキシカン、ユタ、グニソンズの5種に区分されている。
本書に登場するのは、もっとも生息数が多いオグロ・プレーリードッグ。

 

プレーリードッグは高度な社会性のある動物。
コテリー(仲間の意。オス1頭にメス3,4頭、その子どもたち)という小集団を生活の単位とし、
を食べる範囲を共有し、子育てを協力しあう。
そのコテリーがたくさん集まってタウン(町)を構成する(プーさんタウンに住みたい
プレーリードッグ・タウンは、大きなものでは65haにも及ぶ。



代表的な天敵はコヨーテ、鷲、鷹、フェレット()など。
誰かが天敵を見つけると「キャン、キャン、キャン」と鳴くことからドッグなんだね!
鳴き声はタウン全体に響き渡り、コヨーテは、そのうるささに閉口して諦めて遠ざかってしまう。
外敵が遠ざかると、「キャイーン」と短く叫んでジャンプ
これもタウン全体にこだまのように鳴り響く。


 
コテリーの境界では絶えず縄張り争いが繰り広げられている。
オスはひとしきり追いかけあった後、お尻を向け合い、臭いをかぎあって勝敗を決める
勝ったオスは「キャイーン」とジャンプするv



バイソン(バッファロー)はプレーリードッグのつくった巣穴の入り口の土が盛り上がっているところが大好きで、
横倒しになって土浴びをする。入り口が崩れてしまったのを呆然と見つめるプレーリードッグ
バイソンが去ると、また土を掘って、最後に頭突きで土を固めるw


 
アナホリフクロウや、ウサギ、ガラガラヘビも、空き巣になったプレーリードッグの巣穴に住みつく。


草原や牧場が街に変わるにつれて、プレーリードッグは駆逐されていった。
巣穴が牛や馬の骨折の原因になること、病原菌を媒介する可能性があるなどの理由で害獣とみなされ、
巣穴は埋められ、毒がまかれたり、射撃大会が行われている場所もある!
プレーリー(草原)の原住民が今では国立・州立公園などの保護区でしか見ることができない。


  
夏から秋にかけて食べられるだけ草を食べ、秋にはすっかり丸く太り、春とは別の生き物のように見えるw
草の少ない冬はこの脂肪が頼り。
春は赤ちゃんたちで一番賑やかな季節になる

 


プレーリードッグは「キャイーン」と鳴き叫ぶ。
「ここは俺の場所だ。ここで俺は生きる」というように。




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