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歴史的にも価値ある文化財の洞窟です
富岳風穴
〶 401-0332 山梨県都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原 2068-1
☎ 0555-85-2300
2016.06.02 撮影
洞窟への出入り口
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風穴の概要
樹海の木々が生い茂る中にぽっかり大きな口をあけた入口、階段を下がっていくと次第に空気がひんやり、洞窟内は通年0~3℃に保たれています、45分位洞内に滞在し
写真撮影をしたため、外に出たらカメラのレンズが曇ってしまい、30分位は拭いても、々、レンズが曇ってしまった ・・・ それほどレンズが冷やされたのだ。
流れ出た溶岩流の上部が先に固まり、下部の溶岩がそのまま流れ続け、その間にできた隙間が固まってできた空間が富岳風穴です。 洞内は気泡の多い玄武岩でできて
いるため声が反響しないのも特徴の一つです。
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とても見事な氷柱で、思わず息をのみます。ここ、【富岳風穴】と、後日アップする【鳴沢氷穴】はもう何回も来ているのですが、氷柱の形状が、いつ来ても同じ様に見えます
(多少は、変化しているのかな?)
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かつて、カイコ(蚕)の卵や樹木の種子を保存していた場所で【貯蔵庫】です。
昭和30年頃まで実際につかわれていた繭(まゆ)や種子の冷蔵庫で、繭玉が成長しないように、また、良質の種子を保存し、芽吹きを良くするため冷蔵状態で貯蔵し
ていた場所です。
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氷の壁はその昔、天然氷をブロック状に切りだし積み上げて天然冷蔵庫として使用していた文化を再現したもので、冬から春にかけて毎年大きな氷柱が出来ます、
この天然の氷は冬季にでき、初秋位まで見る事が出来ます。
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青木ヶ原の富岳風穴・鳴沢氷穴は昭和4年に国の天然記念物の指定を受け世界に紹介され、地質学上貴重な洞窟となっています。両洞窟の違いは、風穴が溶岩の流れ
によって生み出された横穴式洞窟であるのに対して、氷穴は固まり始めた熔岩内部から熱いガスや水蒸気が吹き出してできた竪穴式洞窟で有る事です、いずれも富士山
の雪どけ水の伏流水で冷やされた氷の世界が見て取れました。
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