前回 前々回と釣果は得られたものの、徳一、ラーメンライスにとことん嫌われた俺たち。
食べたくなると、どーしても食べたい。もちろん深夜のラーメンライスが中年二人組にとってどれだけ恐ろしいウエポンなのかも重々承知している。
そして前回釣行の高ぶりも冷めてきた深夜の・・・・(ああ恐ろしい)
9月7日 22:51分に恐ろしい事件が起こるのです。
1通のメールが俺のiphoneに・・・・・
発:佐助 宛て:隊長
「これは、バイトしたですね「ラーメン」
以前、集合に使った須沢のデイリーあるじゃないですか。あの横、国道沿いにできたラーメン屋っす
店の名を冠した、誠ラーメンは油ギッシュな隊長ストライクゾーンのとんこつ系です
それ以外のラーメンもありますが…
なお、誠ラーメン頼む時は、麺固めで…と申しそえた方が良いかも…
他のラーメンはしっかりしてるのに、なぜか誠ラーメンは麺緩め…
ちなみに、夜12時までやってるトラッカーとシーバスマンにありがたいお店なのれす」
というメールが・・・・・
さらに彼はとんでもない事をしでかすのです・・・・・・
それは
誠ラーメンですとぅ・・・・・・
おい これは反則だろ この画像は添付してはいけないだろ夜中に・・・んんん????
隊長はその9月7日 22:51分の3分後 キッチンに立ち九州の五木食品(バイク乗りの間では有名、ラーツー御用達麺)今回は、ざるラーメン 和風醤油 2人前(ここポイント)
2人前ですぞ 夜中にぃ・・・・
食してしまったのであります。夜中じゅう胃もたれました・・・・
そしてお話はあの/////// とてもお話しできない(キーワードは後1分遅かったら隊長辞めました事件・他) どたばた、どたばたと 9月8日釣行へ進んでいくのです。
9月8日 午後19:40分 メールの須沢のデイリー到着。ショックリーダーをPEラインに結んでいると、すぐに 佐助君満面の笑みで登場・・・・・(俺は五木食品であの夜1㌔体重増量したじゃねーか)という隊長の心の声も無視され、
「さっ 行きましょうか 誠ラーメンは隣です」
「おっ おう」 そんなへんてこりんな返事しか返せず、目線は誠ラーメンにロックオン。
2人でいよいよ待ちに待ったラーメンなのです。
もちろん隊長は冒頭に書いたとおり(食べたくなると、とことん食べたい。もちろん夜のラーメンライスがどれだけ恐ろしいかも重々承知している。)
誠ラーメンとライスをしっかりと頼むのでありました。
&ライスなのです。
「うっうっうまい」 「チャ―シュウも厚くて、しかもうまい」 「スープも背油が美味い」
後の〇〇事件スタートです。
佐助君は黒ラーメン+生ニンニク これも美味そう
二人で至福の時間を味わい そして やっと釣りに向かうのです。
ここからポイント4分 小道を入って 知り合いの空き地に駐車。
ウエーダ―を着て(今回も夏用) システムライフジャケットを身につけ股紐をロック、竿を出し、リールを付けて、ガイドにラインを通し、スイベルを付けようとしたその時・・・・・・
下腹部にごろごろする違和感が・・・・下痢歴40年+〇年 下痢のプロとは俺の事だ・・・・
焼き肉屋に行けば肉食べて15分後に・・・・・間違いなく下痢になる俺・・・・(動物性油がアウト)
たぶん あの背油ギトギトのせいだ・・・・「やばい すげーやばい、ライフジャケットとウエーダ―脱ぐのに(3分)+国道まで小道抜けるのに(2分)+国道デイリー方面公園トイレ駐車場まで3分(信号で引っ掛かれば5分)+駐車場から公園のトイレまで1分(ここで間に合ったと思うとやばい、ここで気を抜いたらアウトになると長年下痢に悩んだ下痢プロの信号が赤信号点滅)+ズボンとパンツ脱ぐのに(15秒 ここが重要 ここで15秒の戦いを怠ると全てが不意になる悪魔の15秒) =11分15秒 頭のCPUはi7より高速マッハの計算。
大丈夫だ 1波さえ切り抜ければどうにか勝負に勝てそうだ・・・・・・
佐助君に、ここはあわてず、まして、もしかして、漏れそうなんだ とは顔にも出さず
「佐助君 ちょっとお腹痛いみたい 安全なにより、いちようトイレに行っておくよ」
と・・・なにーー べつに急いでないよと 優雅に車に乗り込みドアを閉める。ここからが勝負だ・・ クラッチを踏む、ギアを1速にぶち込み、F1並の好スタート、アクセルベタ踏みですぐ国道に・・・・ (何かあったらその時こそ事故+糞まみれなので、制限速度は守る)
よしデイリー通過 左に曲がると・・信号がぁ???「赤ーーーーーーーーーーーー」オウノォーーーー
「くそっ こんな時に赤かよ(シャレどころではない)」
なんとか信号待ちの間 セーフ ゴ――
駐車場にイン (もうダメ 車から出れない 動けない) 30秒思考停止・・・・1波通過(よし行けそう 勝負になりそう)
なんとか車から出て 歩いてトイレに//////////////////(走ってみたものなら 振動でアウト)
セーフ&セーフ&セーフ まじあと1分遅かったら・・・・・(危なすぎる)
ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ(思考回路の音)
そして 10分後(長い)
何もなかったよ・・・・ みたいな感じでトイレから出る。
佐助君に再度合流
「お待たせ 悪かったね 待たせて(でももう少し遅かったら漏れてたんだよ)みたいな感じは少しも出さず、クールに、ここは今日どうかな??」
装備を整える。
べた凪 無風 潮澄み 流れなし 半月(月光明るく)
でも あの戦いを乗り切った今の隊長には これとてベストサーフ・・・竿振れるだけで幸せ。
さあ今度こそ戦闘開始。なんやかんやで21:00スタート
軽く入水して キャストしまくり。
こんな感じで入水中
集中 集中 集中
1kmを移動しながらキャスト しかし潮動かず(こんなんでは離岸流すら発生しないほどのべた凪)
でも、心の中では 「神様ありがとう うんこ漏らしていたらこれすら味わえませんでしたぁ」
無の境地でリールを巻く事 早4時間・・・・
その間 アタリ1回もなし 4時間ひたすら キャスト&リトリーブ 無の世界
そんな均衡を破る一つの明り(ライト)がこっちに向かって近寄ってくる
「隊長ぅーーー どうですか?」(その声はか細く、力ない)
「アタリすらないよ もう4時間 巻きまくり、どうした?疲れた?帰るか?」
「いやそうでなくて、やっちゃいました」
「?????」
「まさかうんこ漏らした?」
「いや そうでなくてーー」
「あああああーーーーゥト」
佐助君の
が
折れました。
ここで4時間15分の戦いが終了です。
隊長 戦い4時間5分 休息10分 アタリ1回もなし。 移動距離約1km(砂利浜)
アタリはなかったが 集中しての4時間5分 あっという間でした。
帰りの佐助君は「免責ーーーーーー免責ーーーーーーーいーーーーーくーーーーーらーーー」
と泣いていましたが
後日
「隊長 免責6500円でした・・・ スキップで店を出て車に乗り込みました」とメールが・・・
よかった よかった
でも、この時期の糸魚川サーフは難しい
最低でも波気がないとベイトもいないし 海に生命反応が感じられなかった
それでも、途中から変化があれば その旨をレポートするつもりだったが、4時間 少しずつ移動しながら探ったが、何処も反応なし。
トップからシンペンで底レンジまで探る。
まあ2時間位で大きく移動したいところだが、この釣れない釣りをするのも意味があると思う。
なぜ釣れないのか? この事を問いながら ルアーを変え、リトリーブスピードを変え、レンジを変え、ルアーの色を変え、トゥィッチを入れてみたり、ジャークしてみたり、考えられる全ての事を検証してみる。結果釣れないどころか アタリすらなかったが、故にが見えてくる。
その経験値が次回に生きてくると思う。
シーバスフィッシング たかが釣り しかし俺にはされど釣り。1つの事をとことん追求していく。これが大切な事だと俺は思う。