メランコリア

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TVアニメ『銀河鉄道999』(9巻~19巻)

2012-07-25 19:34:30 | マンガ&アニメ
TVアニメ『銀河鉄道999』(9巻~19巻)

ブログを検索したらDVDレンタルの記録は5巻までしか見つからないけど、
たしか9巻までしか店頭になくて、その後は動画で飛び飛びに見たんじゃなかったっけ???

ダブってるのもたくさんあるけど、ラストまで置いてある店を見つけたから、
とにかく9巻からラストまでを見ようと思う。
テレビシリーズのラストがどうだったか思い出せなくて、
ずぅっと気になっていたんだよね。

▼disc 9~
32型液晶画面で見る999はさらに迫力あるv

「時間城の海賊」
アンドロメダ星雲の大分岐点に到着して1週間過ごすことに。
宇宙広しといえども、本物の戦士だけが持つというコスモガンを持っているのは4人だけ。
鉄郎、クイーンエメラルダス、キャプテン・ハーロック、あれ?もう1人は?

酒場で歌う歌手エリューズは、ハーロックに憧れて時間城を守るが、彼はニセモノだった。
ニセモノは、昔メーテルの仲間で、宇宙を救おうとしたが、裏切って仲間が死んだことでメーテルは復讐に行く。
普段穏やかなメーテルとは思えない憤怒の鬼の表情!/驚×500

助けに行った鉄郎は時間の渦に巻き込まれ、お母さんが死んだ日を追体験する。
時間を操ることができるエリューズは、時間を早めて男と心中する。
後半のハイライトだな。映画版ともちょっと似ている。ニセモノのハーロックの声は五右衛門?!
ホンモノのほうは鉄郎に直接会わずにアルカディア号で去ってしまう。
ハーロックのことを「おじさーん」てw


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実は、上記の記事を書いたのは去年のこと
それから、一体どこまでDVDで見たのか、さっぱり思い出せなかったけど、
とにかくレンタル屋に行って、記憶をてきとーに遡って、16巻~最終巻まで借りてみた。
以下はそのメモ。

▼disc 16~

「フライング・クロ」
例えロボットでもにゃんこ好きには悲しすぎる話

「宇宙に残った一冊の本」
星が滅びるのを最後まで記録するために、生命を捨てる気持ちは分からなくもない。
宇宙に漂うカプセルに入った1冊の本こそが、限りある生命の代わりなんだ。

それにしても・・・
改めて考えるに、地球も含めて、999が停まる星にはロクな星がないなあ!
ヒトが住むと、みんなどこか歪んでしまうってことか?
松本さんは、アニメを見る子どもたちに道徳を教えようとしたのかもしれないけれども。

「四次元エレベーター」
メーテルの結婚式を見て動揺する鉄郎。相手の名前がキザルーナだってw

「ルーズゾーンの妖怪」
かつては豊かな星だったのに、ゴミだらけになって、人々が全員ほかの星に移住してしまってからは、
ゴミの星と化し、ゴミ怪獣まで現れる(「ナウシカ」の巨神兵みたい
部屋の片付けをしていて、粗大ゴミをどうしようか考えてる途中だったから耳が痛かった

「永遠の夢追い星」
主人公となる男女の顔が全部同じだな
政府に言われた職業しか選べず、真面目に働かないと処刑されてしまうなんて地獄だ
今作では、いきすぎた合理主義を批判している。

マンガ家を目指す若者が古本屋で大好きだったマンガを見つける幻想シーンがあるんだけど、
「わあ!こんなにある」てゆってる漫画家の中に松本さんも入ってるのが笑えた
その他の漫画家と作品名はこんな感じ↓↓↓

もりみのる(小松左京さんのことか?)「大地底海」
手塚治虫「ロストワールド」
花野原芳明「コグモの冒険」
松本零士「無限世界」
ほかにも早口でいろいろ挙げていたけど、なにせ古いから検索してもヒットしなかった。残念。

どのエピソードだったか、服を脱いでしまった車掌さんが慌てて砂漠を逃げて来るシーンがあって、
初めてその姿を見たけど、黒いぐるぐるの線で、あれは、慌てている様子を表していて、
やっぱり車掌さんは、服を脱ぐと中身は何もないんだな

「メーテルの旅」
ワープ中にもう1台の999が現れて、2台が衝突してしまう。
鉄郎がもう1台の999に移ってみると、そこには、メーテルと車掌は同じでも、
違う少年レドロルが乗っていた。
持っているコスモガン(宇宙に4つしかない、本物の戦士が持つ銃)のシリアルナンバーも同じ4。
でも、レドロルの銃は傷が多い。とゆうことは、未来から来たのか
混乱する鉄郎だったが、メーテルは「わたしの旅は長いということだけはたしかね」とつぶやく。


最終回「青春の幻影・さらば999」
こんなに感動的なラストなのに、なぜ思い出せなかったんだろう?
ほぼ映画と同じだったからかな? でも、映画での鉄郎は1本のネジにされそうになっていたよね?
それに、前回の「メーテルの旅」では鉄郎を見ても、まったく動揺していなかったのがフシギ。


メーテルが、プロメシウムで機械人間王国を造ろうとしている母の一人娘だと知った鉄郎は絶望し、
結局、「限りある命だからこそ素晴らしいんだっ」と機械人間になるのを拒否したため、
999ごとブラックホールに投げ込まれそうになって、メーテルに救われる。
父であるペンダント(なぜ?)を中心部に投げ込み、星は破壊され、
999は再び地球に向かって走り出し、「惑星こうもり」へと戻る。

儚く、限りある命だからこそ1日1日を大切に生き、
愛する気持ちや、希望、夢を持つことができる。
「地球に戻って、元の平和な世界にするんだ!」と強く宣言する鉄郎。
それを聞いたメーテルは「頑張るのよ」と涙ぐみ、
「わたしはちょっと用事があるから、鉄郎は先に999に乗っていてちょうだい」と言い残して去る。
メーテルは、別の列車に乗り、また別の少年を未来に導くべく長い旅を続けるのだった。

そう。メーテルの黒づくめの服は喪服なんだよね・・・
初めて見せたメーテルの涙、最後の置き手紙、そして最初で最後のキス。
鉄郎、メーテル、999は、このアニメで育った世代にとっては、本当に永遠の夢なんだ。





「人は言う。999は少年のココロの中を走っている列車だと。
 鉄郎はふと思う。鉄郎の旅は、はじめから鉄郎一人の旅ではなかったのだろうかと。
 メーテルは、鉄郎の青春を支えた幻影。
 たくさんの若者の胸の中で生まれ、通りすぎてゆく明日への夢。
 今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。

 さらば、鉄郎
 さらば、メーテル
 さらば、銀河鉄道999
 さらば、少年の日よ・・・」

ナレーション/高木均さん


素晴らしいサイト発見!→「TV版「銀河鉄道999」停車駅案内」
どこにも究めているヒトがいるなあ!驚


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