原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

【2015基礎講座】商法3&【2015答案力養成答練】刑法2・刑訴法1

2015-07-04 | 講義関連(講義関連・講義補足など)

【基礎講座】

今日は、自己株式からお話を始めました。自己株式は、平成13年改正までは認められていなかったわけですが、その理由をきちんと押さえてください。その利用を前提に、今の規制があります。

次に、募集株式の発行の話をしましたね。まずは、条文の読み方。199と201の関係を押さえてください。また、309も。会社法って、こういう規定の仕方をするんです。有利発行の判断の仕方は重要。一か八かをしなきゃいけない時は、それなりにディスカウントしないと買ってくれないんです。いずれにしても大事なのは、株主の利益を害するかどうかという視点。また、差し止めにつき、主要目的ルールを押さえましょう。忠実屋・いなげや事件が参考になりますね。差し止めと無効確認訴訟の関係、無効事由も確認しましょう。

 

【答案力養成答練】

刑法は、色々と挙げたらきりがないですが、問題となる点があるならちらほらりとは書くこと(でも書きすぎない)、文書に対する信頼を害さないのであれば偽造にならないこと、強盗の既遂時期、詐欺と別罪を2罪成立させるべきか、あたりですかね。

 

刑訴法は、とにかく捜査の判断枠組み、特に、具体的に考察することを理解し、実践してください。かなり、大事です。

 


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