いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

君は特別な存在

2022年09月12日 | 考える
いい加減に片づけないと。

わかっているけどおっくうで延ばし延ばしにしていた。
これまでの人生でもらった手紙類をスキャンしている。

もう30年前だ。他県の大学に入学したとき、
祖父母や家族から手紙をたくさんもらっていた。
捨てられなくて取っておいたが、紙の劣化がひどいので、
スキャンして紙は捨てるつもりだ。

スキャンしつつ読んでみると、気持ちは当時にタイムスリップする。
もう祖父母は亡くなっているし、手紙の内容も忘れていたが、
心配してくれたんだなと、懐かしく思い出す。

手紙はそれだけでなく、初めてつきあった彼女のものもある。
一通も欠けることなく入っていた。
順番にスキャンしていたら、ご丁寧にバレンタインのチョコの包み紙まであった。
なんでそんなものまで。よっぽど大切に思っていたのだろう。

他の人は違うかもしれないが、初恋の人は他の人とは違う、と感じている。
その人の手紙は心が痛すぎてしっかり読めない。
別れてしまう結論を知った上で、楽しそうな手紙を読み続けることができず、
もう、スキャンなどせず、そのまま捨ててしまおうかと思っている。

今にして思えばくだらない理由で別れたものだ。
もうすべてが遅すぎるけど、今も彼女の幸せを祈っている。

できれば会って一度話してみたいけど、きっと会わないほうがいいのだろう。
思い出は美しいままで。

君は特別な存在。いつまでも。

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