今日はボジョレーヌーボーの解禁日ですね。改めてその由来を調べてみました。
ボジョレー・ヌーヴォー (Beaujolais Nouveau) は、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯、ボジョレーで生産される赤ワインの、その年の11月に出荷される新酒のことである。その年に採れたブドウから作り込むために、MC(マセラシオン・カルボニック)法と呼ばれる急速にブドウを発酵させる技術が用いられる。醸造期間は数ヶ月と早い。その独特の製造方法のために、ごくわずかながら炭酸ガスを含有する。それゆえ、また独特の清涼感をも感じさせてくれるワインでもある。
ボジョレー・ヴィラージュ (Beaujolais Villages)と呼ばれる、より限定された地域のものにも新酒があり、こちらには「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」というラベルが貼られる。
これらは、その年に収穫されたブドウ(ガメイ種)を使用し、それぞれの国の現地時間で11月の第3木曜日の未明の午前0時に一般への販売が解禁される。特に日本は時差の関係から、世界の先進国の中で最も早く解禁の時を迎え、この時のために、ワインとしては例外的に空輸される。24時間営業のスーパーマーケットやレストラン、バーなどでは、イベントも兼ねて当日午前0時になった瞬間に販売を始めるところも多い。梱包箱には「○○年11月○○日午前0時以前の販売および消費 厳禁」の文字が書かれている。
日本ではバブル時代の1980年代に大きなブームになり、解禁日未明に成田空港に行って飲む人まで現れるなどの状況であったが、バブルの崩壊でブームが終わった。しかし1997年頃からの赤ワインブームに乗って再び脚光を浴び、バブル時代を上回る市場規模となっている。2003年ものは過去最大の販売数量を記録した。現在、スーパーマーケットや酒店、コンビニなどの一般小売店で1本あたり2,000から3,000円程度で販売される。通常の赤ワインと違って、少し冷やして飲むとおいしいとされる。現地においては高値で多量(輸出量の半分を日本が占める)に買い漁る日本のやり方に対する批判が存在する。
このヌーヴォーは、そもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされる。そのため、本格的な輸出が始まったのは1968年と遅く、当初の解禁日は11月15日であったが、1984年から解禁日を11月の第3木曜日に改められた。
解禁日が設けられた理由は、ヌーヴォーがよく売れるということで各メーカーがどこよりもいち早くヌーヴォーを出荷しようと競い合っていたものがだんだんエスカレートしていき、ついにはワインとして十分出来上がっていないにもかかわらずワインとして出回るようになってしまったからである。解禁日が設けられて以後、各メーカーはこの解禁日までにワインとしてきちんと作り込むこととなった。
ヌーヴォーは業者の販売戦略であろうと推測されるが「今年のボジョレーの出来は気候に恵まれ例年以上の出来という事です」と必ず毎年触れ込む。
ウィキペディアより
それで、ボジョレーの地図は以下のページ参照
ボジョレ地区のワイン
http://www.winespiral.com/france/beaujolais.html
クリュ・ボジョレー【MyWineClub】
http://www.hapima.com/sh/mywine/2001au58/
それで、下記のようなニュースが載っていました。
ボージョレ解禁、試飲なしでも真夜中のにぎわい
仏・ボージョレ地方で今秋、収穫したブドウで造った新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、きょう16日、解禁された。
24時間営業店舗を展開するスーパー大手のイオンでは、全国の約130店舗で、深夜0時から販売を開始。各店舗は、この日を待ちわびたワイン愛好家らでにぎわったが、同社では飲酒運転が社会問題化するなか、例年行っていた店頭での試飲を中止した。
解禁を祝うイベントが行われた、千葉県習志野市の「ジャスコ津田沼店」の売り場には、試飲会の中止を伝えるポスターのほか、飲酒運転撲滅を訴えるパネルが掲げられていた。 ヤフーニュースより
私は飲む機会がありませんが(^▽^;)、ワインそのものの味を楽しむ以外にも雰囲気を楽しむという要素も多分にありそうです。
飲酒運転が社会問題化する中、試飲中止は愛好家には残念ですが、いたしかたないですね(^-^;
地図はブルゴーニュ地方 ウィキペディアより
追記(18日)
後日、下記のような記事が載っていました。
仏ボージョレ地区のワイン生産者組合「インターボージョレ」のアン・マソン広報部長によると、今年のワインは7月と9月に日照時間が長く、上々の出来となった。昨年の日本への輸出量は全体の22%を占め、2位米国(16%)、3位英国(12%)を引き離して断トツの1位で、今年も同水準を見込む。大手輸出業者モメサンのバルデ社長は「今年に入って進んだユーロ高(1ユーロ151円、昨年同時期は140円)が気になるが、日本では女性の間で人気が高く、消費量はまだまだ伸びると思う」と話す。
もとは地元農民が収穫を祝って飲んだのが始まりで、次第にパリにも広がったが、本格的な輸出は「ボージョレ王」の異名を取る仲介人、ジョルジュ・デュブッフ氏(73)が80年代に世界への売り込みに成功してから。50年代に年間150万リットルだった総生産量は、今では4500万リットル以上だ。
日本での市場が拡大したのは、サントリーやメルシャンなど酒類メーカー大手が売り込みを仕掛けた81年以降。特に解禁日を祝うイベントが定着した背景には、メーカーや小売業など大手企業の影響が大きい。最大手のサントリーは「ボージョレはフルーティーで飲みやすく、入門編のワインとしては最適と指摘する。
日本への輸出はバブル崩壊によって一時は落ち込んだが、98年の赤ワインブームで盛り返し、04年に1145万2500リットルと過去最高を記録。05年は1024万1500リットル。世界的に頭打ちになりつつある中、最大のお得意様である日本への期待は大きい。
◇地元では300~900円
しかし、フランスではボージョレは決して高いワインではなく、木曜午前零時の解禁時も静かだ。北西部ノルマンディーに住む主婦、シャンタル・ポーガムさん(51)は「季節ものだからスーパーで買い、1本は飲んでいる」と話すが、値段は2.5ユーロ(約377円)前後と極めて庶民的。スーパーで最も出回るのは2~6ユーロ(約300~900円)程度。日本にも進出しているパリの高級食材店「フォション」でも5ユーロ前後からある。
バルデ社長は「当社のボージョレ・ヌーボー・モメサンは仏国内では4~4.5ユーロ(600~680円)程度」。米国では10ドル前後(約1200円)。だが、日本の市場に出回ると2000円以上となる。最近は高級感が漂うワンランク上の4000円ぐらいの品まで出ている。
ユーロ高に加え、日本の価格が高い理由は輸送費。空輸の場合、船便の倍近い価格に跳ね上がるとされる。日本ソムリエ協会顧問でメルシャンの元パリ事務所長、小阪田嘉昭さんは「産地の欧州よりも8時間早く飲めるメリットに加え、初物好きという日本人の気質にも合ったため」と人気を分析する。
フランス文学者の鹿島茂さんは「日本人はイベント好きで、この時期には他に適当なものがないから、ボージョレに飛びつくのでは。フランスでは若者中心にワイン離れが進んでいて、消費量が減っている。日本で飲まれて、一番喜んでいるのは向こうの業者ですよ」と話す。 ヤフーニュースより
初物好き、イベント好きの日本人気質に合ってるようですね(^▽^;)
ボジョレー・ヌーヴォー (Beaujolais Nouveau) は、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯、ボジョレーで生産される赤ワインの、その年の11月に出荷される新酒のことである。その年に採れたブドウから作り込むために、MC(マセラシオン・カルボニック)法と呼ばれる急速にブドウを発酵させる技術が用いられる。醸造期間は数ヶ月と早い。その独特の製造方法のために、ごくわずかながら炭酸ガスを含有する。それゆえ、また独特の清涼感をも感じさせてくれるワインでもある。
ボジョレー・ヴィラージュ (Beaujolais Villages)と呼ばれる、より限定された地域のものにも新酒があり、こちらには「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」というラベルが貼られる。
これらは、その年に収穫されたブドウ(ガメイ種)を使用し、それぞれの国の現地時間で11月の第3木曜日の未明の午前0時に一般への販売が解禁される。特に日本は時差の関係から、世界の先進国の中で最も早く解禁の時を迎え、この時のために、ワインとしては例外的に空輸される。24時間営業のスーパーマーケットやレストラン、バーなどでは、イベントも兼ねて当日午前0時になった瞬間に販売を始めるところも多い。梱包箱には「○○年11月○○日午前0時以前の販売および消費 厳禁」の文字が書かれている。
日本ではバブル時代の1980年代に大きなブームになり、解禁日未明に成田空港に行って飲む人まで現れるなどの状況であったが、バブルの崩壊でブームが終わった。しかし1997年頃からの赤ワインブームに乗って再び脚光を浴び、バブル時代を上回る市場規模となっている。2003年ものは過去最大の販売数量を記録した。現在、スーパーマーケットや酒店、コンビニなどの一般小売店で1本あたり2,000から3,000円程度で販売される。通常の赤ワインと違って、少し冷やして飲むとおいしいとされる。現地においては高値で多量(輸出量の半分を日本が占める)に買い漁る日本のやり方に対する批判が存在する。
このヌーヴォーは、そもそも当地の農民が収穫を祝ったのが始まりとされる。そのため、本格的な輸出が始まったのは1968年と遅く、当初の解禁日は11月15日であったが、1984年から解禁日を11月の第3木曜日に改められた。
解禁日が設けられた理由は、ヌーヴォーがよく売れるということで各メーカーがどこよりもいち早くヌーヴォーを出荷しようと競い合っていたものがだんだんエスカレートしていき、ついにはワインとして十分出来上がっていないにもかかわらずワインとして出回るようになってしまったからである。解禁日が設けられて以後、各メーカーはこの解禁日までにワインとしてきちんと作り込むこととなった。
ヌーヴォーは業者の販売戦略であろうと推測されるが「今年のボジョレーの出来は気候に恵まれ例年以上の出来という事です」と必ず毎年触れ込む。
ウィキペディアより
それで、ボジョレーの地図は以下のページ参照
ボジョレ地区のワイン
http://www.winespiral.com/france/beaujolais.html
クリュ・ボジョレー【MyWineClub】
http://www.hapima.com/sh/mywine/2001au58/
それで、下記のようなニュースが載っていました。
ボージョレ解禁、試飲なしでも真夜中のにぎわい
仏・ボージョレ地方で今秋、収穫したブドウで造った新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、きょう16日、解禁された。
24時間営業店舗を展開するスーパー大手のイオンでは、全国の約130店舗で、深夜0時から販売を開始。各店舗は、この日を待ちわびたワイン愛好家らでにぎわったが、同社では飲酒運転が社会問題化するなか、例年行っていた店頭での試飲を中止した。
解禁を祝うイベントが行われた、千葉県習志野市の「ジャスコ津田沼店」の売り場には、試飲会の中止を伝えるポスターのほか、飲酒運転撲滅を訴えるパネルが掲げられていた。 ヤフーニュースより
私は飲む機会がありませんが(^▽^;)、ワインそのものの味を楽しむ以外にも雰囲気を楽しむという要素も多分にありそうです。
飲酒運転が社会問題化する中、試飲中止は愛好家には残念ですが、いたしかたないですね(^-^;
地図はブルゴーニュ地方 ウィキペディアより
追記(18日)
後日、下記のような記事が載っていました。
仏ボージョレ地区のワイン生産者組合「インターボージョレ」のアン・マソン広報部長によると、今年のワインは7月と9月に日照時間が長く、上々の出来となった。昨年の日本への輸出量は全体の22%を占め、2位米国(16%)、3位英国(12%)を引き離して断トツの1位で、今年も同水準を見込む。大手輸出業者モメサンのバルデ社長は「今年に入って進んだユーロ高(1ユーロ151円、昨年同時期は140円)が気になるが、日本では女性の間で人気が高く、消費量はまだまだ伸びると思う」と話す。
もとは地元農民が収穫を祝って飲んだのが始まりで、次第にパリにも広がったが、本格的な輸出は「ボージョレ王」の異名を取る仲介人、ジョルジュ・デュブッフ氏(73)が80年代に世界への売り込みに成功してから。50年代に年間150万リットルだった総生産量は、今では4500万リットル以上だ。
日本での市場が拡大したのは、サントリーやメルシャンなど酒類メーカー大手が売り込みを仕掛けた81年以降。特に解禁日を祝うイベントが定着した背景には、メーカーや小売業など大手企業の影響が大きい。最大手のサントリーは「ボージョレはフルーティーで飲みやすく、入門編のワインとしては最適と指摘する。
日本への輸出はバブル崩壊によって一時は落ち込んだが、98年の赤ワインブームで盛り返し、04年に1145万2500リットルと過去最高を記録。05年は1024万1500リットル。世界的に頭打ちになりつつある中、最大のお得意様である日本への期待は大きい。
◇地元では300~900円
しかし、フランスではボージョレは決して高いワインではなく、木曜午前零時の解禁時も静かだ。北西部ノルマンディーに住む主婦、シャンタル・ポーガムさん(51)は「季節ものだからスーパーで買い、1本は飲んでいる」と話すが、値段は2.5ユーロ(約377円)前後と極めて庶民的。スーパーで最も出回るのは2~6ユーロ(約300~900円)程度。日本にも進出しているパリの高級食材店「フォション」でも5ユーロ前後からある。
バルデ社長は「当社のボージョレ・ヌーボー・モメサンは仏国内では4~4.5ユーロ(600~680円)程度」。米国では10ドル前後(約1200円)。だが、日本の市場に出回ると2000円以上となる。最近は高級感が漂うワンランク上の4000円ぐらいの品まで出ている。
ユーロ高に加え、日本の価格が高い理由は輸送費。空輸の場合、船便の倍近い価格に跳ね上がるとされる。日本ソムリエ協会顧問でメルシャンの元パリ事務所長、小阪田嘉昭さんは「産地の欧州よりも8時間早く飲めるメリットに加え、初物好きという日本人の気質にも合ったため」と人気を分析する。
フランス文学者の鹿島茂さんは「日本人はイベント好きで、この時期には他に適当なものがないから、ボージョレに飛びつくのでは。フランスでは若者中心にワイン離れが進んでいて、消費量が減っている。日本で飲まれて、一番喜んでいるのは向こうの業者ですよ」と話す。 ヤフーニュースより
初物好き、イベント好きの日本人気質に合ってるようですね(^▽^;)
しっかりφ(..;) メモりました
今週一杯は、使えそうですね~♪
こんな拙い記事がネタになるの~(^▽^;)
でも、まぁこの話題をどう調理してお客さんの前にお出しするかはひかるシェフの腕の見せ所ですが。。
前日、寝不足で仕事中頭がぬぼ~っとして、何話したか覚えてない、なんてことだけにはならんといてね
(*^▽^*)ノハーイ