この日は行く前から胸が高鳴っていた。この釣行が今年最後の釣行になりそうだからだ。
2012年ラストの釣行 運よくスパー寒波は抜け、等圧線の間隔も広がり、日本海の波も落ち傾向になった。
そんな折、早々メンバーからは釣行参加メールが。 メールの主は水道屋さんと佐助君。
いつもの場所で落ち会あおうと約束 途中早川ローソンで水道屋さんと落ち合い、一服(コーヒーです)していると、佐助君から電話が・・・・・
春から、いつも誰にもあった事すらない、秘密のポイントが、国道に車が数台止まり 何人もアングラーが車から出てきて。ポイントは人だらけとの事。「そんなばかなぁーー????」
急いで、ポイント上の空き地に車を止め サーフを見てみると。僕らがいつも釣るポイント20m間だけなぜか開いていてその両サイドに7,8人の人影が見える。
前回釣行時は国道に車ハザードだして車止めてしっかり釣りあげてるのみられていたしなあ・・・・
「まあここがダメになっても名立近辺によさそうなところピックアップしてあるし其処を開拓すればいいや」などと考えながらとりあえずこのポイントに入ってみる事にした。
ここのとこを毎週入る位置周辺20mはなぜかすっぽり空いてて誰もいないし、さあどうぞ状態なので、隊長 水道屋さん 佐助君で この20m間を埋める。
さすがに僕らの間隔も5m位 少し窮屈。
こういう場合は手前でのヒットが難しいため、なるべく遠投できるルアーをチョイス。
沖目のブレイクを集中的に攻める。
少しの間キャストしていると。
2回ほどチェイスがあるがのらない。 ルアースピードを少し早めリアクションバイトを誘う。
すぐにヒット
あまり抵抗もないまま岸近くに寄る。
小さい。 2度のアタリはこのサイズが悪戯していたようだ。
次は大物に大きいルアーでアピールしてみる。 最近マイブームのルアー ゴリアテ145F AR-C をスイベルに繋ぐ。 この時期のハタハタパターンにマッチベイトのような気がする。
こいつを沖に向けフルキャスト。面白いようにぶっ飛んでいく。飛距離が稼げるルアーだ。
少しずつ角度を変えながらキャストしていく。 魚に同じパターンを学習させないように、角度を変えりトリーブにも変化をあたえる。そうすることにより、ベイトがあっちにもこっちにも居ると思わせ、見切られるのを防止する。
そんな水中のルアーの姿をイメージさせながらりトリーブを繰り返していたとき
「がつん」 下から物凄いアタリがラインを通じて竿先に届いた。
次の瞬間魚が反転する。
竿を大きくあおり あわせを2回入れる。 先ほどのちびシーバスとは全然違う重みが竿をギンギンにしならせる。
ドラグからは少しずつラインが出ていく。 トルクが凄い。
このポイントが水深の深めの場所だったら、この時点で底に底に引っ張るファイトで、シーバスとは違うと気がついただろうが、ここはシャローポイント。
そして何回も沖に引き返され、格闘のうえで ゴロタに引き上げた魚がこれ。
75cmのヒラメ 肉厚は5cm以上。
ギンギンに引くはずだ・・・・ でもやっぱりシーバスとはファイトの質が違う。
これはうれしい外道。 暮れの高級食材に・・・・・・
なにか今日は海も良い感じだ・・・
まだまだやれば釣れる雰囲気ビシバシ伝わってくる。
しかし最近疲れやすい。病気なんじゃないかな?と思うくらい 疲労が残るし 24:00以降までやると、その後の2時間30分のドライブがしんどい。まあ普通に考えて 仕事終えて、2時間30分車を飛ばし海に・・・・休まずすぐ釣り開始 4時間近く休まずキャスト そしてまた休まず2時間30分かけて帰るためのドライブ。これで疲れないわけがないのだが・・・・・以前はこれに釣行時間+3時間 もっとハードな時はオールナイトでそのまま運転して帰宅だった。 今考えると信じられない事をしていたわけだが、それにより数えきれないほどのポイントを一人で開拓し、検証してきたのだ。1つのポイントだってその時釣れなくても、凪の日 荒れてる日、澄んでる日 笹濁りの日、春 夏 秋 冬 膨大な時間をかけ開拓してきた。ポイントだけ知るために聞いてきて同行釣行を願い出る。 ある程度のポイントを教え終わるとその後は連絡もなくっなてしまうというような・・・嫌で悔しい思いも何回かしたけど、そういう人の周りには人が集まらないという事もわかった。
おかげさまで、このブログを開設して物凄い数の人たちと知り合い交流してきた。
中には、釣り自体を家庭の理由、他の趣味への以降で止めてしまった人や、他の釣りスタイルへの変化等で 接点は少なくなったけどけして、切れてしまったわけでない人たち。 メールはするが釣行タイミングが合わない釣友等もいます。
しかしメールだけでの付き合いだった人との出会い等 今年も沢山の感動をいただきました。
また、釣れるごとにメールをくれる実際に会った事はない仲間たち。 釣れないからなんかヒントくれとメールしてくれる、釣り仲間たち(でもそのメールも丁寧な文面で毎回落ちもあり面白い・・・・・)
今年もありがとうございました。 私は毎年1年が経つごとに物凄い人数の出会いという宝物を手にいれてきました。
多分次釣行は 来シーズン春 蛍烏賊パターンから始まります。その時もフィールドに立てる体でありたいと私自身祈っています。
では後半戦。
ヒラメは釣ってみたものの シーバスハンターの俺としては、あくまでヒラメは食材にしか見えない。えんがわが美味いイメージでしかない。
時間はすでに22:30分
たまーにアタルが乗らない 多分シーバスが先ほどサイズの小さいのが、リアフックにアタックしてきているのだろう。
あれほどいた周りの人もあきらめムードで1人減り 2人減り 3人減り・・・・・・
しかし私の頭の中には「なんかちょっとおかしいぞ?」という違和感があった。
回りはあんまり釣れなくて人減っているが、この間佐助君70cm 50cm 水道屋さん80cm 60cm
隊長 60cm ヒラメ75cm
決して釣れていないわけではない。がしかし どんどん活性が落ちてきてるのは確かだ。
「これはもしかしてすれた?」
こういう時は まずレンジを変え(シャローポイントだからあまり深くは出来ないが泳層をギリギリまで深く)、そしてルアーの泳ぎを今までと真逆に・・
色はド派手なまだ見せていないカラーに・・・・
これで左20度キャスト。 真っ直ぐ沖にキャスト そして次にキャストした右20度の沖に着水したルアーに違和感・・ 丁寧に 丁寧に(すれている時はあまり大きな動きはさせず)
スローに引く あの感じた違和感がゆっくり ルアーの後ろをついてくるのが(年に数回はこんな感じがある)わかる。
丁寧に 丁寧に
(すーー)
「吸い込んだ」
(口を閉じ反転)
「ここだ」
大きく竿をあおりフッキングを1回
おそらくルアー丸飲みしているからあんまりあわせるとショックリーダーが切れる恐れがある ここは1回のあわせで十分。
「始まった」
魚が大暴れを始めた
「重いぞ・・・・・ これはデカイ」
竿がギンギンに絞り込まれ、リールからラインが少しずつ出ては止まり、出ては止まり。
「おもしろい 凄く面白い 先ほどのヒラメなど比べ物にならないよ 引く 引くーーー」
なんとか岸近くに寄せ 岩場に波を使って岩後ろまでずり上げようとするが、竿は満月のようにしなり、これ以上無理すると確実に折れる。
3回目の波でなんとか岩の後ろにずり上げ、 フィッシュグリップでキャッチ。
これはデカイ でぶでぶ
実測88cm 口の部分をメジャーの0cmにあわせずに、ずれているのでもっと大きさあったかも・・・・・いずれにしてもデカイ。
もってみた。
60cmと比べてみた。
ここで今期最後の釣り終了23:30
満足の1本を上げられた。 思い残すことなし。
シーズン最後 2012年最後の最後の釣行も大満足で仲間と終わる事ができました。
みなさんありがとうございました。
佐助君も
水道屋さんも
80cm でぶでぶ