「今日」の考え方

いわずもがなですが，いよいよ明後日ですね。某修習生ともこの時期の受験生の心境について少し話題になったのですが，開き直るというか，そういうふうに精神状態をコントロールすることは非常に大切だと思います。もちろん，開き直りつつ，試験終了の瞬間まで尽くすべきを尽くすことが大切です。

私の場合が受験生の時を振り返ると，やっぱり開き直りの心境だったでしょうか。開き直りというより，反感というか反骨心？「４日間，22時間半も拘束しておいて，これで不合格なんぞ法務省はタダでは済ません！」「これで落ちるんだったら，法曹界とは縁がないんだろう。縁がないなら，それにしがみ付くよりも自分に向いていること（講師業）を極めた方がいいだろう」，こんな心境だったように記憶しています。その反面，「でもやっぱり法曹にはなりたい」と思っていたのも事実…。とにかく，色々なことを考えて，複雑な心境でした。そして，「目を瞑ってバット振って，真芯に当たってホームランになることもあるだろう。いやいや，今年は打つべくしてヒットが打てるだろう」「何をどう考えても時間は進行していくわけで，来週の今頃はこの状況からも解放されているんだから，だったら意味ある１週間にした方がいいに決まっている」，こんな心境に達したのがちょうど２日前だったような気がします。有楽町線の江戸川橋～護国寺に向けて歩いている時にそんなことを考えていた，それだけは明確に記憶しています。葉桜の美しい神田川を眺めながら。なんでそんなところを歩いていたのかと言えば，護国寺の「ちゃぶ屋」にラーメンを食べに行ったんですね。受験していた頃，頻繁に食べに行っていました。「ちゃぶ屋」，日本一のラーメン屋だと思うので（私見。他説は色々ありましょう：笑），試験が終わったら受験生の皆様もゆっくり食してみては？

とにもかくにも，プラスの方向に頭を整理してください。ようやく「受験生」から解放され，法曹資格を得るための機が熟したのです。チャンスで打席が回ってきたのです。オイシイ場面での打席です。打席に立てる権利を有している人は，そう多くはないのです。初球であろうが，１ストライクであろうが，２ストライクであろうが，決勝打を叩き出せばそれでお立ち台です。何球目を打ったかは関係ありません。綺麗なヒットでなくても，ボテボテでもポテンヒットでも，ランナーを返せばいいんです。そういう捉え方をしてみてください。

宿泊で受験される方は，明日，移動ですね。道中，お気を付けて合格に向けて出発してください。

広島で受験される皆様，いくつか前の記事に書いたように，18：30～21：00にベローチェ広島八丁堀店の「２階の奥の方」におりますので，気が向いたらお好きな時間にいらしてください。