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何か変だ大学新設許認可問題

2012年11月07日 | 雲の日記
原子力発電に反対です!

消費税・所得税・住民税の増税に反対です!!





 皆さん、おはようございます!^^
昨日、田中真紀子文部科学相が今問題になっている『3大学の新設不認可』について記者会見していました。あの田中真紀子氏だから話題になるのか、他に何か意図があるのか分からないが記者会見を聞いている限り、田中真紀子氏の発言に違和感はなかった。

例え理由はどうあれ(余程常識を逸脱していなければ)田中真紀子文部科学相の言う『3大学の新設不認可』は何の問題もないのです。ところが6億円の校舎建設などを終了している大学側は『新設不認可』大騒ぎなのである。

あたかも『認可』されるものと確信していたかのようです。

違和感を感じたのは..記者会見が終わり一度退席した田中真紀子氏が再び『言い忘れたことがある』と戻ってきた時の発言である。それについては新聞記事で確認してみましょう。

(引用始まり)
 田中真紀子文部科学相による3大学の新設不認可が波紋を広げている。きのうの記者会見では、今後設ける新基準に照らして再審査するとしたものの、大学側には戸惑いが残る。
...
 文科省は、学生確保の見通しなどをより厳格に審査する新基準を設け、年内にも再審査を終える方針だ。適合すれば、3大学も開学できる。不認可を事実上撤回したとも受け取れる。とはいえ、中途半端な状態で学生募集などを進めるのは難しさがある。...
(引用終わり) (11月7日 信濃毎日新聞)

★3大学=秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)

また記事によれば田中真紀子文部科学相は『個別の大学のことは考えていないし、落ち度があるかも分からない』『大学の乱立に歯止めをかけて教育の質を向上させたいというのが私の真意』という不認可の理由を載せている。

にも拘らず、一度退席した田中氏は再び会見場に戻り『言い忘れた』と言って新基準を作って再審査をすると言ったのです。文科省官僚たちにしてみれば田中文科相に言って欲しいのは『この一点のみ』だろうに田中文科相は忘れたと言うのです^^ 

一度田中真紀子文部科学相が決めた『3大学の新設不認可』は事実上撤回されたも同じである。
勿論、田中氏の顔を潰さないように『新基準を作り』『再審査をし』『認可』に持ってこうとするのだろうが現実は撤回にしか見えない。それも来年の新学期に間に合わせようと言うのです。

私が見た記者会見で田中文科相は『許可が出る前に6億円もかけて校舎を整備しているが..』とも言っていた。新聞記事でも今回不認可になった3大学は『校舎の整備や学生募集の準備を進めてきた』のにと言って怒り心頭であり、記事では『3大学側は文科省に出向いて撤回を求める考えだ。訴訟など法的措置も検討』しているという。怒っているのだ!!

文科省は『新基準を作り』『再審査をする』と言っている。そして高い確率で認可になるのだろう。事実上の『撤回』と同じなのに3大学側の怒りは収まらず『訴訟など法的措置も検討』していると言うのです。

何か変だとは思いませんか??

やっぱり私には あたかも『認可』されるものと確信していたから 怒っているとしか思えないのです。

『認可されるかどうか分からない』段階で3大学は『校舎の整備や学生募集の準備を進めてきた』のにと言って怒りを露にするだろうか? 許認可とは、そういうものではないだろう。しかし..どう考えても3大学は『認可される』ものと思っていたのだ! 

だとしたら問題なのは、田中真紀子文部科学相ではなくて文部科学省の問題になる。

文部科学省の官僚たちは何とか田中真紀子文部科学相を丸め込んで『再審査の記者会見』をさせたが、田中真紀子も只者ではない。そうそう言いなりにはならなかった。言い忘れたことにして文科省の官僚たちに一泡吹かせたのだろう。(と私は勝手に推測しています^^)

そして文科省の許認可権の不透明性を国民に知らせた!!のかも..

文科相は大学関係者が委員の多数を占める審議会の在り方も批判している(前述信濃毎日新聞)


田中氏個人のキャラクターの所為にして今回も逃げ切るのだろうか文科省官僚さん!!