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あなたも広めているかも!?  ネットの“ウソ情報”@週刊ニュース深読み

2017-02-15 14:15:46 | テレビ・動画配信
あなたも広めているかも!?  ネットの“ウソ情報”@週刊ニュース深読み

専門家:
土屋 大洋さん(慶應義塾大学大学院 教授)
古田 大輔さん(BuzzFeed Japan 創刊編集長)
森 達也さん(作家・映画監督)
山下 和彦(NHK ネット報道部デスク)

 

 
 
ゲスト:
木本 武宏さん(タレント)
相田 翔子さん(歌手・女優)


アメリカ大統領選でも流れたさまざまなウソ情報
 




便利な「まとめサイト」
 




ウソばかりを集めたサイトは、マケドニアの若者が小遣い稼ぎに作っていた
 


今はじまったことではない

専門家:
「不安」をもった時、人々は「集団化」し、
情報を正しく見極めることができなくなることは、SNSなどネットに限らず昔からあった

戦時中の新聞も正しい戦況は国民に伏せられたし、
ルアンダの虐殺も誤報から始まった

テレビも「広告料」で成り立っている
「新聞」も、よりスキャンダラスな見出しを書けば、部数が伸びてより売れる
仕組みはどれも同じ



ジョンも「新聞」について真実は名前だけだってゆってたね



「ポスト真実」~人は感情を優先する もっとも強い感情とは「不安」「恐怖」


専門家:
不安が強まるほど、ヒトは自分にとって都合のいい情報を求めて、選ぶようになる
不安なことが多い現代は、より情報にすがる傾向が強い


個人の趣向を利用した「アルゴリズム」(体操のほうじゃなくてね
今と昔で違う点は、ネットがその人の興味のある情報を集めて提供してくるので、ソースが偏ること



目的の例:
広告料で儲けるため
政治的、宗教的、反体制的な操作・介入をするため→アメリカ選挙戦
愉快犯的


「アルゴリズム」
自分で情報を選んでいるつもりでも、プラットフォームのプログラムによって
知らず知らずのうちにコントロールされてしまう


今のところ規制は出来ない~言論の自由とのかねあい
規制が行き過ぎると「検閲」になってしまう
自由な言論は、自由な言論によって解決するのが民主主義という風潮から規制は控えられている
実際は、他国の介入によってアメリカは揺るがされている


「匿名性」もネットの特徴のひとつ
受信者も発信できる時代

規制の手立ての1つとして、「FACEBOOK」は「通報システム」を作った
情報元を調べて、警告を出すよう動いているところ

新聞社の例では、その記事を書いた人の「署名」を入れるようにした
ネットの記事にも「署名」+「顔写真」をつけるようにしているところもある
その「署名」+「顔写真」も偽造できるし、プライバシーの問題もある



●Alternative Fact
 

アメリカ大統領就任式で参加者が少ない写真は、誰が見ても真実だが、
アメリカの側近は「オルターナティヴな真実だ」と発表(見る人の主観でしょ、みたいな?

どう見たって明らかに少ないでしょう、と批判が募り、側近は結局、謝罪した



*********プレゼン2:最近のマスコミもネット情報を利用して作られている

これまでは、記者が取材し、カメラマンが撮影して、情報を流していた

最近は、スマホなどで簡単に動画や写真が撮れるので、
よりリアルな情報が手に入るため、それを買って流すことも増えた

 

(私の知人も、近所で起きた工場の大火災を写真に撮って
 マスコミに売ったら、次々と「こっちにも売ってほしい」と電話が来たそうな

NHKも、BBSなど海外メディアも視聴者からの情報を利用するのが普通になった時代


その中にもデマがある~見極める
脱線事故の様子がアップされたが、画像は海外のコピーだった
 

NHK担当者がたまたま鉄道に詳しかったため、このレールの写真を見て
日本のものではないのではと疑問を持ち、投稿者のつぶやきの前後も確認して
見送ったため、誤報は免れた


これからはデマをメディアが検証して打ち消す活動が大事 とくに災害などの緊急時ほど
 

基準となるチェック項目を作り、信用できるソースを放送する努力をしているとともに
ショッキングな写真、つぶやきほど、スピーディに、幅広く拡散していくので
その裏をとって、デマであると分かったら即座に知らせることも大事


専門家:
以前、ロシアとウクライナの紛争の時、ふくよかな女性の遺体の写真がとりあげられ
「妊婦も殺された」と報道し、意図的により紛争を煽ったという事例もある


画像はgoogleで簡単にチェックできる(以前、「あさイチ」かどこかでやり方を教えていたな
載せられた画像が、どこかからもってきたものかどうかはすぐに分かる
去年「川が逆流した」という画像も、調べたら、2011年の画像だとすぐに分かった


ネットから隠された真実が掘り起こされる可能性も無視できない

専門家:
互いにチェックしあうことも大事だが、
「事実」そのものが多面的であるという意識を個人それぞれが持って
日々の情報を、自ら見極める目をもつことも大切な時代





短大の「マスコミ」のゼミのことをいつも思い出す

ある短いニュース映像かなにかを見て、その感想を書くという
一見簡単な課題を出されて、私はそのニュース自体について書いて
結果はあまりよくなかったのがショックだった

あとで、講師が、この課題の意図は、
どんな情報にも裏があるという意識を持つことが大切ということを知ってほしかった、とのこと

テレビなら、スポンサーもいるし、原作者、製作者、いろんな人が絡んで
ある1つの事実であっても、最終的にはさまざまな意図が絡んで流される

見るほうも、主観で見ているから、受け取り方は千差万別

それぞれ違っていいのだけれども、扇動されたり、風評被害など偏見を持ったり
メディアは流すほうも、受け取るほうも、あらゆる方向から観る目を養わないと
思わぬ方向に無意識、意識的にコントロールされる、できる危険も孕んでいるということ

「テレビでゆってたから」「雑誌で有名人がゆってたから」だけで単純に信じるのではなく
賛否両論を聞いて、情報のソースがどこかを確かめるのももちろんだけど、
最終的には、自分が正しい認識をもって、判断することにかかっているということを忘れてはいけないと
いつも思う

でも、この情報過多の、超スピード加速社会で、毎回それだけの意識をもつのは難しいよね




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