Sim's blog

電子工作はじめてみました

Interface 2008年8月号

2008-06-26 22:00:37 | 電子工作
特集は「実践デバイス・ドライバ&ミドルウェア作成技法」ということで、かなり魔界よりです。特集の著者は全てOUKという会社の方です。検索してみると、「Interface 8月号はOUK特集です」と書かれたホームページにたどり着きました。デバイスドライバならおまかせみたいです。

5月号のFRマイコンの記事は2つです。USBホストの後編(先月の続き)と独自クラスUSBターゲット機器の製作です。LEDやスイッチをつなげてます。

先々月の続きのCUDAの記事が載っています。

ColdFireファミリーの紹介記事はジョーさんというColdFireのチーフ・アーキテクトの方が書かれた記事(の翻訳)です。9月号の付録基板がColdFireということもあって前の号である今月号にColdFireの記事を載せたということみたいです。昔の68000cpuから命令を取捨選択したのがColdFireのISAということみたいです。ISA(命令セットアーキテクチャ)には興味があるので、どういう観点で命令セットを選んだのかについ興味深く読みました。MCUで考慮すべきメトリックとしては、パフォーマンス、エリア(面積)、パワーの3つがありますが、今回はパワーについてはあまり取り上げられていませんでしたが、パフォーマンスとエリアに関してはかなり取り上げられています。アーキテクチャの進化にともない面積は増えているが面積あたりの速度は面積の増加以上の増えていることも紹介されています。可変長命令のコード密度の高さとRISCのもつ効率のよさの両方を狙っていて、まさに最新のCPUアーキテクチャになっています。
68000と同じくソース、ディスティネーションの順にオペランドを書くみたいです。

9月号の付録の内容が明らかになっています。CPUはFreeScaleのColdFire"MCF52233"です。Ehernetコントローラを内蔵していて10base-T、100base-TXに対応しています。3軸加速度センサー(MMA7360)も搭載しているそうです。付録基板自体は64pinで32pin×2列で、そのままブレッドボードに挿せます。必要そうな部品はEtherコネクタとACアダプタ用のコネクタ、ヘッダーピンです。クロックは搭載済みです。LEDは3個が実装済みです。8pinのSOICのパターンがありますが、何を実装するのかは分かりません(U3)。
表面にはSilenSystem、freescale、CQ出版、Wakamatsuの名前があります。今回も部品セットは若松になりそうです。トランスを実装する場所がないっぽいのでパルストランス内蔵のEhterコネクタが必要っぽいです。
SilentSystemで検索するとこのページが見つかりました。たぶん、このサイレントシステムが基板設計をしているのだと思います。
気にかかるのは書き込みをどうするかです。もしかすると、Ether経由で書き込みができるブートローダがあったりするのかもしれません。

それにしても、なんでも作っちゃう、かも。さん、大当たりです(トラックバックしてもらった予想記事)。

読者コーナー(Interfaceへの声)にmasatoさんという方が意見をよせられています。まさかとは思いますがもしそうなら世間は狭いというか、あはは。

来月号の特集は「付属ColdFire基板で始めるEthernet入門」です。


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