Sim's blog

電子工作はじめてみました

鈴商液晶のバックライトをTL499Aで点ける

2007-07-15 19:50:23 | 電子工作
鈴商液晶のバックライトはELなのでELインバータを使ってやる必要があります。秋月で売っている「デカEL発光パネル・専用インバータセット」(商品コードP-4)についているELインバータを使うことができます(写真手前の黒い箱)。

このインバータは9Vで点けると明るいのですが、5Vだと暗いです。TL499Aという昇圧ICを見つけたので使ってみました(TL499ACP 若松通商で157円)。TL499AをキーワードにしてググるとVfの高い白色LEDを電池で点灯させるために使っている方が多いようです。参考にした回路はトラ技に載っていたものを参考にしました。データシートに載っているのとほぼ同じです。
部品の定数が違います(左が実験に使った定数)。
R1 220Ω  ← 500Ω
R2 4.7kΩ ← 51kΩ
R3 50kΩ半固定抵抗 ← 100kΩ半固定抵抗
C1 0.1μF ← 0.01μF
C2 470μF ← 100μF
L1 100μH ← 50μH

R2を4.7kΩにしたのはデータシートに推奨となっていたからです。データシートによるとR1は150Ω~1kΩ、L1は50μH~150μHだそうです。
L1については直流抵抗(?)が0.1Ω以下が理想的で大きいとスタートアップしないことがあるとなっています。最初47μHのものを使ってみましたが、熱くなったので怖くてはずしました(47μHは秋月、100μHはサトー電気)。
半固定抵抗で出力電圧を制御します。抵抗値が大きいほど出力電圧が高くなります。100kΩをつけてみると30V近く出ています。30kΩくらいで9Vでした。
負荷なしで9V、インバータをつけて8.2Vくらいまで電圧降下しています。C2が100μFのときは7.2Vくらいまで降下していました。

ELインバータには100mA程度流れているようです。TL499Aの限界まで流れていることになります。思いっきりまずいような気がします。電流制限用の抵抗R1を1kΩにしてみましたが、100mA流れていました。

9Vのマンガン電池だと90mAくらい流れていました。
秋月で売っている9V 0.3AのACアダプタをつなげてみると103mA流れていました。

この回路の電源(5V 2.5AのACアダプタ)からは数100mA(> 500mA?)流れているようです。一応1Aのポリスイッチが切れないので1Aは流れていないようです。正確に測れないのは、1Aまで計れるテスターを持っていないからです。

一応3.3Vからでも9Vに昇圧できてELバックライトを点けることはできました。

鈴商液晶のバックライトを5Vとか3.3Vでも明るく点けようと昇圧IC TL499Aを使ってみました。一応できないことはないけど、電流が流れすぎてこわいです。素直にACアダプタにつなげちゃう方がしあわせっぽいです。
あまり分かってないのに、こういうことに手を出すのはこわいので、このくらいでやめておきます。
池乃めだかの「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」という感じです。



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