秋月で売っている電圧コンバータIC LTC1144(商品番号I-1628 300円)をLTspiceでシミュレーションしてみました。LTspiceはLinear Technologyが無料で配っているspiceシミュレータです(配布場所)。前回は555タイマーをシミュレーションして遊んでいました。LTC1144自体、Linear Technology製なのでシミュレーションモデルが最初からはいっています。LTC1144は以前hamayanさんに教えてもらいました(3/8の記事)。
LTC1144は5Vを入れると-5Vが出てくる電圧反転の機能があります。データシートによると負荷が10kΩのときは18Vくらいまで反転できるそうです。
LT1144は負荷が増えると電圧降下します。負荷を色々変えて調べてみました。
いっぱい電流を流すとかなり電圧降下(というか上昇)します。
それだけでなく、スイッチングノイズがいっぱいのって出力電圧がかなり振動します(下の図 負荷100Ω)。
LTC1144にはboostという端子があって電源電圧を入力するとスイッチング周波数が高くなります。boostに5Vを入れて負荷が100Ωのときのシミュレーション結果です。スイッチングのノイズが減っています。
boostするとノイズが減るのはいいのですが、電圧降下も激しくなります。上の図だと出力は-1~-1.8Vくらいなのが下図では-0.8Vくらいです。
データシートの最初の方に、15V入力で50mA流したときに3V電圧上昇して-12Vが出力されるみたいな図が載っています。あまり極端に負荷が大きいような用途に使ってはいけないのだと思います。といっても10mAくらいなら平気で流していいみたいです。
オシロがなくても、シミュレーションで見れたりするのはおもしろいです。オシロがあればシミュレーションとの違いも見れるのにとか思いました。
さすがに鈴商液晶のバックライトには無理ですね。
LTC1144は5Vを入れると-5Vが出てくる電圧反転の機能があります。データシートによると負荷が10kΩのときは18Vくらいまで反転できるそうです。
LT1144は負荷が増えると電圧降下します。負荷を色々変えて調べてみました。
負荷 出力 電流 1MΩ -5V 10μA 1kΩ -4.5V 9.5mA 100Ω -1.5V 65mA 50Ω 0.5V 95mA
いっぱい電流を流すとかなり電圧降下(というか上昇)します。
それだけでなく、スイッチングノイズがいっぱいのって出力電圧がかなり振動します(下の図 負荷100Ω)。
LTC1144にはboostという端子があって電源電圧を入力するとスイッチング周波数が高くなります。boostに5Vを入れて負荷が100Ωのときのシミュレーション結果です。スイッチングのノイズが減っています。
boostするとノイズが減るのはいいのですが、電圧降下も激しくなります。上の図だと出力は-1~-1.8Vくらいなのが下図では-0.8Vくらいです。
データシートの最初の方に、15V入力で50mA流したときに3V電圧上昇して-12Vが出力されるみたいな図が載っています。あまり極端に負荷が大きいような用途に使ってはいけないのだと思います。といっても10mAくらいなら平気で流していいみたいです。
オシロがなくても、シミュレーションで見れたりするのはおもしろいです。オシロがあればシミュレーションとの違いも見れるのにとか思いました。
さすがに鈴商液晶のバックライトには無理ですね。
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