[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

なんと、小魔人が世界ランキング42位に…

2006-04-11 | 小魔人が歩んできた歴史

この度、私、小魔人が、な、な、なんと、世界ランキング42位に輝きました。

すげぇ~  ( ̄ー ̄)ノ▲▲▲おめで島♪▲▲▲ヽ( ̄ー ̄)

え、何が何が…って感じでしょ。

実は、

「ギザジュウ・コレクション」なんです。

こちら、
リアルギザジュウコレクター世界ランキング のサイトに登録されています。

※ギザ10【ギザジュウ】とは、
昭和26年~昭和33年(昭和31年は製造していないので、7年間)に発行された10円玉で、周囲にギザギザが入っているモノの通称。
特に、昭和33年の「ギザ10」は、発行枚数がわずか約2500万枚と少ないので、なかなか手に入らない。
                     右の写真は、我が昭和33年モノ →

この歳になって、世界ランキング登録のため、集めてきた我がギザジュウをちまちまと年代ごとにカウントしたときには、さすがにチョッピリ寂寥の思いがこみ上げた。と同時に、大変な作業だった。

小魔人(Japan代表) キザ10現在保有枚数

26年   46枚
27年  290枚
28年  295枚
29年  324枚
30年   71枚
32年   35枚
33年    6枚

合計 1067枚 どうじゃい!

地味やなあ、なんて言うな!

私の誇る、立派なコレクションなんじゃ。

今や、ギザジュウは、ネットオークションなどにも出品されているのだから驚きだ。


私がまだ、黄色いザルそばを食べていた少年時代の、たしか小学校2年生の時だったと思う。私は親が営んでいた蒲鉾屋の手伝いに(というか、できたての蒲鉾や天婦羅をつまみに)店に出入りしていて、釣り銭の中にタマに混じっている、古ぼけた周りがギザギザの10円玉の存在になんとなく興味(愛着?)を持った。

やがて、世の中から失われていく → 希少価値 → 置いておけば価値が上がる → 儲かる

というような単純な図式も頭に浮かばないでもなかった。

そして、遠い昔のことなので、どのようなきっかけでいつ決心したのかは定かではないが、ある日を境に全く使わずに、貯めておくようになった。そういえば、ギザ10の形の貯金箱を今でも持っているのだが、それを手に入れたときがきっかけだったのかも知れない。

それからというもの、自動販売機でもコンビニでも何か買い物をしたときに、釣り銭として受け取った10円玉の側面をチェックする日々が始まった。見つけたら、家に持ち帰るまでジーパンの右前のポケットの、さらに内側のちっこいポケットに大切にしまった。あのポケットはギザジュウのためにあったのだろう…。

そして、雨の日も風の日も、ひたすら側面をチェックした。
血と汗のにじむトレーニングにより、(何もにじんどらんか…)
ポケットの中で盲牌によって確認することができるまでの腕前にもなった…。

見つけたときの『 プチ幸福感 』はなんとも言えないものだった。

AMラジオ全盛期の時代、私が中高生だった頃によく聞いていた番組で、『鶴瓶・新野のぬかるみの世界』だったか『ヤングタウン』だったかで、ギザジュウのコーナーなるものもあった。それが今や、ギザジュウやツルジュウなんて言葉すら認知度が非常に低くなった。

たかが10円、されど10円…

かれこれ20数年を経て、今やすっかりオッサンになってしまったが、この間ギザ10に対する熱い想いは冷めることなく継続した。途中で、額面金額以上の価値はほとんど期待できないものなんだということも漠然と理解した。それでも、もうそんなことはどうでもよく、「今更、こいつらとは離れられねえよ…」ってな具合で、ずっと続いている。

そしてこれからも続くだろう…。フレーヾ( ̄0 ̄ゞ)( 尸ー ̄)尸_フレー