建物探訪

万城目学の『ザ・万遊記』を読む。

万城目さんの本は好きだ。
きっとこの人は会社員時代、近くにいたに違いない、と勝手に想像しているせいか
なんとなく親近感がある。
奇妙な思考回路の人も、なかなかおもしろいし。

さて、このエッセィだけど。
・・・「建物探訪」という長寿番組を、私は知らなかった。
何度も出てくる「渡辺篤志」「建物探訪」
まったくわからない。おもしろく、興味深くマキメさんはみていて
それで書いているんだろうと思っても、元ネタがわからないのでは話にならない。

うむむ・・・



と思っていたところが、先日の「ビフォーアフター」（TV)では
「アフターアフター」と銘打って、その渡辺篤志さんが
以前番組でリフォームしたお宅のその後を拝見しにいっていた。

それでやっと、書かれていたことのおもしろさがわかったのでした。

「なんじゃそりゃ」と思っても
寝かしておくと、「あ！このことか！」となることはあるもので。
寝かしたことを忘れる前に、理解できてよかったよ（笑）


ビフォーアフターにでてくる建築家さんたちは、まことすばらしいね、と思う。
我が家は・・・と考えてみたらば、おじさんが設計してくれた家なのだけど
おじさんは・・・一級建築士だったよ・・・・
いやいや・・・ふつうに「おじさん」として付き合っていたもので
そのすごさにはまったく気付かなかった。
ごめん、おじさん。

今年の夏、節電のためにとなるべく窓を開けて過ごしていて
風がよく通るように工夫されてるということに、いまさらながら気づきました。
建築当時はすべてが「おまかせ」で過ぎていくことに、
ほかのお宅では、やれ建具が、壁の素材が、って話してるのに、
なんでうちはないんだろう？？ってかえって不思議というか、それでいいのか感がとってもあったんだよね、
でも親戚だからなかなか言えなかった（汗）


とりあえず、もう少しこぎれいにしないとなぁ・・・
と改めて思ったり。