Sim's blog

電子工作はじめてみました

aitendoのUSBシリアル変換IC PL2303

2009-11-21 23:28:59 | 電子工作
どこまで続く激安販売なaitendoPL2303というUSBシリアル変換ICの取り扱いが始まっています。FT232RLみたいな用途に使います。
USB1.1しかサポートしていないので、速度は遅いですが、なんといっても200円という安さが魅力です。
サイズはFT232RLと同じSSOPの28ピンです。というか、主要なピンの配置は一致しているようです。ピンを比較してみました。
pin PL2303   FT232RL
1   TXD      TXD    ◎
2   DTR_N    DTR#   ◎
3   RTS_N    RTS#   ◎
4   VDD_232  VCCIO  ◎
5   RXD      RXD    ◎
6   RI_N     RI#    ◎
7   GND      GND    ◎
8   VDD      NC     ×
9   DSR_N    DSR#   ◎
10  DCD_N    DCD#   ◎
11  CTS_N    CTS#   ◎
12  SHTD_N   CBUS4  △ オープンのまま(SHTD_Nは出力)
13  EE_CLK   CBUS2  △ オープンのまま
14  EE_DATA  CBUS3  △ オープンのまま
15  DP       USBDP  ◎
16  DM       USBDM  ◎
17  VDD_3V3  3V3OUT ◎
18  GND_3V3  GND    ◎
19  RESET    RESET# ? オープンのまま、極性はどっち?
20  VDD      VCC    ◎
21  GND      GND    ◎
22  TRI_MODE CBUS1  × HかLに固定しないといけない
23  LD_MODE  CBUS0  × 220kΩでpull-up、pull-downしないといけない
24  VDD_PLL  NC     ×
25  GND_PLL  AGND   ◎
26  PLL_TEST TEST   ◎ GNDに固定
27  OSCI     OSCI   ◎
28  OSCO     OSCO   ◎

◎は機能が完全に一致。△は機能は違うけど、どうせオープンにするので気にしなくていいピン。×はFT232RLだとNCもしくはGPIOだけど、PL2303だと何かお手当てしてやらないといけないピンです。

秋月にSSOP(0.65mm)28pin変換基板があるんですが、なぜか2種類あります。通販コードP-01988P-02614です。何が違うんでしょうね。P-01988の方はFT232RLの実績があるみたいです。ET-PCB-SSOP28の方はaitendoでも売っています(リンク)。

なんにせよ、安いのはいいことです。もっとも、ちゃんと使えるかどうか検証しないといけないですね。


200円というと、巷でうわさのPIC18F14K50と同じ値段ですね。どっちもUSBシリアル変換に使えるということだと似たようなものですが、PICの方はDIPなので変換基板がいらない分楽そうです。もっともPICは開発環境とかライターとかが別にいります。このチップとATMega168を使うと主要部品が500円(AVR 230円、PL2303 200円、変換基板 70円)のArduinoとかできちゃいそうです。

「Gainer互換Pepperでフィジカル・コンピューティング」

2009-11-21 13:19:27 | AVR
CQ出版から「Gainer互換Pepperでフィジカル・コンピューティング」という本が出ます。
よくコメントをくださる、もあさんの本です。



マルツでpepperキット販売中
エレキジャックのフィジカル・コンピューティング

このところ、マイコン関連本の出版があいついでいますね。なんだか書籍紹介ブログになってきてます。

明日のMTM04にも出展されるそうです。時期があっていれば、著者サイン入り即売会ができてたかもしれません。

ET2009に行ってきました

2009-11-19 19:53:55 | その他
hamayanさんが既にレポートされてますが、私も行ってきました。明日が最終日です。

NXPのCortex M0の展示がありました。

富士通がCortex-M3のマイコンを出すそうです。国内では東芝に続いて2社目です。東芝は過去のマイコン(TXシリーズ)を止めるそうですが、富士通は過去のFR-60シリーズと共存させる形になるそうです。FRAMマイコンの展示もありましたが、他との差別化をする意味でもFRAM-ARMを出していただきたいものです。

今回はNECエレクトロニクスとしての最後の展示をしていました。これからはルネサスエレクトロニクスの展示になるのではないかと思います。

ルネサスはH8シリーズのコアをAlteraで使えるソリューションを提供していました。まだSOPC Readyではないみたいですが、ゆくゆくはSOPC Readyな形で提供していきたいとのことでした。現状ではFPGAにもよりますが、30MHz~60MHzくらいで動作するそうです。最低でも150MHz~になるNios IIに較べると微妙な感じです。そのあたりはASIC用のコアをそのまま提供しているとの話なので仕方のないところかもしれません。FPGAでプロトタイピングしたシステムをそのままASIC化できるというところまでは、まだできていないようです。

AlteraにはCoretex-M1がありました。ゆくゆくはSOPC Readyにするらしいです。

NEDエレクトロニクスでLED調光マイコンセミナーをしていました。マイコン搭載のLED蛍光灯をプログラミングするセミナーです。おみやげにセミナーで使ったLED蛍光灯をいただきました。

液晶部分には電力や電気代が表示されています。

さっそく開けてみました。

中には78k0マイコンが3ついるみたいです。
マウスで調光パターンを描くとマイコンを自動でプログラミングしてくれるソフトが、いい感じでした。NECのappliletはすごく便利なのでルネサスになっても残してほしいです。もしくはH8もR8もSH2も全部appliletで、できるようになってほしいです。

会場は撮影禁止だったのですが、お願いして撮らせてもらったものです。

でっかい、はちゅねがいました。

スタンプラリーがあったみたいなんですが、始点が分からず断念しました。

なぜか会場にいた、なまはげです。


会場の外なのでいいだろうと、撮ってきた看板です。


同じく会場とは関係のないクイーンズスクエアのクリスマスツリーです。


ETの2日目はETフェスタといって、アルコールや食べ物が振舞われます。私はなひたふさんのブースに行って電気ブランをごちそうになりました。これは、えーと、なんというか、ハミガキ粉みたいな味のやたら濃いお酒でした。あはは。かなり酔っ払いました。なひたふさん、ごちそうさまでした。

マイコンボードやFPGAボードに囲まれた幸せな一日でした。


おまけ

アットマークテクノさんでいただいたアルマジロのぬいぐるみ


コベリティさんでいただいたサソリの人形(最後の1個だったそうです)。足は磁石になっています。


サソリ対アルマジロ


CQ出版のブースで買った「すぐに使える液晶マイコン・モジュール


ディジインターナショナルさんは、今回も10000円販売をしていましたが、ジクビーは既に売り切れでした。初日の午後までもたなかったとのことです。うーん残念。

すみません、かんぺきに遊びにいってました。一応まじめにセミナーなんかにも参加してました。のりたんさんにもお会いできました。チッターぽいを見せていただきました。

会場のパシフィコ横浜のすぐ近くに「万葉倶楽部」というスパがあります。酔っ払ってたので行きませんでしたが、帰りがけに行くといいかもしれません。

「武蔵野電波のブレッドボーダーズ」

2009-11-18 21:13:06 | 電子工作
スタパ齋藤さんのブログ記事で、オーム社から「武蔵野電波のブレッドボーダーズ 誰でも作れる! 遊べる電子工作」が出ることを知りました。amazonには、まだ出ていないようです。秋月からキットも発売されるとのことです。


スタパブログ
船田戦闘機日誌 at nnar
武蔵野電波のブレッドボーダーズ
武蔵野電波のプロトタイパーズ

みのり先生のグラビアもあるそうです。萌えですね。

ヒロセのコネクタFX2-100S-1.27DSLがマルツにありました

2009-11-17 23:00:55 | FPGA
XilinxのSpartan-3E Starter KitやSpartan-3A Starter Kitは拡張コネクタとしてヒロセのFX2-100P-1.27DSを搭載しています。自分で外に拡張ボードを作りたいときに使うコネクタはFX2-100S-1.27DS(PとSが違うだけ)です。このSの方をマルツで取り扱っています(FX2-100S-1.27DSL)。

こちらはSpartan-3E Starter Kitの拡張コネクタFX2-100P-1.27DS


こちらはマルツで売っているFX2-100S-1.27DSL


DSとDSLの違いはBoard prefixed pinの有無(Lがあり)みたいです。
ヒロセのカタログへのリンク(pdfファイルです)

千鳥足の100ピンを2.54ピッチに変換する変換基板はサンハヤトのICB-07があります。

マルツのSpartan-3E Starter Kit
マルツのSpartan-3A Starter Kit

Spartan-3E Starter Kitって、その昔は19000円くらいで売っていましたが、しばらく見かけなくなったと思ったら、いつのまにか値上がりしてますね。本家ザイリンクスでも$189と$149から値上がりしてます。というか、もう入手困難な類のアイテムになりつつありますね。

漢字シールド

2009-11-17 21:28:46 | AVR
Shop TechandからArduino Mega用の漢字シールド(+Arduino Mega)が販売されています。今なら発売記念特価で割引き購入できます。

説明書のページはこちらです。

エレキジャックホームページで連載されていた「Arduino Megaを使ったLEDマトリクスによる漢字ティッカの製作」の中の人みたいです。

若松でも販売されています。
Shop Techandの店長さんは、若松のArduinoセミナーの中の人みたいです。

エレキジャックの連載に載っていた基板は2.54mmピッチ専用みたいですが、売り物の方は2.00mmピッチもokになっています。

説明書のページでは、ピンヘッダをピンソケットに挿したまま、はんだづけしています。ピンヘッダをピンソケットに挿したまま、はんだづけすると、熱でゆるくなっちゃうという話を以前聞いたことがあります(あるような記憶があったかなあ)。そのあたりは大丈夫なんでしょうか。

Arduino Megaだけでも7000円くらいですし、ほとんど原価みたいな大出血価格だと思いました。

「マイコンと電子工作No.1 電脳Arduinoでちょっと未来を作る」

2009-11-13 03:31:20 | AVR
先日も書きましたが、エレキジャックNo.15に載っていた11/30に出るという「マイコンと電子工作No.1 電脳Arduinoでちょっと未来を作る」という増刊の表紙が(葵)の今日学んだことさんに出ていました。



と思ったら既にエレキジャックのホームページに「Arduinoを特集した増刊号の発行」という記事が出ていました。

11/21 追記 CQ出版に出ていました(リンク)。

aitendoのDC-DCコンバータ

2009-11-13 02:58:52 | 電子工作
aitendoで2種類のDC-DCコンバータ用ICの取り扱いが始まっています。
(1) BL8530
パッケージはSOT-89-3で、0.8V~1.8Vを3.3V3Vにします。出力は3.3V3V固定で200mAまで流せるそうです。HT7733Aの代わりに使えそうです。
1/11追記 出力は3Vだそうです。そら。さん、ありがとうございました。

(2) PT1301
パッケージはSOT-6です。出力は可変です。出力を抵抗分圧した電圧をFB端子に戻してやると、FB端子が1.25Vになるような出力に調整してくれるようです。
出力は300mAまで流せるということでいいんでしょうか?少なくともデータシートのグラフでは横軸は300mAになっています。
典型的な応用の所には1.5V→3.3V、250mA出力では外部にNMOSのFETをつないでいます。外部にFETをつけていないときには1.5V→3.3V、100mAとなっています。外部FETなしで100mA、ありで300mAということなのかもしれません。出力可変なので5V→12Vの回路も載っています。
LEDバックライトの昇圧回路なんかによさそうです。

aitendoはこのところ、すごい勢いで新商品の取り扱いをしてます。

「Interface」ARMマイコン基板アプリケーション制作コンテストの結果

2009-11-13 02:54:41 | その他のマイコン
hamayanさんのブログ「Interface」ARMマイコン基板アプリケーション制作コンテストの結果が発表されていることを知りました。10/30に発表だったみたいです。
先日行われたARM FORUM 2009で授賞式や入賞者の方の作品の展示もあったそうです。参加しなくて失敗でした。
受賞者の皆様、おめでとうございます。

トランジスタ破壊技術

2009-11-11 20:49:53 | その他
今月号のトラ技の特集は「完全理解!トランジスタ回路」です。トランジスタ技術だけあってトランジスタの特集とは、まんまです。p.79のコラムが「トランジスタ破壊技術!」ということで、ぱっくり割れた2SC1815の無残な写真が載っています。こうやったら、こう壊れるみたいな話はぜひともいっぱい載せてほしいものです。

来月号の特集ははUSBマイコンの製作集です。

トランジスタティーセットの2巻もゲットしてきました。

PSoCマイコン・スタートアップも店頭に並んでいました(川崎)。スタートアップというには、かなり濃い内容です。どちらかというと中上級者向けです。


PSoC基板の表側


裏側

グランドがメッシュになっています。

とりあえず、書き込み用の端子は実装されているのでLチカははんだづけなしでできます。


キーワードベスト20 その4

2009-11-10 23:34:44 | その他
キーワードベスト20 その3の続きになります。

gooのあしあと解析では過去90日分の検索キーワードのランキングが見れます。361日目なので4回目のランキングを見てみました。
1  LCDオシロスコープキット    706 (初登場)
2  SG12864A                      310 (前回6位)
3  PIC18F2550                    272 (前回3位)
4  HT7733A                       269 (前回1位)
5  sim's blog                    240 (前回2位)
6  pickit2 販売                  196 (前回10位)
7  LPC2388                       190 (前回4位)
8  pickit3                       167 (前回8位)
9  RTC-8564NB                    157 (前回7位)
10 psoc3                         150 (初登場)
11 lattice ダウンロードケーブル  147 (前回5位)
12 TL431                         140 (前回9位)
13 STM32 Primer2                 124 (前回15位)
14 HT7733A                124 (前回11位)
15 FT2232                        119 (前回13位)
16 MTM04                         117 (初登場)
17 ZY-FGD1442701V1               101 (初登場)
18 ltspice トランス               95 (前回20位)
19 led 電池                       92 (前回16位)
20 1.5v led                       87 (前回14位)

初登場のキーワードが4つで、LCDオシロスコープキットが初登場でぶっちぎりの一位でした。あいかわらず、部品とかマイコンとかキットが検索キーワードでひっかかっています。前回から消えたキーワードはPDS5022S、pickit3、lm73、無安定マルチバイブレータです。

最近は人気記事の集計をしなくなっているみたいです。

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功放

2009-11-10 21:47:42 | 電子工作
Altera DE0で使えそうなLCDを探してみましたで見つけたaitendoのキャラクタLCD SC162Aは通販だと300円なので通販しました。元値が900円なので送料を得した気分です。ついでにZY-FGD1442701V1のキャリーボード付きも買っちゃいました。

で、今日荷物が届いたんですが、届いたダンボールの外側にこんな紙が貼ってありました。



功放?カンフーは功夫だし、なんだろうと思ってグーグル翻訳に尋ねてみたところ、「アンプ」だそうです。確かに次にLM386と書かれています。LM386を入れていたダンボールに詰めて荷物を送ってくれたようです。漢字から意味を推測できる中国語もありますが、これは駄目でした。おもしろいですね。

他には、モノラルのD級アンプがあったので試しに買ってみました。
D級アンプIC(2.7W)[TMPA2055DM]
D級アンプIC(3W)[PAM8303D]

「プリント基板で作るPIC応用装置」

2009-11-07 20:33:13 | その他のマイコン
いしかわきょーすけさんの「陰気な男でいいですか?」で知ったラトルズの「プリント基板で作るPIC応用装置」ですが、書店に並んでいました(川崎)。この本に付録でついてくる基板単体での販売「プリント基板で作るPIC応用装置【追加プリント基板】」もありました。
 
ラトルズから出ている鈴木哲哉さんのPICシリーズは3冊目になります。
PICとセンサの電子工作
PICとC言語の電子工作
プリント基板で作るPIC応用装置

秋月はアマゾンなんかより早く10/30から販売していた模様です(通販コードS-03221)。秋月には「※各種パーツセット近日販売!!」なんて書かれています。サポートページから行ける公式ブログ秋月の部品セットを検証した話が載っています。

基板は8つあって、以下が作れるそうです。
- 赤外線解析リモコン
- 温湿度計
- 数値表示装置
- シリアル接続基板
- USB接続基板
- FT232RL基板
- テレビ表示装置
- 情報収集装置

11/10 追記 とりあえず買ってみましたが、ミシン線もないし、これってどうやって取り出すのが正しいんでしょうか?

「すぐに使える! 液晶搭載マイコン・モジュール」

2009-11-05 23:35:20 | その他のマイコン
先日書いた「すぐに使える! 液晶搭載マイコン・モジュール」がCQ出版のホームページに出ています。発売は11/18で3990円だそうです。Amazonにはまだ出ていません。

開発環境はgccとのことです。CQ出版はマイコン基板付録雑誌から、マイコン基板付録本に移行しているみたいです。
本のページの表紙をクリックすると拡大します。USBコネクタが見えます。たぶん電源供給とプログラミングはUSB経由でするものと思われます。
EPSONのマイコンなんて全然知らなかったので、ちょっと興味があります。