まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

20度台の日が続く・・日々のリアルを句に詠み込む/新俳句日記2016

2016-07-24 18:25:31 | 日記
死んだふりしても無駄だった昼寝覚  まほろば今日も29度に止まった。日差しは普通にあったが、昨日に続いて風が爽やかで、うだるような暑さにはほど遠いものであった。昨日の疲れから一日のスタートが遅れている。今夜は大河ドラマをジックリ観て、本業の傍ら所属結社分のセレクトに入りたい。この結社で私の句が受けているようだ。先代の超絶前衛から伝統回帰の数十年の流れの中で、前衛でも伝統でもない【現在】をどう俳句に詠み込むかに戸惑っている中に、私が突然現れたのだろう。先輩同人とは真逆の、何ものにもとらわれない変幻自在の句風が当たり前の自分には、今さら何にこだわっているの?というメッセージが浸透しつつあるのかもしれない。この日記の通り、ただ日々の移り変わりを句に乗せてゆくだけのことである。・・・《続く》

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オキナワの死者/新雑句雑感(101)~プロローグ5の終わり

2016-07-24 00:07:11 | 新雑句雑感
大暑来る突然の死を云うなかれ  その鐘を鳴らしてをりぬ大暑来る  ウインズに老いの一徹大暑なり  三星堆の縦目仮面の大暑かな  円内にダーツ投げ込む大暑かな  黒板の字はもう消えぬ大暑来る  厚化粧のケーシー高峰大暑来る  船団にいて思うこと大暑なり  左とん平のメモリアルアート大暑なり  振りほどき離れてゆきぬ大暑の日  死ぬ前の自己減衰作用大暑の日  自販機の百円の貼紙大暑の日  高原耕治の多行俳句大暑なり  山口もえは仏壇屋の娘大暑なり  ニンニクはガン予防の決め手大暑なり  猫にエサまた猫にエサ大暑の日  オキナワの死者一列に大暑なり

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20度台前半の涼しさ・・毎回が白紙の作句法/新俳句日記2016

2016-07-22 19:24:52 | 日記
白壁にオー・マイ・ゴッド大暑なり  まほろば
今日は時折小雨のパラつく中、爽やか夏の一日となっている。明日土曜も同じような天候なので、いろいろと片付けるチャンスである。ただ室内ではかなり蒸し暑く、エアコンをフル運転させている。都知事選も一段落し、来週早々期日前投票しておくつもりである。昨夜、久し振りに句作出来たのに続いて、後ほど2~3の季題で作っておくつもりである。既存の未登録の句もかなりあるので、これらの中から20日締切の結社分のセレクトを行いたい。これが片付かないことには、月末以降の投句の目途が立たないので頑張りたいと思う。今年は現俳協有力者の推薦で俳句大賞も取ることが出来たし、結社新人賞もいただくことが出来た。しかし、私の作句法は常に0からの出発を繰り返すというものである。実績を積み重ねて上手くなるというものではない。今夜も何をどう詠むかは全くの白紙である。・・・《続く》

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大海原/新雑句雑感(100)~プロローグ5の始まり

2016-07-22 03:18:36 | 新雑句雑感
海の日のわたしも蟹となって流離ふ  海の日の虚空は誰にも見えぬもの  海の日や東京は昔海だった  海の日やフライングドルフィン青また青  海の日のベニスに死すの狂おしさ  海の日の猫いっせいに走りだす  海の日の天声人語の何か言ふ  海の日や東京本当は海ばかり  海の日や浅草にあるおかめ像  海の日や故郷の名は大海原  海の日のネトウヨブサヨといふ無惨  海の日や陸(おか)といえども海の中  海の日の海とも浅草花やしき  海の日の金沢八景海ばかり  海の日の陛下は生前退位とあり  海の日の大和ミュージアム蒼極む  海の日の第五福竜丸の空洞

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遅すぎた新人賞・・大橋巨泉さん逝く/新俳句日記2016

2016-07-20 23:49:03 | 日記
どうにもならない夜の短さに巨泉逝く  まほろば
大橋巨泉さんが亡くなった。82歳だった。1970年前後の中高生の頃、はっぱふみふみ(=葉っぱふみふみ)・・の万年筆のCMと11PMでTVにかじり付いた。つい先日の永六輔さんといい、昭和が20世紀が消えてゆく。あるのは都知事選の虚妄や、ファーストフードやファミレスや・・三越もワシントン靴店のない新宿である。ところで、今日、ポストを覗いてみると、所属結社から新人賞の報せが届いていた。ここの人たちは私よりさらに上の世代ばかりである。巨泉さんのいない時代をどう句に詠めばいいか、思わず立ち竦んでしまう・・・《続く》

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