大江戸余話可笑白草紙

お江戸で繰り広げられる人間模様。不定期更新のフィクション小説集です。

雑学の勧め 桜田門外の変その後

2011年07月22日 | 雑学の勧め
 桜田門外の変で主君・井伊直弼を打ち取られた彦根藩士はその後どうなったのか。
 水戸過激派浪士の襲撃で、生き残った者の内、軽傷者、無傷の者は、「殿を守り切れなんだ」ということで全員切腹。重傷者のみが井伊直弼の領地であった下野の国は佐野に送られ、蟄居となりました。
 襲撃した側もされた側もほとんどが命を失う結果となったのです。
 しかし、常に思いますが、武士道とはどうしてこうも散らさなくてもいい命を散らすものなのでしょうか。胸が痛くなります。
 新撰組だって、戦で命を失った隊士よりも暗殺や切腹の方が多かった様で。現に戦場で死んだ幹部は井上源三郎と土方歳三のみ(原田左之助は彰義隊に入ってからなのでカウントしていません)。
 武士道っていったい…。



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