メランコリア

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グスコーブドリの伝記(ネタバレ注意

2012-07-10 21:26:15 | 映画
学生は夏休み? なんだかやたらと大勢で道を占拠していたけど。
また一層電車やいろんなスポットが混みそうな予感

14:30~の席を予約してから、ケンタのハッピーセットでランチ。
量がちょうどいいから好きなんだけど、オマケはあまりに興味なさすぎるモノで断った

10分前に入場。近所のワーナーのシネコンだし、火曜の昼間だから、
混んでいないだろうとは思っていたけど、
お客さんは7人くらいしかいなかった。逆に大丈夫か


グスコーブドリの伝記(ネタバレ注意

▼あらすじ
ブドリの父は腕のいい木こり。優しい母と、可愛い妹ネリとともに、森の中でしあわせに暮らしていた。
が、ある年、毎日のように雨や雪が降り続き、いつもは豊かな森や畑がまったくの不作となってしまう。
その他の工場も次々とたちゆかなくなり、翌年までなんとか冬を越した人々。
しかし、翌年も異常気象が続き、ついに本格的な飢饉となってしまった。

ある日、ブドリの父は「森に遊びに行ってくる」と衝動的に家を出てしまう。
母親もまた、「棚にまだちょっとだけ粉が残っているから2人で食べなさい」と父を追って行ってしまった。
どんどん弱ってゆく妹。そして、突然、謎のマントの男が現れ
「この森はもうダメだ」とネリを連れ去られてしまう。

家族を探して、家を出たブドリは、フシギな幻想を見ながら、
たくさんの人に支えられ、成長してゆく。。


賢治の代表作はもう、ほとんど読んだ気でいたけれども、
今作は名前だけ知っていて、ストーリーはまったく知らなかったから新鮮な気持ちで観れた。
とくに、妹の存在は、賢治の妹と重なり合うものがあって、切なかった。

・・・が・・・

アニメーション映画のNo.1だと思っている『銀河鉄道の夜』と同じスタッフってことで、
あんなに楽しみにしていたのに、途中からうたた寝してしまった
(近年、こんなことがあっただろうか
ある意味リラックスできたという証明か?

場所的には、5F?のシネコン入り口から入って、
さらに奥に進み、密室感はけっこう高い状況だったけど。
映画館から出てきた時には、完全に寝起きの顔になっていた

映画館の中は極寒で、生脚+サンダルで行ったから、
ずっと寒さと闘いながら観ていたのに!
途中からカラダがあたたまってきて、日頃の疲れが出たか?

大学教授から紹介された火山の研究施設で噴火の様子を見た後一体どうなったのか。
全然思い出せません/涙
とにかく、もう一度最初から観直したい・・・


『アタゴオル』のヒデヨシくんが出てきたり、
教室で「雨ニモマケズ」が朗読されていたり、
幻想の列車の中では、「銀河ステーション」と放送されていたり、
イーハトーブの森が舞台で、日本の原風景とも言える棚田の風景画、
本当に瑞々しい、息も詰まるほどの森の背景画も素晴らしかった!


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