原孝至の法学徒然草

司法試験予備校講師(弁護士)のブログです。

答案の「型」ができていますか?

2014-07-24 | 勉強法全般

京都出張からの帰りの新幹線、接続状態の悪い中で書いております(笑)

 

私、「答案力養成答練」の答案を採点・添削しつつ、同講座を実施しております。仕組み上、東京本校ライブ答案の一部の添削・採点になってしまうのはやむを得ず…。

 

同講座、言い換えると、本答練前のステップアップ答練の段階の答案を添削・採点していると、「型」のできていない答案によく出会うものです。「自分なりの型」という意味も含みますが、論述箇所によって、論述の型が変わっちゃっていたりするんですね。

 

例えば、刑法。私個人としては、「人ごと→行為ごと」、「人は中心行為者から」をお勧めしていて、実際に受験生の時も常にそう書いていたのですが、そこらあたりが、場当たり的な答案が多いものです。第1問では「人ごと→行為ごと」なのに、第2問では、「行為ごと→人ごと」だったり。そういった場合、答案が安定しません。答案作成のスピードも上がっていかないはずです。

 

「合格者答案をよく分析しろ」と言われますが、合格答案から学ぶべきは、こういった「型」もあるわけです。自分には、どういう「型」の答案がフィットするのか。そんな視点からも合格答案を見てください。

 

なお、「型」は、書いていかないとできません。答案を読んで終わりという方は、いつまでたっても習得できないのです。必ず、書いてくださいね。


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