■映画『ノルウェイの森』(2010)
監督・脚本:トラン・アン・ユン 原作:村上春樹
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、玉山鉄二、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、柄本時生、糸井重里、細野晴臣、高橋幸宏 ほか
音楽:ジョニー・グリーンウッド
主題歌:ザ・ビートルズ「ノルウェイの森」
▼trailer
She asked me to stay
And she told me to sit anywhere
So I looked around
And I noticed there wasn't a chair
(♪NORWEGIAN WOOD/Lennon-McCartney)
※以下、まだ観ていない方はネタバレ注意
レンタル屋で999を借りる際、旧作だから1本100円で、
16~19巻の4本だけでもよかったんだけど、
なぜかチラっと目に入ったこの1本を今さら借りてみた(森
に反応?
家でじっくり映画を観る(しかも2時間を超える)のは久しぶり(最近は集中力が続かない
想像通り、とても純粋で、儚くて、
そして、果てしなく滅入る話だった(フランス映画かなにかみたいに
でも、監督は、ベトナム出身の方だったんだね/驚
意外だったのは、性描写のセリフが露骨で多かったこと。
アメリカのフラワーチルドレンに、もろ影響を受けていた当時の若者は、
こんな感じだったのかな?(それとも原作or映画の過剰演出?
1970年代の親が若い頃は、こんなにサイケでオシャレだったのか
(男性は、ィ横分け七三分けで、妙に身体にピッタリな服を着ているし
これだけ有名な人気作家なのに、わたしは村上春樹さんの小説を一度も読んだことがない。
いつもの、メジャーなものに対する単なる拒否反応と、
湿度の高い日本の純文学がもともと苦手で、
日本人作家の小説は、ほぼ読まないからなんだけど。
話題性の割に興行的にはどうだったんだろう?て気になっていたけど、
ウィキをみるかぎり、けっこう入ったんだね。
でも、例えばこの重いストーリーを、タイムリーに混んだ劇場で観ていたなら、
わたしは最後まで居られただろうか、と考えると不明
▼story
ワタナベとキズキは大親友。キズキは直子と幼なじみで一風変わった恋人同士。
だが、キズキは19歳で自殺してしまい、それきりワタナベと直子も会わなかったが、
ある時、偶然に再会する。直子は山奥にある療養所にいるという。
直子の20歳の誕生日
に2人は抱き合い、直子が処女だと知って驚く。
療養所を何度か訪ねるうちに、2人は愛を深めていくが、
直子の身体は、キズキ同様にワタナベも拒否した。
そんな中、ワタナベは東京の大学で緑という積極的な女のコと付き合いだす。
「母は死んで、父はウルグアイに行ってしまって、今は姉と2人暮らし」だと言うが、
実際は、父は闘病中で、看病の甲斐なく亡くなってしまう。
直子の存在を知りつつ、「わたしを選ぶときは、わたしだけを愛して。もう傷つくのはイヤなの」という緑。
そして、直子は21歳の冬、療養所の山奥で首を吊って自殺した・・・
「愛する者を失くした悲しみを癒すことは出来ない
どのような真理も、どのような誠実さも、
どのような強さも優しさも、その悲しみを癒すことは出来ない
悲しみを悲しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかボクらには出来ない
そして、学びとった何かも、
次にやって来る悲しみに対しては何の役にもたたないのだ」
やたらと純粋。こうゆうのが青春ってやつなのか?
わたしがまったく見過ごしてきた
でも、若干20歳の恋愛。この先の2人だって、どうなるかは誰にも分からない。
「ボクは本質的に楽観的な人間なんだよ」
ていうのは、良くも悪くもとれるセリフだな。
親友と、愛する人を失ってもなお、前を向いて生きていける強さ。ともとれるし、
男は女性心理の深遠さは、いつまでたっても理解出来ないんだ。ともとれる/苦笑
それにしても、どんだけ山奥にある療養所なんだ

物凄い圧倒的な森。雪景色になったら、ユトリロの絵みたいだった
ロケは日本じゃないだろうって思ったら、日本だった/驚
こんな森ならわたしもキノコとか採ったりして療養したいって思ったが、
重度のうつ患者とかには、安全性にいささか問題があるよね
松山ケンイチの繊細な演技っぷりはズルい。
そういえば、松山ファンのサケ友ちゃんと行った昭和喫茶は、
今作のロケに使われたってゆってた気がする(どのシーンか結局分からなかった
でも、今調べてみたら「喫茶 銀座」てゆう恵比寿にあるらしい。じゃ違うのかな???
レコード屋の主人が細野さんで、療養施設の門番が幸宏さんて笑ったw
検索していて何気なく見つけた、いろんな解釈があって面白い→here
追1。
間接照明
って心落ち着くものだなあ。そして、とても贅沢な気分がする
サントラもとても良かった。カンさんてアーティストは初聴き。
追2。
冒頭でみた予告編の中にも、興味を引くものがいくつかあったからメモ。
「わたし出すわ」(松山夫婦つながりか?)、「マークスの山」(これはリメイクだよね?
以前、萩原流行さんにハマっていた時に観て強い印象が残っている。
その後、流行さんのオフィシャルサイトにお邪魔して、コメントを書いたら、
ファンの書き込みに対して、1人1人に丁寧なお返事を書いてくれていて驚いたんだよね

監督・脚本:トラン・アン・ユン 原作:村上春樹
出演:松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、玉山鉄二、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、柄本時生、糸井重里、細野晴臣、高橋幸宏 ほか
音楽:ジョニー・グリーンウッド
主題歌:ザ・ビートルズ「ノルウェイの森」
▼trailer
She asked me to stay
And she told me to sit anywhere
So I looked around
And I noticed there wasn't a chair
(♪NORWEGIAN WOOD/Lennon-McCartney)
※以下、まだ観ていない方はネタバレ注意

レンタル屋で999を借りる際、旧作だから1本100円で、
16~19巻の4本だけでもよかったんだけど、
なぜかチラっと目に入ったこの1本を今さら借りてみた(森

家でじっくり映画を観る(しかも2時間を超える)のは久しぶり(最近は集中力が続かない

想像通り、とても純粋で、儚くて、
そして、果てしなく滅入る話だった(フランス映画かなにかみたいに
でも、監督は、ベトナム出身の方だったんだね/驚
意外だったのは、性描写のセリフが露骨で多かったこと。
アメリカのフラワーチルドレンに、もろ影響を受けていた当時の若者は、
こんな感じだったのかな?(それとも原作or映画の過剰演出?
1970年代の親が若い頃は、こんなにサイケでオシャレだったのか

(男性は、ィ横分け七三分けで、妙に身体にピッタリな服を着ているし

これだけ有名な人気作家なのに、わたしは村上春樹さんの小説を一度も読んだことがない。
いつもの、メジャーなものに対する単なる拒否反応と、
湿度の高い日本の純文学がもともと苦手で、
日本人作家の小説は、ほぼ読まないからなんだけど。
話題性の割に興行的にはどうだったんだろう?て気になっていたけど、
ウィキをみるかぎり、けっこう入ったんだね。
でも、例えばこの重いストーリーを、タイムリーに混んだ劇場で観ていたなら、
わたしは最後まで居られただろうか、と考えると不明

▼story
ワタナベとキズキは大親友。キズキは直子と幼なじみで一風変わった恋人同士。
だが、キズキは19歳で自殺してしまい、それきりワタナベと直子も会わなかったが、
ある時、偶然に再会する。直子は山奥にある療養所にいるという。
直子の20歳の誕生日

療養所を何度か訪ねるうちに、2人は愛を深めていくが、
直子の身体は、キズキ同様にワタナベも拒否した。
そんな中、ワタナベは東京の大学で緑という積極的な女のコと付き合いだす。
「母は死んで、父はウルグアイに行ってしまって、今は姉と2人暮らし」だと言うが、
実際は、父は闘病中で、看病の甲斐なく亡くなってしまう。
直子の存在を知りつつ、「わたしを選ぶときは、わたしだけを愛して。もう傷つくのはイヤなの」という緑。
そして、直子は21歳の冬、療養所の山奥で首を吊って自殺した・・・
「愛する者を失くした悲しみを癒すことは出来ない
どのような真理も、どのような誠実さも、
どのような強さも優しさも、その悲しみを癒すことは出来ない
悲しみを悲しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかボクらには出来ない
そして、学びとった何かも、
次にやって来る悲しみに対しては何の役にもたたないのだ」
やたらと純粋。こうゆうのが青春ってやつなのか?
わたしがまったく見過ごしてきた

でも、若干20歳の恋愛。この先の2人だって、どうなるかは誰にも分からない。
「ボクは本質的に楽観的な人間なんだよ」
ていうのは、良くも悪くもとれるセリフだな。
親友と、愛する人を失ってもなお、前を向いて生きていける強さ。ともとれるし、
男は女性心理の深遠さは、いつまでたっても理解出来ないんだ。ともとれる/苦笑
それにしても、どんだけ山奥にある療養所なんだ


物凄い圧倒的な森。雪景色になったら、ユトリロの絵みたいだった

ロケは日本じゃないだろうって思ったら、日本だった/驚
こんな森ならわたしもキノコとか採ったりして療養したいって思ったが、
重度のうつ患者とかには、安全性にいささか問題があるよね

松山ケンイチの繊細な演技っぷりはズルい。
そういえば、松山ファンのサケ友ちゃんと行った昭和喫茶は、
今作のロケに使われたってゆってた気がする(どのシーンか結局分からなかった

でも、今調べてみたら「喫茶 銀座」てゆう恵比寿にあるらしい。じゃ違うのかな???
レコード屋の主人が細野さんで、療養施設の門番が幸宏さんて笑ったw
検索していて何気なく見つけた、いろんな解釈があって面白い→here
追1。
間接照明


サントラもとても良かった。カンさんてアーティストは初聴き。
追2。
冒頭でみた予告編の中にも、興味を引くものがいくつかあったからメモ。
「わたし出すわ」(松山夫婦つながりか?)、「マークスの山」(これはリメイクだよね?
以前、萩原流行さんにハマっていた時に観て強い印象が残っている。
その後、流行さんのオフィシャルサイトにお邪魔して、コメントを書いたら、
ファンの書き込みに対して、1人1人に丁寧なお返事を書いてくれていて驚いたんだよね

