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さいたま市長選挙~個人的所感2~

2009-05-17 | 思うこと
中森福代氏は、前回相川市長に1万票差まで肉薄した実績がある前・自民党衆議院議員。
唯一の女性候補ということで、女性ならではの視点の公約に期待したいところ。
しかし、マニュフェストを見る限り意外とそういう感じは目立ちません。
むしろ、地盤が北部にあるため大宮・岩槻あたりの住民の視点が目立つかも?
そういえば、さいたま市の最南部にある我が家にはチラシすら来ないしな・・・。

前回の票差からすると、今回相川市長が健康不安を抱えるというマイナス点もあって、前回と同じ3人の戦いであれば最有力候補だったかもしれない。
しかし、実際には今回は6人が乱立しているので、どの程度他の候補に票を食われるか・・・?

あと、この間まで衆議院議員だった中森さんの国会での質問を何度か聴いたことがあるが、ちょっと棒読み調で市長になった場合に答弁能力に疑義がないでもない。

個人的には、当選者はこの3人に絞られると見るが、一応他の3人も。

医師で前市議会議員の日下部伸三氏は、もっと露骨に大宮・岩槻地区の利益誘導・・・というより旧浦和、ひいては現市長に対する反発が見て取れる公約だ。

土屋前知事の秘書だった高橋秀明氏は、2001年のさいたま市初の市長選挙で4位に入った実績の持ち主。
この人も松下政経塾の出身で、それなりに政策には自信を持っている感がある。
ただ、公約を見ると一番のアピールポイントが「見沼たんぼ」というのは・・・。

松下裕氏は、共産党の前県議。
共産党推薦だけに、政策も生活者重視の視点が貫かれており、特に少子化対策や社会福祉に手厚く、我が家的には賛成できるものが多い。
候補者乱立になるとその間隙を縫って共産党系の市長が誕生するケースは多いが、さいたま市はあまり共産党が強い地域ではないので、ちょっと厳しいか?

全体として、まず政党的に見ると
相川氏、中森氏、高橋氏、日下部氏が自民党系
清水氏は元自民党だけど今回は民主党系
松下氏は共産党系

これだけ見ると保守層はかなり分裂しそうだ。
若手、民主党支持層という点からは清水氏が受け皿になり得る感じがする。

次に地域的に見ると
旧浦和市長で浦和地区に軸足を置く現職の相川氏に対し、
それに反発し大宮地区に軸足を置く中森氏、高橋氏、日下部氏という感じ。
こうして見ると、さいたま市になってもう8年も経つというのに、いまだに旧市事情を引きずっているのが候補者の公約だけ見ていてもよく分かる。
政治の中心浦和と商業の中心は大宮の対立ってのは、ある意味県政発足以来の課題だからな・・・。



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