[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

ようガンバった!

2005-12-04 | サッカー最前線
冷や冷やものだった。終盤のまさかの連敗でずいぶん心配させよってからに…。

首位攻防の混沌とした中で行われた3日の<J1>最終節。ガンバは負傷で離脱していた大黒、出場停止のアラウージョが戻り、ようやくベストメンバーがそろった。首位セレッソ大阪から5位千葉まで5チームに優勝の可能性が残る歴史的ともいえる大混戦となったのも面白かった。

ガンバはFWアラウージョが先制し、後半2-2の同点に追いつかれたものの、MF遠藤のPKで勝ち越し。さらにアラウージョが追加点を決めて、4―2で川崎フロンターレを振り切った。セレッソ大阪が同点で試合を終えたため、逆転での劇的な優勝となった。

勝てば文句なしの優勝となる首位C大阪は、ホームで東京に2-1とリードしながら、後半44分59秒の終了間際に同点弾を突き刺された。セレッソの選手とサポーターにすれば、ドーハの悲劇の再来という思いであっただろう。気の毒ではあるが、後半戦をかなり盛り上げてくれたことに敬意を表する。来年またがんばってくれ…。

西日本勢として初のJ年間王者の座についたガンバは、93年のJリーグ初年度に参加した10クラブの中で、唯一タイトルがなかった。ついに悲願の初戴冠である。93年の開幕年にはファンクラブに加入し、これまでずっと応援し続けていた私にとっても悲願であった。でも、阪神優勝みたいな経済効果はないんやろなあと思う。

試合後、祝勝会を終えた主力選手たちがいくつもの深夜のテレビ番組に出演していた。いつも感じることだが、宮本と大黒のコメントのコントラストには笑える。聡明で大人びた発言で、キャプテンらしい貫禄を感じさせる宮本の発言と対照的に、大黒はコテコテの関西人。
 「まー、そーすね…」「僕、どっちかっていうと醤油よりソースね…」
っていう感じ。でもいいぞ、大胆で無頓着にどんどん大口をたたけ。お前の口調なら許されるぞ…。

得点王となったアラウージョや大黒も含め、J1最多の82ゴールを記録した今年のガンバ大阪の攻撃サッカーは魅力的だった。優勝したことによってガンバ大阪は来年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手にした。来年3月8日から始まるACLでの活躍も期待したい。