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何かが狂い始めたストレス2

2010年01月08日 | 雲の日記

(続きです^^)

予算が足りないとき..道路や箱物を作りたいとき.. 国(行政も)地方自治体も

借金をします。本来は借金をしてはいけないのですが(健全ではないですしね)、
公債を発行して資金を調達します。

財政法4条 1.国の歳出は、公債または借入金以外の歳入を以って、その財源と
しなければならない。但し、公共事業費、出資金及び貸付金の財源については、
国会の議決を経た金額の範囲内で、公債を発行し又は借入金をなすことができ
る。2.前項但し書の規定により公債を発行し又は借入金をなす場合においては、
その償還の計画を国会に提出しなければならない。3.第1項に規定する公共事
業費の範囲については、毎会計年度、国会の議決を経なければならない。

財政法4条では『歳入欠陥が生じたときに、国債でまかなってはいけない』..
つまり赤字国債の発行は禁止とされてきた訳です。

それがどうして『借金だらけ』になってしまったのか? 始まりがある筈です。

『東京オリンピックによる好景気の反動で不況に陥り、歳入に欠陥が生じたの
です。この欠陥を埋めるため「昭和40年度における財政処理の特別措置に関す
る法律」が公布施行され、1965年度かぎりの臨時特別措置として、収入の減少
見込み額2590億円の範囲内で「赤字国債」を発行することになったのです。』

この最初の赤字国債発行が、今の歳入より多い『赤字国債発行』に繋がってい
くのです。憲法は、税金だけで国家の財政をまかなう『租税国家』をうたって

います。この10年後の1975年から国債の大量発行は始まり、10年後の1985年か
ら赤字国債の償還が始まる筈でした。..が..なんと..1984年に「昭和59年度

の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置等に関する法律」によっ
て国債の償還は60年まで延長されたのです。

60年償還ルール”と呼ばれるものです。(これ重要なので覚えておいて下さい)

これは言わば、今の『リボ払い』と同じような感覚です。
*リボルビング払いとは=クレジット・カード発行時に月間利用限度枠を決め
ておき、毎月一定額、または残高の一定比率を返済する方式のこと。

いろいろな細かいルールを省略して簡単に説明します。興味のある方はご自分
で詳しく調べてみて下さい。(面白いですよ)

国債の償還が60年とされても、そんな長い期間の国債なんて誰も買いたくな
いですよね^^ そこで国債には『2年』『5年』『10年』などの国債がある

と思います。それらの国債を発行した後..それらの国債は『国債整理基金特別
会計』に回ります。国民に分かり難い..特別会計である国債整理基金特別会計

では2年物、5年物、10年物国債は全て、60年償還ルールの『借換債』に
変わるのです。驚きでしょう?? 『借換債(かりかえさい)』覚えて下さいね。

さあ全ての借金の返済期間は60年償還に変化しました。
この償還の先送りである『借換債』が出来たことによって、赤字国債の発行に
歯止めがかからなくなったとも言われています。

60年償還ルールを作り..支払いの先延ばしには出来たが、支払い方法はどう
なっているのだろうか..気になりますよね。何せ、60年で返せばいいのです

から毎年の返済額は(当たり前に考えれば)1/60です。
財務省が出している『日本国債ガイドブック2005年』では、次のように書かれ
ています。

(引用始まり)
国債の償還を行うに当たって、その償還金には国債整理基金から支払う現金と
借換債の発行による収入を充てますが、その割合をどの程度にするかについて
は、わが国では60年で現金償還を終えるという「60年償還ルール」の考え方に
基いています。これは、戦後の国債発行に際して、建設国債の見合資産(つま
り政府が公共事業などを通じて建設した建築物など)の平均的な効用発揮期間
が概ね60年であることから、この期間内に現金償還を終了するという考え方で
採用したものです。また、この考え方から、毎年度の定率繰り入れ率は、ほぼ
60分の1に相当する100分の1.6とされています。
(引用終わり) (日本国債ガイドブック2005年)

残高に対する1.6%だけ..毎年『国債整理基金特別会計』に入金すれば済ん
でしまうというのです。(何故か“ゆとりローン”を思い出してしまった)

例えば、今回の鳩山内閣(2010年度予算)で生じた赤字国債は60年かけて
返済すればいい訳で、私たちの借金を未来の国民に払わせることになる訳です。

私たち国民が未曾有の借金を抱えながら平気でいられるのは『60年償還ルー
ル』と『借換債』というマジックで返済を先延ばししているからなのです。

この『60年償還ルール』と『借換債』を使ってもなお.. 今の日本の借金は
限界を通り過ぎてしまったと思われる程膨らんでしまったようです。

政権交代と今夏の参議院選挙のために民主党から“ばら撒かれた予算”は過去
最高の約92兆円です。

一般会計総額(国の収入=支出)92兆円、そのうち国債収入(借金)44兆円、
国債償還費(支払い)21兆円です。埋蔵金?から出した借金もありますよね。

大企業の支援もして、国民にもばら撒いて、票になりそうなところには手厚く
保護..その上、官僚と協力できないから『予算縮減』も出来ない!!

そうやって得をしたように思っているが、その借金を背負うのは今の国民であ
り将来の国民なんです。大企業は海外に逃げて行くでしょう! 金持ちも心配

ないです。お金がある人は、世界中何処ででも歓迎されるからです。何処にも
逃げられない人たちだけが破綻した日本の中に留まって重税に喘ぎ、公共サー

ビスの極端に制限された社会で生きて行かなければならないのです。
そんな不安が(心の奥底に)あるから、何か不安で、言い知れぬ不愉快さを感

じて、ストレスになっていくのではないだろうか? 何故?巨額な国民の借金
を不愉快(恐れ?)に思わずにいられるのか?  答えは出ただろうか?? 

はっと..2部構成なのに長くなってしまいましたね^^ お許しを~><;
今日も元気で ファイト!!       








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