1月から始まったtruetearsというアニメを最近、やっと録り溜めていた中から見始めたのですが。
見始めた直後から、何だか不思議な既視感にさいなまれました。
この作品も最近の風潮通り、原作はいわゆるエロゲな訳ですが、アニメ化されるに当たり、過激なシーンは控えられ、むしろ思春期のなか、純愛っぽい雰囲気の作品になって(今のところは)います。
しばらく考えてたのですが…!
この作品のシーンや視聴後感って、私が小5に読んだ、井上靖の名作「あすなろ物語」の「深い深い雪の中で」に抱いたイメージに近いのに気がついたのです。
あすなろでは、土蔵で暮らす鮎太と祖母のところに冴子という娘が貰われてくる訳で、truetearsとは全然違うのですが、作品の風景作画のベースである、富山県氷見市付近の感じや、雪の風景が私があすなろ物語に持っていたイメージと非常に良くにていて。
極めつけは、9話の無茶なバイク疾走事件。これなんかは、冴子と加島の心中シーンを彷彿させました。
そもそも、近代の日本文学を読む時、例えば、三島由紀夫の「潮騒」でもそうだし、夏目漱石の「こころ」でもそうですが、私はこう、憧れの娘との成就しない恋やら思春期の葛藤というのを強く感じて、胸が苦しくなります。さらに得てして文学作品では、所謂バッドエンドで終わるため、何度となく読み返して、「あの時こうすれば良い方向に行くはずなのに」なんて考える。
って、考えていたら、これって、エロゲをセーブポイントからやり直すのと同じではないですか?
登場人物への思い入れだって、具体的なキャラクター画が無いから、人によって違うので、所謂「萌え」ではないものの、「性格萌え」な訳で。
そう考えると実は最近のエロゲって、ある意味では現代の文学なのかもと感じて来ました。
つまり、アニメ化されるに当たり、過激要素を排除すると、文学的になるのは必然なのかも知れません。
なんか怒られそうですが(-o-;)
日曜に第10話を迎え、1クールものだとあと4話。どこに落とすのか楽しみです。
おまけ
こう感じるまでの作品にしてくれている監督さん、構成さん、演出家さん、ありがとうございます。
おまけ2
色の白い、黒髪の長い、線の細い、優等生タイプの娘が好きなのは、もう小5の時点では、はっきりしていたようで…。趣味って変わらないものですね。軽くショックでした(>_<)
見始めた直後から、何だか不思議な既視感にさいなまれました。
この作品も最近の風潮通り、原作はいわゆるエロゲな訳ですが、アニメ化されるに当たり、過激なシーンは控えられ、むしろ思春期のなか、純愛っぽい雰囲気の作品になって(今のところは)います。
しばらく考えてたのですが…!
この作品のシーンや視聴後感って、私が小5に読んだ、井上靖の名作「あすなろ物語」の「深い深い雪の中で」に抱いたイメージに近いのに気がついたのです。
あすなろでは、土蔵で暮らす鮎太と祖母のところに冴子という娘が貰われてくる訳で、truetearsとは全然違うのですが、作品の風景作画のベースである、富山県氷見市付近の感じや、雪の風景が私があすなろ物語に持っていたイメージと非常に良くにていて。
極めつけは、9話の無茶なバイク疾走事件。これなんかは、冴子と加島の心中シーンを彷彿させました。
そもそも、近代の日本文学を読む時、例えば、三島由紀夫の「潮騒」でもそうだし、夏目漱石の「こころ」でもそうですが、私はこう、憧れの娘との成就しない恋やら思春期の葛藤というのを強く感じて、胸が苦しくなります。さらに得てして文学作品では、所謂バッドエンドで終わるため、何度となく読み返して、「あの時こうすれば良い方向に行くはずなのに」なんて考える。
って、考えていたら、これって、エロゲをセーブポイントからやり直すのと同じではないですか?
登場人物への思い入れだって、具体的なキャラクター画が無いから、人によって違うので、所謂「萌え」ではないものの、「性格萌え」な訳で。
そう考えると実は最近のエロゲって、ある意味では現代の文学なのかもと感じて来ました。
つまり、アニメ化されるに当たり、過激要素を排除すると、文学的になるのは必然なのかも知れません。
なんか怒られそうですが(-o-;)
日曜に第10話を迎え、1クールものだとあと4話。どこに落とすのか楽しみです。
おまけ
こう感じるまでの作品にしてくれている監督さん、構成さん、演出家さん、ありがとうございます。
おまけ2
色の白い、黒髪の長い、線の細い、優等生タイプの娘が好きなのは、もう小5の時点では、はっきりしていたようで…。趣味って変わらないものですね。軽くショックでした(>_<)
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