いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

コピーキャット: 模倣者こそがイノベーションを起こす(オーデッド シェンカー)

2013年05月22日 | 技術経営(MOT)
「模倣」ということのとらえ方が変わった。

確かに自分の中でも、独自のものは強い、尊い、
まねしたものは潔くない、ずるい、といった考え方があった。

単なる模倣であればそうなのだろうが、
イミテーション+イノベーション=イモベーション
であると、著者は述べる。

模倣というのは高度な技術であると、
定義しているのが新しいと感じた。

本を読んでいるうちに、
ものまね芸人のコロッケさんが思い浮かんだ。
ものまねはたしかにまねであるが、
そこにオリジナルの要素を追加して、
まったく違ったものを生み出している(ロボ五木など)。

日本も進んだ外国をまねしてここまで
進化した。これまでは外国が進んでいたからまねできたが、
今は日本が進化しており、むしろまねをされる番が来ている。

それは、いままでものまね芸人だった日本が、
みずからヒット作を生み出さねばらならない立場へと
変わったのだと思う。

オリジナルとしての生物模倣、AとBの距離は一定ではない、
という言葉にも考えさせられた。

認識力により、距離に差が出るということなのだろう。

蜂の巣からハニカム構造はまねしてもずるい気がしないのに、
人間が作り出したものをまねしたらずるい気がするのはなぜなんでしょうね・・・
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