広島も22日(木)まで。引越作業があったり,弁護士登録(一斉登録)の手続をしたりと,何かと忙しい時期で,ブログもちょっと放っておいてしまいました。修習後に弁護士となる場合,一斉登録という制度がありまして,修習終了の翌日である12月15日に一斉に登録することになります。その日に登録を希望する場合は,9月末までに手続きをしなくてはいけないという仕組みで,修習に応募する時以上に手がかかるものです。「成年後見登記等ファイルに登記されていないことの証明書」が,修習に応募する時に続いて必要になるのですが,「いったい何回,登記されていないことを証明すればいいのだろう…」なんて思ってみたり。この1年で成年後見登記されることはないですって(笑)もちろん,12月15日に登録しなきゃいけないわけではないのですが,一斉登録をした方が登録料が安くなるようです(あんまり詳しいことは知りません…)。そうはいっても,一斉登録の場合であっても,登録免許税6万,名簿登録料3万はかかるんですね。ちと面白いことを紹介すると,弁護士バッジは,2600円の改造費用を払えば,ブローチ式かタイタック式に改造できるそうな。改造希望がない場合は,ネジ式を「貸与」するとのこと。
さて,どうやら今年は成績通知がなかなか送られて来ないようですね。出題趣旨の発表も遅い気が…。例年であれば,もう成績通知の発送も出題趣旨の発表もある頃なんですが…(今日あたり,成績通知は届いているのでしょうか?)。
そういうわけで,成績通知に基づく具体的な分析がまだできない段階ですので,今日は,抽象的な話を。司法試験合格のためのチェックリストを作成するなら,以下のようになるのではないかと思います。
・1日(最低)10時間以上の勉強時間の確保
・主要7科目の条文の素読(要件効果にチェックが入っている)
・判例六法掲載判例のうち,過去も含めて百選掲載歴あるもののチェック
・最新版百選掲載判例は,事案の概要と規範導出理由と事実認定のポイントを含めた理解
・各科目,最低基本書1冊の読み込み
・短答過去問の反復演習(過去問は全て正解する)
・論文過去問の答案作成(出題趣旨・ヒアリング等の分析含む)
・答練を利用した初見問題の演習の反復(週に2問はフルに書くトレーニングをしたい)
・周辺法令(国会法,地方自治法,借地借家法,裁判員法,通信傍受法,民訴規則,刑訴規則などなど)の主要条文の素読
こんな感じでしょうか。もちろん,チェックリストなので,これ1つ欠けたら即不合格,という趣旨のものではなく,合格者の大半はこのあたりはやっているであろう,と私が思うことをまとめてみたものです。
逆に,これだけやれば絶対合格(要するに,合格のための必要十分条件)というわけでもありません。受験された方は理解されたと思うのですが,司法試験合格のためには(法的)知識と(法的)思考力が必要になり,これが車の両輪です。上記チェックリストは主として(法的)知識の習得に向けてのものであり,しかし,より重要なのは,(法的)思考力の錬成です(注:ここに言う法的思考力とは,事実認定能力や説得的な文章を書く起案能力などを含む)。これは,日々のLSの講義や,実務家の講義の中で自然と養われるのが理想で,独力で習得しようとするなら,演習書・答練などの利用によって錬成されていくものであると思います。
とはいえ,まずは「絶対量」として,上記チェックリスト記載の事項は早い時期にクリアすべきである,ということを肝に銘ずることが合格への第一歩であると思います。
さて,どうやら今年は成績通知がなかなか送られて来ないようですね。出題趣旨の発表も遅い気が…。例年であれば,もう成績通知の発送も出題趣旨の発表もある頃なんですが…(今日あたり,成績通知は届いているのでしょうか?)。
そういうわけで,成績通知に基づく具体的な分析がまだできない段階ですので,今日は,抽象的な話を。司法試験合格のためのチェックリストを作成するなら,以下のようになるのではないかと思います。
・1日(最低)10時間以上の勉強時間の確保
・主要7科目の条文の素読(要件効果にチェックが入っている)
・判例六法掲載判例のうち,過去も含めて百選掲載歴あるもののチェック
・最新版百選掲載判例は,事案の概要と規範導出理由と事実認定のポイントを含めた理解
・各科目,最低基本書1冊の読み込み
・短答過去問の反復演習(過去問は全て正解する)
・論文過去問の答案作成(出題趣旨・ヒアリング等の分析含む)
・答練を利用した初見問題の演習の反復(週に2問はフルに書くトレーニングをしたい)
・周辺法令(国会法,地方自治法,借地借家法,裁判員法,通信傍受法,民訴規則,刑訴規則などなど)の主要条文の素読
こんな感じでしょうか。もちろん,チェックリストなので,これ1つ欠けたら即不合格,という趣旨のものではなく,合格者の大半はこのあたりはやっているであろう,と私が思うことをまとめてみたものです。
逆に,これだけやれば絶対合格(要するに,合格のための必要十分条件)というわけでもありません。受験された方は理解されたと思うのですが,司法試験合格のためには(法的)知識と(法的)思考力が必要になり,これが車の両輪です。上記チェックリストは主として(法的)知識の習得に向けてのものであり,しかし,より重要なのは,(法的)思考力の錬成です(注:ここに言う法的思考力とは,事実認定能力や説得的な文章を書く起案能力などを含む)。これは,日々のLSの講義や,実務家の講義の中で自然と養われるのが理想で,独力で習得しようとするなら,演習書・答練などの利用によって錬成されていくものであると思います。
とはいえ,まずは「絶対量」として,上記チェックリスト記載の事項は早い時期にクリアすべきである,ということを肝に銘ずることが合格への第一歩であると思います。
チェックリスト、何一つ出来てません。勉強最低10時間も、机に座っているだけならクリアできても、先生のおっしゃる意味はそうではないと思います。まずは自分で先生のリストを手書きしてみました。机の前に張り付けておきます。
さてさて,あと8か月を切りましたね。やっぱり,1日あたり10時間は頭を働かせるトレーニングをすることは重要です。司法試験は,「脳体力」勝負というところもあります。例えば,初日は7時間も論文を書かなきゃいけません。当然ながら,普通に7時間勉強するのとは,訳が違います。本番,実力を発揮するためには,1日あたり10時間は集中力を持って勉強することが必要,と思います。
現役生の場合は,ここから「ぐーっと」伸びていくかが重要ですよ!頑張ってくださいね!
司法試験も大変なんですが,二回試験はもっと長時間です(涙)おにぎりやパンを片手に,昼も起案し続けるんです…(涙)