原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

【スタ短特訓】復習について

2010-06-21 | 講義関連(講義関連・講義補足など)
今日(20日)は、本試験分析講義[民事系]とスタ短特訓の2講座でございました。合計3時間の講義でさすがにちとしんどかったですかね。もっとも、大学受験予備校、特に夏期講習では7時間程度しゃべりっぱなしなんてのもザラですから、まだまだこれくらいでは、といったところです。

さて、表題のテーマで。

言うまでもなく、復習は大切です。やりっ放しでは効果的な学習とは言えません。特に、解説講義は、「読めばわかるところは極力お任せする(解説をただ読むだけの講義では何のために教室に来ていただいているかわからない)」ようにしていますので、復習は必須です。

さりとて、あまりにも復習に時間をかけてしまっては非効率的。だから、復習も「ポイントを絞って」行うことが大切。私が実際にやっていた復習法は以下の通りです。

(1)答練の段階で、各肢に「○」「△」「×」の印をつけておく。「○」は、自信を持って解答した問題、「△」はおそらくこうだろう程度の理解の肢、「×」はさっぱりわからない肢、というふうに3段階に分けておきます。

(2)まず、「○」としながらはずしてしまった問題を洗い出し、理解を修正します。

(3)次に、「△」とした問題は解説をしっかり読んで理解を固めます。必要あらば、基本書などでチェック。

最低限、これくらいでしょうか。ここまでは学習効果を高めるためにもやっていただきたい。

そして、本当は「白紙復元」までできるとベストです。真っ白な紙に、今日の講義でどのようなことを扱ったか、自分で思い出せるだけ書きだすのです。そして、その上で、ノート等を見返す。そうすると、「あぁ、こんな話もあったな」という点が出てきます。そこが自力で記憶喚起できなかった、定着しきっていないところですから、重点的に復習します。

短答答練の復習についてはこんなところでしょうか。是非とも、講座を有効活用してください!

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